MBS賞スワンステークス(GⅡ)/京都/別定/1400m(右・芝)
今週は、フルゲート18頭に対して13頭の出走登録にとどまった
スワンステークス(2018年)の予想について解説する。
スワンステークスは、マイルチャンピオンシップへのステップレースということもあり、秋の短距離戦線を占う意味でも注目を集める
安田記念馬モズアスコットが人気を集めそうだが、休み明けで58キロということもあり、混戦が予想される。
そこで、競馬理論の競馬予想では、スワンステークスの出走予定馬の能力をステップレースごとに分析する。
安田記念組
1着のモズアスコット(ルメール)・12着のレーヌミノル(和田竜二)
の合計2頭が出走登録している。
モズアスコット
安田記念の勝利という結果は、コースロスを極力避けたルメール騎手の好騎乗に恵まれたことも確かだが、マイルの一線級を差し切ったことは立派である。
なお、モズアスコットは、今年に入ってパーフェクト連対を果たしており、休み明け及び1400mも苦にしない。
よって、スワンステークスの予想では、G2にしてはメンバーが冴えない点を考慮すると、断然人気が予想されるモズアスコットに本命級の高い評価を与えて当然である。
レーヌミノル
安田記念の12着という結果は、2番手を追走したものの、力負けで止まってしまった。
なお、レーヌミノルは、去年のマイルチャンピオンシップで4着に好走しており、展開次第では一線級相手でも通用する実力を秘める。
よって、スワンステークスの予想では、レーヌミノルに、モズアスコットの相手候補程度の評価は与えるべきである。
京成杯オータムハンデキャップ組
4着のロードクエスト(ミルコ・デムーロ)が出走を予定している。
ロードクエスト
京成杯オータムハンデキャップの4着という結果は、抜群の手応えのまま直線に向いたが、前が詰まって脚を余してしまった。
なお、京成杯オータムハンデキャップの3着馬ロジクライと2着馬ワントゥワンが次走の富士ステークスでG1馬を破ってワンツーフィニッシュを決めており、レースのレベルも高かった。
よって、スワンステークスの予想では、近走で復調気配をうかがわせるロードクエストにも高い評価を与えて当然である。
スプリンターズステークス組
9着のヒルノデイバロー(四位洋文)が出走登録している。
ヒルノデイバロー
スプリンターズステークスの9着という結果は、好位のインを追走して伸びを欠いており、力負けであった。
ただし、ヒルノデイバローは、去年のスワンステークスの2着馬であり、能力的には差がない。
よって、スワンステークスの予想では、ヒルノデイバローの巻き返しにも注意を払うべきである。
都大路ステークス組
3着のグァンチャーレが出走を予定している。
グァンチャーレ
都大路ステークスの3着という結果は、イン有利の馬場で好位のインを追走する展開に恵まれた割には伸びなかった。
ただし、都大路ステークスは、2着馬が後に函館記念を制しているように、オープン特別にしてはレベルの高い一戦でもあった。
よって、スワンステークスの予想では、グァンチャーレにも押さえ程度の評価は与えるべきである。
キーンランドカップ組
8着のデアレガーロ(福永祐一)が出走登録している。
デアレガーロ
キーンランドカップの8着という結果は、力負けではあったが、内目を通った馬が上位を独占する展開だったので、着順ほど悲観すべき内容ではない。
よって、スワンステークスの予想では、京都牝馬ステークスで2着だった京都1400mが舞台と言うことを考慮すると、多少の注意は払うべきである。
ポートアイランドステークス組
2着のベステンダンクが出走を予定している。
ベステンダンク
ポートアイランドステークスの2着という結果は、ミエノサクシードに切れ負けしてしまったが、先行すればシブトイことをしめした。
また、ベステンダンクは、楽に逃げを打てれば米子ステークスを楽勝した実績がある。
よって、スワンステークスの予想では、単騎逃げ濃厚のメンバー構成を考慮すると、ベステンダンクの逃げ粘りにも注目すべきである。
以上、スワンステークスに出走登録している有力各馬の能力を分析した。
この分析結果に、展開、調教、枠順、人気及び馬場状態などの様々な要素を加味して、
スワンステークス(2018年)の最終的な予想を決断する。
予想屋マスター事務局スタッフ片山・麻生が担当しております。 ご意見、ご要望などいただけたら嬉しいです。