朝日杯セントライト記念(GⅡ)/中山/馬齢/2200m(右・芝)
今週のメインレースは第69回セントライト記念である。
第69回セントライト記念は、ドゥラメンテ不在の菊花賞戦線を占う意味でも注目を集める。
そこで競馬理論の競馬予想では、第69回セントライト記念に出走する有力各馬の能力をステップレースごとに分析する。
日本ダービー組からは、2着のサトノラーゼン(岩田康誠)、7着のタンタアレグリア(蛯名正義)、10着のミュゼエイリアン(横山典弘)及び14着のキタサンブラック(北村宏)が第69回セントライト記念に出走する。
サトノラーゼンの日本ダービーの2着という結果は、イン有利の馬場でロスのない競馬に恵まれたことによるのは確かだが、連対を確保したことは立派である。
よって第69回セントライト記念の競馬予想においては、サトノラーゼンに高い評価を与えて当然だが、日本ダービー2着馬というだけで絶対視することまでは禁物である。
一方、タンタアレグリアの日本ダービーの7着という結果は、出遅れた上に直線でも窮屈になってしまい、持ち味を発揮できなかったことによる。
よって第69回セントライト記念の競馬予想においては、得意の瞬発力勝負になればタンタアレグリアにも出番があると判断すべきである。
ミュゼエイリアン及びキタサンブラックの日本ダービーの敗戦は、ハイペースの逃げ争いで潰れてしまったものであり、度外視可能である。
よって第69回セントライト記念の競馬予想においては、楽に先行できる展開に恵まれるようであれば、ミュゼエイリアン及びキタサンブラックの先行粘り込みに注意を払うべきである。
皐月賞組からは、4着のブライトエンブレム(田辺裕信)が第69回セントライト記念に出走する。
ブライトエンブレムの皐月賞の4着という結果は、ドゥラメンテを除けば、3歳世代で上位の能力を示したものといえる。
よって第69回セントライト記念の競馬予想においては、外の差しが届く展開になるようであれば、ブライトエンブレムにもそれなりの高い評価を与えるべきである。
ラジオNIKKEI賞組からは、2着のミュゼゴースト(柴田善臣)、5着のブランドベルグ(松田大作)及び9着のグリュイエール(戸崎圭太)が第69回セントライト記念に出走する。
ミュゼゴーストのラジオNIKKEI賞の2着という結果は、インが極端に有利な馬場でロスのない競馬をする展開に恵まれたものであり、レース内容としての価値は低い。
よって第69回セントライト記念の競馬予想においては、ミュゼゴーストに高い評価は不要である。
ブランドベルグ及びグリュイエールは、ラジオNIKKEI賞の見所のない内容から、第69回セントライト記念の競馬予想において高い評価は不要である。
一方、小倉記念組からは、2着のベルーフ(川田将雅)がラジオNIKKEI賞に出走する。
ベルーフの小倉記念の2着という結果は、
初の古馬相手であったことを考えると立派だが、一線級不在の弱いメンバー構成に恵まれた感も否めない。
よって第69回セントライト記念の競馬予想においては、順調に使われてる強みを生かして、ベルーフがダービー組にどこまで迫れるかが判断のポイントとなる。
以上のように、競馬理論の競馬予想では、第69回セントライト記念に出走する有力各馬の能力を分析した。
この分析結果に、展開、調教、枠順及び馬場状態などの様々な要素を加味して、第69回セントライト記念の最終的な予想を決断する。
競馬理論のファンの方は、第69回セントライト記念の予想をお楽しみに。
予想屋マスター事務局スタッフ片山・麻生が担当しております。 ご意見、ご要望などいただけたら嬉しいです。