宝塚記念(GⅠ)/阪神/定量/2200m(右・芝)
今週のメインレースは、春のグランプリの第53回宝塚記念(2012年)である。
第53回宝塚記念(2012年)は、3冠馬オルフェーヴルが天皇賞で11着と大敗を喫したことにより混戦模様である。
また今年も、第53回宝塚記念(2012年)デーに大阪で万馬券的中セミナーを開催することもあり、予想にも力が入る。
そこで第53回宝塚記念の競馬理論の競馬予想は、第53回宝塚記念(2012年)に出走する有力各馬の能力をステップレースごとに分析する。
天皇賞・春(2012年)組からは、1着のビートブラック(石橋脩)、3着のウインバリアシオン(岩田康)
及び11着のオルフェーヴル(池添)が 第53回宝塚記念(2012年)に出走する。
ビートブラックの天皇賞・春(2012年)の勝利は、長距離のスタミナ比べが得意であることによるものでもあるが、殆どの有力馬が断然人気のオルフェーヴルをマークして仕掛けが遅れる展開に恵まれたものであり、極端にインが有利な京都の高速馬場で1枠からロスのない競馬をしたことをも考慮すると、レース内容としての価値は高くない。
よって第53回宝塚記念(2012年)、ビートブラックに天皇賞馬ほどの高い評価は不要と
第53回宝塚記念の競馬理論の競馬予想では判断している。
ウインバリアシオンの天皇賞・春(2012年)の3着は、インが極端に有利な馬場の影響の中、前残りの展開で唯一大外から追い込んでのものであり、6馬身もの着差を考慮してもビートブラック以上に強いレース内容であった。
よって第53回宝塚記念(2012年)、ウインバリアシオンにビートブラック以上の評価を与えるべきである。
ただしウインバリアシオンは、追い込み一手の脚質なので、第53回宝塚記念(2012年)で好走するためには、
追い込みが届く展開や馬場になる必要があるとも第53回宝塚記念の競馬理論の競馬予想では判断している。
一方、オルフェーヴルの天皇賞・春(2012年)の11着は、前残りの展開で押さえ過ぎたことやイン有利の馬場で終始外を回らされたことを考慮すれば、度外視することもできるが、負け過ぎの点は気になる。
しかしながら、イン有利の馬場で外をまくって楽勝した菊花賞、超スローペースを差し切った有馬記念、
外に逸走しながらも2着を確保した阪神大賞典の内容から、オルフェーヴルが現役最強であることは疑いの余地がない。
よって、第53回宝塚記念(2012年)、 オルフェーヴルが本調子で出走さえしてくれば楽勝もあり得ると
第53回宝塚記念の競馬理論の競馬予想では判断している。
鳴尾記念(2012年)組からは、1着のトゥザグローリー(福永祐一)、2着のショウナンマイティ(浜中)、
4着のナカヤマナイト(柴田善)及び5着のアーネストリー(佐藤哲)が第53回宝塚記念(2012年)に出走する。
トゥザグローリーの鳴尾記念(2012年)の勝利は、1000m通過62秒3のスローペースを2番手追走から押し切ったものであり、レース内容の評価としては微妙なものがある。
よって第53回宝塚記念(2012年)、G1では少し力不足のトゥザグローリーにそれ相応の評価を与えれば十分である。
ただしトゥザグローリーは、好位からの競馬が可能な器用な脚質を持つので、イン有利の馬場で好位のインを追走するような展開になれば、激走も可能と第53回宝塚記念の競馬理論の競馬予想では判断している。
ショウナンマイティの鳴尾記念(2012年)の2着は、超スローペースを上がり32秒9の脚で追い込んだが届かなかったものであり、レース内容としてはトゥザグローリーを上回る。
またショウナンマイティは、産経大阪杯においても、天皇賞2着のトーセンジョーダンなどを楽に差し切っており、
瞬発力は現役ナンバーワンである。
よって第53回宝塚記念(2012年)、外も伸びる馬場状態にさえなれば、ショウナンマイティが一瞬の切れ味を生かし、
まとめて差し切ってもおかしくないと第53回宝塚記念の競馬理論の競馬予想では判断している。
