東京スポーツ杯2歳ステークス(GⅡ)/東京/馬齢/1800m(左・芝)
今週は、フルゲート18頭に対して16頭の出走登録があった
東京スポーツ杯2歳ステークスの予想について解説する。
東京スポーツ杯2歳ステークスは、過去の勝ち馬に日本ダービー馬ワグネリアン及びディープブリランテなど後のG1馬が並ぶ出世レースである。
東京スポーツ杯2歳ステークスは、札幌2歳ステークス馬ニシノデイジー(勝浦正樹)なども出走を予定しているが、新馬戦を圧勝したルヴォルグ(ムーア)が1番人気となりそうである。
そこで、競馬理論の競馬予想では、東京スポーツ杯2歳ステークスの出走予定馬の能力をステップレースごとに分析する。
まずは
札幌2歳ステークス組
1着のニシノデイジー(勝浦正樹)・2着のナイママ(柴田大知)・
の合計2頭が出走登録している。
ニシノデイジー
札幌2歳ステークスの勝利という結果は、消耗の激しいタフな競馬が向いたことは確かだが、ナイママとの競り合いを制したことは立派である。
よって、東京スポーツ杯2歳ステークスの予想では、札幌2歳ステークス勝ちの実績に敬意を評して、ニシノデイジーに押さえ程度の評価を与えるべきである。
ナイママ
札幌2歳ステークスの2着という結果は、ハイペースを早め先頭で自ら勝ちに行く競馬によるものであり、負けて強しの内容であった。
さらに、ナイママは、ゴール前でニシノデイジーを差し返すしぶとさを見せた。
よって、東京スポーツ杯2歳ステークス杯の予想では、ナイママがニシノデイジーを逆転可能と判断すべきである。
コスモス賞組
2着のアガラス(ビュイック)が出走を予定している。
アガラス
コスモス賞の2着という結果は、少し速いペースで逃げたにしても、ナイママには力負けであった。
よって、東京スポーツ杯2歳ステークスの予想では、アガラスが好走するためには楽に先行するなど展開の助けが必要と判断すべきである。
野路菊ステークス組
1着のカテドラル(福永祐一)・ヴェロックス(ルメール)
の合計2頭が出走を予定している
カテドラル
野路菊ステークスの勝利という結果は、少し折り合いを欠き気味であったものの、ヴェロックスをの追い上げを凌ぎきったことは立派である。
よって、東京スポーツ杯2歳ステークスの予想では、能力的に底を見せていない上に脚質的にも器用なカテドラルに高い評価を与えて当然である。
ヴェロックス
野路菊ステークスの2着という結果は、前が止まりにくい馬場が影響して、カテドラルを捕えることはできなかった。
また、ヴェロックスは、8馬身差で圧勝した小倉の新馬戦の内容が圧巻であった。
よって、東京スポーツ杯2歳ステークスの予想では、ヴェロックスがカテドラルを逆転してもおかしくないと判断すべきである。
東京競馬場の新馬組
ダノンラスター(モレイラ)・ルヴォルグ(ムーア)
の合計2頭が出走登録している。
ダノンラスター
新馬戦の勝利という結果は、好位のインを追走する展開に恵まれたにせよ、楽に抜け出す余裕のある内容であった。
よって、ダノンラスターにとって東京スポーツ杯2歳ステークスは試金石の一戦と判断すべきである。
ルヴォルグ
新馬戦の勝利という結果は、馬なりのまま後続を突き放しており、力の違いを見せつけた。
よって、東京スポーツ杯2歳ステークスの予想では、急激なメンバー強化を考慮しても、ルヴォルグに本命級の高い評価を与えて当然である。
新潟の新馬組
1着のホウオウサーベル(ミルコ・デムーロ)が出走登録している。
ホウオウサーベル
新馬戦の勝利という結果は、逃げ争いから離れた3番手を気分良く追走する展開に恵まれたにせよ、2着に3馬身半もの差をつけた。
また、2着のマイネルエキサイトは、次走で未勝利勝ちを収めており、レースのレベルも低くなった。
よって、東京スポーツ杯2歳ステークスの予想では、能力的に底を見せていないホウオウサーベルにもそれなりの高い評価を与えるべきである。
阪神の新馬組
ヴァンドギャルド(クリスチャン・デムーロ)・ゴータイミング(武豊)
が出走を予定している。
ヴァンドギャルド
新馬戦の勝利という結果は、直線で狭い馬群を割る勝負根性を見せつけた。
なお、新馬戦で3着のメイショウショウブは、デイリー杯2歳ステークスでも2着に好走しており、レースのレベルも低くない。
よって、東京スポーツ杯2歳ステークスの予想では、ヴァンドギャルドにも注意を払って当然である。
ゴータイミング
新馬戦の勝利という結果は、着差こそ僅かだが、ゴール前で競り合っての強さを見せた。
よって、東京スポーツ杯2歳ステークスの予想では、時計的にはイマイチなので、ゴータイミングに押さえ程度の評価を与えれば十分である。
以上、東京スポーツ杯2歳ステークスに出走登録している有力各馬の能力を分析した。
この分析結果に、展開、調教、枠順、人気及び馬場状態などの様々な要素を加味して、
東京スポーツ杯2歳ステークス(2018年)の最終的な予想を決断する。
予想屋マスター事務局スタッフ片山・麻生が担当しております。 ご意見、ご要望などいただけたら嬉しいです。