天皇賞(秋)(GⅠ)/東京/定量/2000m(左・芝)
今週のメインレースは天皇賞秋(2016年)である。
天皇賞秋(2016年)は、中心馬不在の混戦模様である。
そこで、競馬理論の競馬予想では、天皇賞秋(2016年)に出走する有力各馬の能力をステップレースごとに分析する。
毎日王冠組からは、1着のルージュバック(戸崎圭太)、2着のアンビシャス(横山典弘)、3着のヒストリカル(田中勝春)、5着のステファノス(川田将雅)、8着のロゴタイプ(田辺裕信)及び10着のクラレント(小牧太)が天皇賞秋(2016年)に出走する。
ルージュバックの毎日王冠の勝利という結果は、牡馬の一線級を外から差し切る強い内容であった。
よって、天皇賞秋(2016年)の競馬予想においても、ルージュバックに高い評価を与えて当然である。
アンビシャスの毎日王冠の2着という結果は、切れ負けしたものだが、斤量差を考慮すると、レース内容としてはルージュバックと互角である。
よって、天皇賞秋(2016年)の競馬予想においては、展開次第で、アンビシャスがルージュバックを逆転可能と判断すべきである。
ステファノスの毎日王冠の5着という結果は、内で包まれて能力を発揮できておらず度外視可能である。
よって、天皇賞秋(2016年)の競馬予想においては、去年2着の内容を考慮すると、ステファノスの巻き返しに注意を払うべきである。
ヒストリカル、ロゴタイプ及びクラレントは、毎日王冠の見所のないレース内容を見る限り、天皇賞秋(2016年)の競馬予想において高い評価は不要である。
京都大賞典組からは、2着のアドマイヤデウス(岩田康誠)及び3着のラブリーデイ(ルメール)が天皇賞秋(2016年)に出走する。
アドマイヤデウスの京都大賞典の2着という結果は、開幕週の馬場且つスローペースの好位のインを追走する展開に恵まれたものであり、レース内容としての価値は高くない。
よって、天皇賞秋(2016年)の競馬予想においては、アドマイヤデウスに高い評価は不要である
ラブリーデイの京都大賞典の3着という結果は、2キロの斤量差で前を捕えられなかっただけで悲観すべき内容ではないが、去年ほど充実していないことも確かである。
よって、天皇賞秋(2016年)の競馬予想においては、ラブリーデイが連覇するためには、展開などの助けが必要と判断すべきである。
一方、札幌記念組からは、2着のモーリス(ムーア)及び5着のヤマカツエース(池添謙一)が天皇賞秋(2016年)に出走する。
モーリスの札幌記念の2着という結果は、逃げたネオリアリズムに外を回らされた分だけ届かなかったものであり、2000mにメドをつけた。
ただし、
外からレインボーラインに迫られたことを考慮すると、モーリスにとって2000mがベストでないことも確かである。
よって、天皇賞秋(2016年)の競馬予想においては、年度代表馬モーリスに敬意を表しつつも、絶対視までは禁物である。
ヤマカツエースは、札幌記念の見所のないレース内容を見る限り、天皇賞秋(2016年)の競馬予想において高い評価は不要である。
海外遠征帰りとしては、エイシンヒカリ(武豊)が天皇賞秋(2016年)に出走する。
エイシンヒカリは、去年の天皇賞秋こそ先手が取れずに惨敗してしまったが、その後海外でG1を2勝している。
よって、天皇賞秋(2016年)の競馬予想においては、前が止まりにくい馬場になるようであれば、エイシンヒカリの逃げ粘りにも注意を払うべきである。
オールカマー組からは、2着のサトノノブレス(シュタルケ)が天皇賞秋(2016年)に出走する。
サトノノブレスのオールカマーの2着という結果は、着差こそ僅かだが、ゴールドアクターには力負けであった。
よって、天皇賞秋(2016年)の競馬予想においては、イン有利の馬場で内枠を引いて展開に恵まれそうな場合のみ、サトノノブレスに注意を払えば十分である。
以上のように、競馬理論の競馬予想では、天皇賞秋(2016年)に出走する有力各馬の能力を分析した。
この分析結果に、展開、調教、枠順及び馬場状態などの様々な要素を加味して、天皇賞秋(2016年)の最終的な予想を決断する。
競馬理論のファンの方は、天皇賞秋(2016年)の予想をお楽しみに。
予想屋マスター事務局スタッフ片山・麻生が担当しております。 ご意見、ご要望などいただけたら嬉しいです。