天皇賞(春)(GⅠ)/京都/定量/3200m(右・芝)
今週のメインレースは、第151回天皇賞・春である。
第151回天皇賞・春は、近年波乱が続いており、今年も混戦が予想される。そこで、競馬理論の競馬予想では、第151回天皇賞・春に出走する有力各馬の能力をステップレースごとに分析する。
阪神大賞典組からは、1着のゴールドシップ(横山典弘)、2着のデニムアンドルビー(浜中俊)、3着のラストインパクト(川田将雅)、4着のカレンミロティック(蛯名正義)及び6着のラブリーデイ(ルメール)が第151回天皇賞・春に出走する。
ゴールドシップの阪神大賞典の勝利という結果は、イン有利の馬場で終始外を回らされてのものであり、力の違いを見せつけた。
よって、第151回天皇賞・春の競馬予想においては、ゴールドシップに高い評価を与えて当然だが、前が止まらない高速馬場の京都で外を回らされてしまうと脚を余す可能性も否定出来ないと判断すべきである。
一方、デニムアンドルビー、ラストインパクト、カレンミロティック及びラブリーデイは、阪神大賞典の見所のない内容を見る限り、第151回天皇賞・春においてゴールドシップを逆転するか可能性は低い。
一方、大阪杯組からは、2着のキズナ(武豊)が第151回天皇賞・春に出走する。
キズナの大阪杯の2着という結果は、勝ったラキシスに2馬身も離されたことは少し残念だが、コース取りの差を考えるとレース内容としては一番であった。
よって、第151回天皇賞・春の競馬予想においては、 キズナが去年の雪辱を果たしてもおかしくないと判断すべきだが、追い込み一手なので前残りの展開になるとゴールドシップ同様に脚を余す可能性を頭に入れておくべきである。
一方、日経賞組からは、1着のアドマイヤデウス(岩田康誠)、2着のウインバリアシオン(福永祐一)、3着のホッコーブレーヴ(幸英明)、4着のサウンドオブアース(内田博幸)、7着のスズカデヴィアス(藤岡佑介)。8着のフェノーメノ(戸崎圭太)、9着のトーセンアルニカ(池添謙一)及び10着のクリールカイザー(田辺裕信)が第151回天皇賞・春に出走する。
アドマイヤデウスの日経賞の勝利という結果は、2着に2馬身近い差をつけており、本格化を見せつけた。
よって、第151回天皇賞・春の競馬予想においては、岩田騎手が好位のインでロスのない競馬をさせるようなら、アドマイヤデウスがG1でも通用してもおかしくないと判断すべきである。
一方、ウインバリアシオン、ホッコーブレーヴ及びフェノーメノは、日経賞で敗れはしたものの、去年の天皇賞・春で長距離適性の高さを見せているので、第151回天皇賞・春の競馬予想においては巻き返しに注意を払うべきである。
一方、サウンドオブアースの日経賞の4着という結果は、スローペースで脚を余してしまったものであり負けて強しの内容であった。
よって、第151回天皇賞・春の競馬予想においては、菊花賞のように中団のインで脚をためる競馬ができれば、悲願の重賞制覇をG1で果たせる可能性もありそうである。
一方、トーセンアルニカ及びクリールカイザーは、日経賞の見所のないレース内容を見る限り、第151回天皇賞・春の競馬予想において高い評価は不要である。
一方、ダイヤモンドステークス組からは、1着のフェイムゲーム(北村宏司)が第151回天皇賞・春に出走する。フェイムゲームのダイヤモンドステークスの勝利という結果は、
弱いメンバーに恵まれたとはいえども着差以上に強い内容であった。
よって、第151回天皇賞・春の競馬予想においては、フェイムゲームも展開に恵まれさえすれば好走可能と判断すべきである。
以上のように、競馬理論の競馬予想では、第151回天皇賞・春に出走する有力各馬の能力を分析した。
この分析結果に、展開、調教、枠順及び馬場状態などの様々な要素を加味して、第151回天皇賞・春の最終的な予想を決断する。
競馬理論のファンの方は、第151回天皇賞・春の予想をお楽しみに。
予想屋マスター事務局スタッフ片山・麻生が担当しております。 ご意見、ご要望などいただけたら嬉しいです。