一方、ナカヤマナイト及びアーネストリーは、鳴尾記念の見所のないレース内容を見る限り、
第53回宝塚記念(2012年)で逆転するのは難しい。
ただしアーネストリーは、去年の宝塚記念でブエナビスタを破って勝利を収めており、
本来の先行力を生かして後続に脚を使わせる競馬をするようであれば、一変も可能と第53回宝塚記念の競馬理論の競馬予想では判断している。
ショウナンマイティが制した産経大阪杯(2012年)組からは、フェデラリスト(蛯名)が第53回宝塚記念(2012年)に出走する。
フェデラリストの産経大阪杯の(2012年)2着は、ショウナンマイティに1馬身以上の差をつけられており、力負けであった。
よって第53回宝塚記念(2012年)、フェデラリストがショウナンマイティを逆転する可能性は低い。
ただしフェデラリストは、好位での競馬が可能なので、第53回宝塚記念(2012年)がイン有利の馬場で行われて好位のインを追走できるようであれば、追い込み一手のショウナンマイティを逆転可能と第53回宝塚記念の競馬理論の競馬予想では判断している。
ヴィクトリアマイル(2012年)組からは、1着のホエールキャプチャ(横山典)が第53回宝塚記念(2012年)に出走する。
ホエールキャプチャのヴィクトリアマイル(2012年)の勝利は、スローのインの3番手という絶好の展開に恵まれたものであり、レース内容としての価値は高くない。
またヴィクトリアマイル2着のドナウブルーが安田記念で10着に、ヴィクトリアマイル3着のマルセリーナが安田記念で17着に、
ヴィクトリアマイル4着のアパパネが安田記念で16着に敗れていることからもわかるように、
ヴィクトリアマイル(2012年)組は牡馬の一線級相手では通用していない。
よって第53回宝塚記念(2012年)、ホエールキャプチャに高い評価は不要と第53回宝塚記念の競馬理論の競馬予想では判断している。
海外の遠征組からは、エイシンフラッシュ(ルメール)及びルーラーシップ(ウィリアムズ)が
第53回宝塚記念(2012年)に出走する。
エイシンフラッシュは、ドバイワールドカップでこそ通用しなかったが、日本ダービー馬であり、実績的には遜色ない。
更にエイシンフラッシュは、去年の宝塚記念でも僅差の3着と、阪神コースの適性も高い。
よって第53回宝塚記念、得意のスローの瞬発力勝負になるようであれば、エイシンフラッシュが遠征帰りを克服して好走する可能性は高いと、第53回宝塚記念の競馬理論の競馬予想では判断している。
一方、ルーラーシップは、クイーンエリザベスカップで悲願のG1制覇を果たしたが、次は日本でのG1制覇を狙う。
そこでルーラーシップが、果たして日本の一線級相手とでも通用するかがポイントとなるが、
出遅れて大外から上がりナンバーワンの脚で追い込んだ有馬記念の内容や
大出遅れから大外をぶん回して楽勝した金鯱賞の内容を見ると、能力的には日本のG1でいつ勝利を収めてもおかしくない。
よって、第53回宝塚記念(2012年)、ルーラーシップに本命級の高い評価を与えて当然である。
ただしルーラーシップは、スタートに難があることにより、これまでのG1で勝ちきれなかった。
そのため第53回宝塚記念(2012年)においても、ルーラーシップにはスタートでの出遅れを考慮して
最終的な評価を下すべきとも、第53回宝塚記念の競馬理論の競馬予想では判断している。
以上のように第53回宝塚記念の競馬理論の競馬予想は、第53回宝塚記念(2012年)に出走する有力各馬の能力を分析した。
この分析結果に、枠順、展開、調教及び馬場状態などの様々な要素を加味して、第53回宝塚記念(2012年)の最終的な予想を決断する。
第53回宝塚記念の競馬理論の競馬予想のファンの方は、第53回宝塚記念(2012年)の最終的な予想をお楽しみに。
予想屋マスター事務局スタッフ片山・麻生が担当しております。 ご意見、ご要望などいただけたら嬉しいです。