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2012/10/26 2016/08/19

【 天皇賞(秋)2012予想】 カレンブラックヒルの六連勝なるか?

出走日:2012年10月28日(日)
天皇賞(秋)(GⅠ)/東京/定量/2000m(左・芝)

今週のメインレースは、第146回天皇賞・秋である。

第146回天皇賞・秋では、無傷の5連勝を飾ったカレンブラックヒルなどの3歳馬が出走することもあり、例年以上に混戦模様である。
そこで競馬理論は、第146回天皇賞・秋に出走する有力各馬の能力をステップレースごとに分析する。

毎日王冠組からは、1着のカレンブラックヒル(秋山真一郎)、2着のジャスタウェイ(内田博幸)、3着のタッチミーノット、9着のエイシンフラッシュ(デムーロ)、14着のシルポート(小牧太)及び16着のフェデラリスト(横山典弘)が第146回天皇賞・秋に出走する。

カレンブラックヒルの毎日王冠の結果は、前2頭が競り合って作り出されたハイペースを早めに勝ちに行く横綱競馬でのものと判断もできるが、掲示板を確保した5頭のうちの4頭が内目を走っており、ロスのない競馬に恵まれたと判断することもできる。

またカレンブラックヒルは、2馬身半の着差をつけてNHKマイルカップを制しているのだが、1000m通過59秒9というスローペースの単騎逃げに恵まれたものであり、圧倒的な強さと判断すべきでもない。
よって第146回天皇賞・秋の競馬予想においては、5連勝と能力的に底を見せていないカレンブラックヒルに高い評価を与えるべきではあるが、これまでのレース内容を考えると絶対的な評価までは禁物である。
ただしカレンブラックヒルは、器用な先行力があり競馬も上手なので、イン有利の馬場となって内枠を引くようであれば、更に評価を上げるべきとも競馬理論では判断している。

一方、ジャスタウェイの毎日王冠の結果は、好走した5着以内の馬のうちの4頭がコーナーでラチ沿いを通るという競馬の中で、唯一内目を走らずに出されたものであり、また2キロの斤量差があったことを考慮しても、レース内容としてはカレンブラックヒルと互角である。

よって第146回天皇賞・秋の競馬予想においては、差しが届く展開や馬場になるようであれば、ジャスタウェイにカレンブラックヒルと互角の評価を与えるべきである。

タッチミーノットの毎日王冠の結果は、ラチ沿いでロスのない競馬をしたものであり、レース内容としては3着ほどの価値はない。

よって第146回天皇賞・秋においては、タッチミーノットに高い評価は不要である。

エイシンフラッシュの毎日王冠の結果は、ラチ沿いを通った馬が上位を独占する展開で終始外を回らされてのものであり、度外視可能である。

よって第146回天皇賞・秋の予想においては、スローペースの展開から得意の瞬発力勝負となるようであれば、エイシンフラッシュに高い評価を与えるべきである。

シルポート及びフェデラリストは、毎日王冠の見所のないレース内容から、第146回天皇賞・秋の競馬予想においても高い評価は不要である。

京都大賞典組からは、1着のメイショウカンパクが第146回天皇賞・秋に出走する。

メイショウカンパクの京都大賞典の結果は、不振が続いているオウケンブルースリが2着に好走できる弱いメンバー構成及びハイペースの展開に恵まれたものであり、過大評価は禁物である。

よって第146回天皇賞・秋の競馬予想においては、メイショウカンパクに高い評価は不要である。

オールカマー組からは、1着のナカヤマナイト(柴田善臣)、12着のマイネルスターリー、13着のネヴァブション(三浦皇成)が第146回天皇賞・秋に出走する。

ナカヤマナイトのオールカマーの結果は、早めの抜け出しで力の違いを見せつけたとも言えるが、G2にしてはかなり弱いメンバー構成に恵まれてのものである。

よって第146回天皇賞・秋においては、G1戦線では勝負になっていないナカヤマナイトに押さえ程度の評価を与えれば十分である。

マイネルスターリー及びネヴァブションは、オールカマーの見所のないレース内容を見る限り、第146回天皇賞・秋で好走する可能性は低い。

宝塚記念組からは、2着のルーラーシップ(メンディバザル)、7着のアーネストリー(佐藤哲三)及び12着のトゥザグローリー(岩田康誠)が、第146回天皇賞・秋に出走する。

