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2012/07/02 2012/11/09

【 セントライト記念2012予想】 第63回セントライト記念

出走日:2012年07月08日(日)
朝日杯セントライト記念(GⅡ)/中山/馬齢/2200m(右・芝)

今週のメインレースは、第63回セントライト記念である。第63回セントライト記念は、3着まで菊花賞の優先出走権が与えられることもあり、素質馬が揃った。そこで、第63回セントライト記念に出走する有力各馬をステップレースごとに分析する。

第63回セントライト記念は、3歳チャンピオン決定戦の日本ダービー組からは、4着のナカヤマフェスタ(蛯名)、7着のゴールデンチケット(内田博)、8着のマッハヴェロシティ(柴田善)及び14着のトライアンフマーチ(武幸四郎)が第63回セントライト記念に出走する。ナカヤマフェスタは、追い込みがまったく届かない極悪馬場で行われた日本ダービーにおいて、後方の外目からレースを進め、直線でも大外から4着に追い込んだ。ナカヤマフェスタの第76回日本ダービーの4着は、インの3番手を走って勝利したロジユニヴァース、離れた2番手から2着に粘り込んだリーチザクラウンと先行馬が上位を独占する中で、終始大外を回らされてのものであり、レース内容的な価値は非常に高い。よって、第63回セントライト記念においても、休み明けといえども、3歳世代でもトップクラスの実力を秘めるナカヤマフェスタに高い評価を与えるべきである。ただし、中山競馬の開幕週を振り返る限り、今の中山の芝コースはインが極端に有利な馬場状態なので、ナカヤマフェスタが外枠を引いたときには過信は禁物と競馬理論では判断している。

一方、ゴールデンチケットは、日本ダービーにおいて、ロジユニヴァースの外目を追走したが、7着に敗れてしまった。ゴールデンチケットの日本ダービーの7着は、先行馬に有利な馬場状態で先行してのものであり、レース内容的には着順ほどの価値はない。よって、第63回セントライト記念、能力的に、ゴールデンチケットならば、ナカヤマフェスタに高い評価を与えるべきである。ただし、今の極端にイン有利な馬場状態が続くようであれば、内田騎手が逃げの手を選びそうなゴールデンチケットが展開利を生かして粘り込んでもおかしくないと競馬理論では判断している。

一方、マッハヴェロシティは、日本ダービーにおいて、ロジユニヴァースの直後のインを追走したが、8着に敗れてしまった。マッハヴェロシティの日本ダービーの8着は、ゴールデンチケットと同様に、先行馬有利な馬場に恵まれてのものであり、レース内容的な価値は低い。よって、第63回セントライト記念、マッハヴェロシティには、ゴールデンチケットと同等程度の評価が妥当である。ただし、イン有利な馬場で内枠を引いた場合には、好位のインを追走できそうなマッハヴェロシティの評価を上げなければならないと競馬理論では判断している。

一方、トライアンフマーチは、道悪の日本ダービーでまったく競馬にならず、14着に敗れてしまった。ただし、トライアンフマーチは、皐月賞で2着に好走しており、実績的にはNo.1と見ることもできる。しかしながら、トライアンフマーチの皐月賞の2着は、追い込み馬が上位を独占した超ハイペースの展開に恵まれてのものであって、レース内容的な価値は低い。よって、第63回セントライト記念、トライアンフマーチに皐月賞2着馬ほどの高い評価は禁物と競馬理論では判断している。

第63回セントライト記念は、別路線組では、アドマイヤメジャー(安藤勝)及びフォゲッタブルが第63回セントライト記念で注目される。アドマイヤメジャーは、3連勝中と底を見せていない。また、前走の三田特別の勝利は、初の古馬相手にもかかわらず、2着に2馬身以上の差をつけている上に、時計的にも悪くないので、第63回セントライト記念のメンバーに入っても能力的に遜色はない。また、先行力もあるので、今のイン有利な中山競馬の芝コースも味方しそうである。よって、第63回セントライト記念、初の重賞挑戦となるアドマイヤメジャーにも高い評価を与えるべきと競馬理論では判断している。

一方、フォゲッタブルは、エアグルーヴの子供ということもあり、血統的に注目される。しかしながら、フォゲッタブルは、アドマイヤメジャーに完敗しているように、現時点重賞では荷が重い。よって、第63回セントライト記念、血統だけで過剰な人気となるフォゲッタブルに押さえ程度の評価を与えれば十分と競馬理論では判断している。

以上のように、競馬理論は、第63回セントライト記念に出走する有力各馬の能力を分析した。この分析結果に、枠順、展開、調教及び馬場状態などの様々な要素を加味して、第63回セントライト記念の最終的な予想を決断する。競馬理論のファンの方は、第63回セントライト記念の予想をお楽しみに。

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この記事を書いた人
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