天皇賞(秋)(GⅠ)/東京/定量/2000m(左・芝)
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今週は、フルゲート18頭に対して17頭の出走登録馬があった天皇賞秋が行われる。
アーモンドアイとサートゥルナーリアが人気を集めそうで、現役最強馬決定戦となりそうである。
そこで、競馬理論の競馬予想では、天皇賞秋の出走予定馬の能力をステップレースごとに分析する。
目次
まずは安田記念組
3着のアーモンドアイ(ルメール)・16着のダノンプレミアム(川田将雅)が出走登録している。
アーモンドアイ
安田記念の3着という結果は、スタートで大きな不利を受けた上にイン有利の馬場で終始外を回らされながらも、勝ち馬と同タイムまで追い込んでおり、負けて強しの内容であった。
また、アーモンドアイは、3歳牝馬ながらもジャパンカップを圧勝しており、現役最強馬であることに疑いの余地はない。
よって、天皇賞秋の予想では、アーモンドアイに人気ではあっても本命級の高い評価を与えて当然である。
ダノンプレミアム
安田記念の16着という結果は、スタートで不利を受けて、全く競馬にならなかっただけであり度外視可能である。
なお、ダノンプレミアムは、金鯱賞で後の宝塚記念馬リスグラシューを破っており、能力的には互角以上である。
ただし、ダノンプレミアムは、いつもスローペースを先行する展開に恵まれている感がある。
よって、天皇賞秋の予想では、ダノンプレミアムにも高い評価を与えるべきだが、勝ち切るには楽に先行するなど展開の助けが必要とも判断すべきである。
神戸新聞杯組
1着のサートゥルナーリア(スミヨン)が出走を予定している。
サートゥルナーリア
神戸新聞杯の勝利という結果は、スローペースを先行する展開に恵まれたことは確かだが、上がり32秒3の脚で後続を圧倒した。
また、サートゥルナーリアは、出遅れて外を回らされた日本ダービーこそ敗れはしたものの、能力的には底を見せていない。
よって、天皇賞秋の予想では、サートゥルナーリアにも本命級のかなり高い評価を与えて当然である。
毎日王冠組
2着のアエロリット(戸崎圭太)・5着のランフォザローゼス・9着のケイアイノーテックの合計3頭が出走登録している。
アエロリット
毎日王冠の2着という結果は、開幕週を楽に先行する展開に恵まれたにもかかわらず、ダノンキングリーに差し込まれてしまった。
よって、天皇賞秋の予想では、アエロリットが好走するためには再度楽に先行するなど展開の助けが必要と判断すべきである。
ランフォザローゼス・ケイアイノーテック毎日王冠のレース内容は見どころがなかった。
よって、天皇賞秋の予想では、ランフォザローゼス及びケイアイノーテックに高い評価は不要である。
札幌記念組
4着のワグネリアン(福永祐一)が出走を予定している。
ワグネリアン
札幌記念の4着という結果は、自ら勝ちに行った分だけゴール前で止まってしまったが、G1級の豪華メンバーであったことを考えると悲観すべき内容でもない。なお、ワグネリアンは、日本ダービー馬であり、実績的には遜色がない。
よって、天皇賞秋の予想では、ワグネリアンにもそれなりの評価を与えるべきである。
宝塚記念組
3着のスワーヴリチャード(ミルコ・デムーロ)・4着のアルアイン(北村友一)・11着のマカヒキ(武豊)の合計2頭が出走登録している。
スワーヴリチャード
宝塚記念の3着という結果は、復調気配をうかがわせる内容ではあったが、前残りの行ったきりの競馬で流れ込んだだけでもある。
よって、天皇賞秋の予想では、スワーヴリチャードが好走するためには展開の助けが必要と判断すべきである。
アルアイン
宝塚記念の4着という結果は、好位のインを追走してのものであり、着順ほど見どころはなかった。
よって、天皇賞秋の予想では、アルアインに高い評価は不要である。
マカヒキ
宝塚記念のレース内容は見どころがなかった。
よって、天皇賞秋の予想では、マカヒキにも高い評価は不要である。
オールカマー組
1着のスティッフェリオ(丸山元気)・6着のゴーフォザサミット・9着のウインブライト(松岡正海)の合計3頭が出走を予定している。
スティッフェリオ
オールカマーの勝利という結果は、逃げ馬不在のメンバー構成で楽に逃げる展開に恵まれたものである。
よって、天皇賞秋の予想では、スティッフェリオに高い評価は不要である。
ゴーフォザサミット・ウインブライト
オールカマーのレース内容は見どころがなかった。
よって、天皇賞秋の予想では、ゴーフォザサミット及びウインブライトに高い評価は不要である。
新潟記念組
1着のユーキャンスマイル(岩田康誠)・3着のカデナ(武藤雅)の合計2頭が出走登録している。
ユーキャンスマイル
新潟記念の勝利という結果は、一線級不在の弱いメンバー構成とインがポッカリと開く展開に恵まれたものであり、過大評価は禁物である。
よって、天皇賞秋の予想では、急激なメンバー強化を考えると、ユーキャンスマイルに高い評価は不要である。
カデナ
新潟記念の3着という結果は、よく追い込んだが、メンバーが弱かったことに恵まれた。
よって、天皇賞秋の予想では、カデナにも高い評価は不要である。
京都大賞典組
1着のドレッドノータス(坂井瑠星)が出走を予定している。
ドレッドノータス
京都大賞典の勝利という結果は、開幕週の馬場で好位のインを追走する展開に恵まれて、11番人気ながらも大波乱を演出した。
よって、天皇賞秋の予想ではドレッドノータスに高い評価は不要である。
以上、天皇賞秋に出走登録している有力各馬の能力を分析した。
この分析結果に、展開、調教、枠順、人気及び馬場状態などの様々な要素を加味して、天皇賞秋(2019年)の最終的な予想を決断する。
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