ルーラーシップの宝塚記念の結果は、オルフェーヴルにこそ力負けであったが、3着以下には1馬身以上の差をつけており、現役では屈指の実力を見せつけたものと言える。

よって第146回天皇賞・秋の競馬予想においては、休み明けで仕上がりさえ万全であれば、ルーラーシップにも本命級の高い評価を与えるべきである。
ただしルーラーシップは、スタートに難があるので、イン有利の馬場などで過剰に人気になった場合には押さえ評価にとどめるのも一つの手と、競馬理論では判断している。

アーネストリー及びトゥザグローリーは、宝塚記念のないレース内容を見る限り、第146回天皇賞・秋の競馬予想において高い評価は不要である。
ただしトゥザグローリーは、好位のインを走ると最大限に能力を発揮するので、イン有利の馬場となって内枠を引いた場合には少し評価を上げるべきとも競馬理論では判断している。

天皇賞・春組からは、2着のトーセンジョーダン(スミヨン)及び4着のジャガーメイル(石橋脩)が、第146回天皇賞・秋に出走する。

トーセンジョーダンの天皇賞・春の2着は、前残りの展開に恵まれたものではあるが、極端にイン有利な馬場で、かつ外枠からの発走ということを考えると、レース内容としては勝ったビートブラックを上回る。

またトーセンジョーダンは、去年の天皇賞・秋の勝ち馬でもあり、府中2000mは得意な舞台でもある。
よって第146回天皇賞・秋においても、去年のように好位のインで脚を溜める競馬ができれば、トーセンジョーダンの連覇の可能性もあり得ると判断すべきである。

ジャガーメイルは、2000mでは距離が短いので、第146回天皇賞・秋においては、高い評価は不要である。

札幌記念組からは、ダークシャドウ(福永祐一)が第146回天皇賞・秋に出走する。
ダークシャドウの第146回天皇賞・秋の結果は、いつもと異なる先行する競馬で差されてしまったものではあるが、イン有利の馬場で2番手を追走する有利な展開であったことを考慮すると、少し残念な内容であった。

ただしダークシャドウは、去年の天皇賞・秋において2着に敗れはしたものの、直線で前が壁になる大きな不利を受けてのものであり、レース内容としてはトーセンジョーダンを上回る。

よって第146回天皇賞・秋においては、ダークシャドウにトーセンジョーダンより上の、かなり高い評価を与えるべきである。

セントライト記念組からは、1着のフェノーメノ(蛯名正義)が第146回天皇賞・秋に出走する。
フェノーメノのセントライト記念の結果は、

イン有利の馬場で、外を回って早めに先頭に立つ横綱競馬によるものであり、着差以上に強いレース内容であった。
またセントライト記念2着のスカイディグニティは、菊花賞でも2着と好走しており、セントライト記念のレベルも低くはない。
さらに、毎日王冠や富士ステークスで3歳馬が上位を独占していることからもわかるように、今年の3歳馬のレベルはかなり高い。
その強い3歳世代の日本ダービーにおいても、フェノーメノは、一番強いレース内容で2着と好走しており、現在の3歳世代ではトップクラスの能力を秘めると言える。
よって、第146回天皇賞・秋においては、3歳馬といえどもフェノーメノに本命級の高い評価を与えるべきである。

以上のように競馬理論は、第146回天皇賞・秋に出走する有力各馬の能力を分析した。
この分析結果に、枠順、展開、調教及び馬場状態などの様々な要素を加味して、第146回天皇賞・秋の最終的な予想を決断する。
競馬理論のファンの方は、第146回天皇賞・秋の予想をお楽しみに。

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この記事を書いた人
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