宝塚記念(GⅠ)/阪神/定量/2200m(右・芝)
今週は、フルゲート18頭に対して13頭の出走登録馬にとどまった春のグランプ 宝塚記念(2019年)の予想について解説する。
頭数こそ寂しいが、春のグランプリに相応しい好メンバーが揃った。
ダービー馬レイデオロが1番人気となりそうだが、ドバイ帰りということもあり、混戦が予想される。
そこで、競馬理論の競馬予想では、出走予定馬の能力をステップレースごとに分析する。
目次
まずは大阪杯組
1着のアルアイン(北村友一)・2着のキセキ(川田将雅)・ 4着のマカヒキ(岩田康誠)・7着のスティッフェリオ(丸山元気) の合計4頭が出走登録している。
アルアイン
大阪杯の勝利という結果は、外が全く伸びない馬場で好位のインを追走する展開に恵まれたものであり、レース内容としての価値は微妙である。
よって、宝塚記念の予想では、再度内枠を引いて好位のインを追走できるようであればアルアインにそれなりの評価は必要だが、大阪杯馬というだけで過大評価は禁物である。
キセキ
大阪杯の2着という結果は、スローペースで楽に先行する展開に恵まれたものだが、逃げない競馬でも粘ったことは立派である。
よって、宝塚記念の予想では、メンバー的にも楽に逃げを打てそうなので、キセキの逃げ粘りには注意を払うべきである。
ただし、キセキは、前が止まり難い馬場での好走が目立つので、キセキが好走するかどうかは馬場次第でもある。
マカヒキ・スティッフェリオ
大阪杯の敗戦は、見所がなかった。
よって、宝塚記念の予想では、マカヒキ、スティッフェリオ及びクリンチャーに高い評価は不要である。
ドバイシーマクラシック組
3着のスワーブリチャード(ミルコ・デムーロ)・6着のレイデオロ(ルメール)
の合計2頭が出走を予定している。
スワーブリチャード
ドバイシーマクラシックの3着という結果は、4着以下を大きく離しており、悲観すべき内容ではない。
ただし、スワーブリチャードは、去年の秋の走りを見る限り、勝ち切るには展開などの助けが必要である。
よって、宝塚記念の予想では、スワーブリチャードに押さえ程度の評価を与えれば十分である。
レイデオロ
ドバイシーマクラシックの6着という結果は、海外遠征で全く能力を発揮できなかった。
なお、レイデオロは、去年の秋の天皇賞において着差以上に強い内容での勝利、有馬記念では負けて強しの2着と、現役屈指の能力を秘めることに疑いの余地はない。
よって、宝塚記念の予想では、レイデオロの巻き返しに注目して当然である。
天皇賞春組
4着のエタリオウ(横山典弘)・10着のクリンチャー(三浦皇成)
の合計2頭が出走登録している。
エタリオウ
天皇賞春の4着という結果は、2番人気を裏切ってしまったが、スローペースで最後方と位置取りが悪すぎた。
ただし、エタリオウは、スタートが悪いので、後方からの競馬となってしまうことは頭に入れておくべきである。
よって、宝塚記念の予想では、外の差しが届く展開になるようであれば、エタリオウにも注意を払うべきである。
クリンチャー
天皇賞春のレース内容は見所がなかった。
よって、宝塚記念の予想では、クリンチャーに高い評価は不要である。
クイーンエリザベス2世カップ組
3着のリスグラシュー(レーン)が出走を予定している。
リスグラシュー
クイーンエリザベス2世カップの3着という結果は、、、、 勝って欲しかったことも確かだが、海外遠征でも崩れないことは立派である
また、リスグラシューは、牡馬の一線級が揃った金鯱賞でもスローの前残りの展開の中で2着に追い込んでおり、牡馬相手でも通用する能力を示した。
よって、宝塚記念の予想では、レーン騎手騎乗をも考慮して、リスグラシューにもかなり高い評価を与えるべきである。
以上、宝塚記念に出走登録している有力各馬の能力を分析した。
この分析結果に、展開、調教、枠順、人気及び馬場状態などの様々な要素を加味して、 宝塚記念(2019年)の最終的な予想を決断する。
予想屋マスター事務局スタッフ片山・麻生が担当しております。 ご意見、ご要望などいただけたら嬉しいです。