スポーツニッポン賞ステイヤーズステークス(GⅡ)/中山/別定/3600m(右・芝)
今週は、フルゲート16頭に対して15頭の出走登録にとどまった
ステイヤーズステークス(2018年)の予想について解説する。
ステイヤーズステークスは、3600mという日本で最も距離の長いレースである。
3連覇中のアルバートが単勝1倍台の断然人気となりそうだが、今年に入って若干の衰えも感じられ、波乱含みである。
そこで、競馬理論の競馬予想では、ステイヤーズステークスの出走予定馬の能力をステップレースごとに分析する。
アルゼンチン共和国杯組
7着のヴォージュ・10着のアルバート(モレイラ)・
12着のトウシンモンステラ
の合計3頭が出走登録している。
ヴォージュ
アルゼンチン共和国杯の7着という結果は、スローペースの2番手を追走しながらもゴール前で伸びを欠いてしまった。
ただし、ステイヤーズステークスは、開幕週の中山で行われる上に、先行馬が少ないメンバー構成である。
よって、ステイヤーズステークスの予想では、ヴォージュの先行粘り込みに注意を払って当然である。
アルバート
アルゼンチン共和国杯の10着という結果は、スローペースの前残りの展開で脚を余してしまったことは確かだが、全く見所もなかった。
ただし、アルバートは、ステイヤーズステークスを3連覇中と、長距離のスタミナ比べであれば、現役でナンバーワンである。
よって、ステイヤーズステークスの予想では、断然人気が予想されるアルバートに2018年も本命級の高い評価を与えて当然である。
トウシンモンステラ
アルゼンチン共和国杯の12着という結果は、全く見所がなかった。
よって、ステイヤーズステークスの予想では、トウシンモンステラに高い評価は不要である。
京都大賞典組
9着のモンドインテロ(ビュイック)が出走を予定している。
モンドインテロ
京都大賞典の9着という結果は、見所がなかった。
ただし、モンドインテロは、一昨年のステイヤーズステークスでアルバートと0秒3差の3着に好走しており、長距離戦なら通用する能力を秘める。
よって、ステイヤーズステークスの予想では、ビュイック騎手騎乗をも考慮して、モンドインテロにそれなりの高い評価を与えるべきである。
丹頂ステークス組
1着のリッジマン(蛯名正義)・6着のアルター(石川)
が出走登録している。
リッジマン
丹頂ステークスの勝利という結果は、前崩れの展開に恵まれたものではあるが、早め先頭で2着に1馬身以上の差をつけており、力の違いを見せつけた。
また、リッジマンは、ダイヤモンドステークスでも2着に好走しており、長距離戦なら堅実に追い込むことを示した。
よって、ステイヤーズステークスの予想では、長距離ならば崩れないリッジマンにもそれなりの高い評価を与えるべきである。
アルター
丹頂ステークスのレース内容は見所がなかった。
よって、ステイヤーズステークスの予想では、アルターに高い評価は不要である。
古都ステークス組
1着のアドマイヤエイカン(田辺裕信)・5着のララエクラテール(戸崎圭太)
の合計2頭が出走を予定している。
アドマイヤエイカン
古都ステークスの勝利という結果は、スローペースの離れた2番手を追走する展開に恵まれたものであり、レース内容としては微妙である。
よって、ステイヤーズステークスの予想では、2番人気になることが想定されることを考慮すると、アドマイヤエイカンにそれなりの評価を与えつつも、過大評価までは禁物である。
ララエクラテール
古都ステークスの5着という結果は、直線で内を突いたが伸びを欠いた。
ただし、ララエクラテールは、札幌日刊スポーツ杯を強い内容で勝っている。
よって、ステイヤーズステークスの予想では、ララエクラテールにも押さえ程度の評価は与えるべきである。
以上、ステイヤーズステークスに出走登録している有力各馬の能力を分析した。
この分析結果に、展開、調教、枠順、人気及び馬場状態などの様々な要素を加味して、
ステイヤーズステークス(2018年)の最終的な予想を決断する。
予想屋マスター事務局スタッフ片山・麻生が担当しております。 ご意見、ご要望などいただけたら嬉しいです。