スプリンターズステークス(GⅠ)/中山/定量/1200m(右・芝)
今週のメインレース結果は、グローバルスプリントチャレンジの第45回スプリンターズステークス(2011年)である。第45回スプリンターズステークス(2011年)は、シンガポールの英雄ロケットマンを含む3頭の外国馬が人気を集めそうである。
そこで、第45回スプリンターズステークスの競馬理論の結果は、第45回スプリンターズステークスに出走する有力各馬の能力をステップレースごとに分析する。
阪神で行われたセントウルステークス組からは、1着のエーシンヴァーゴウ(福永祐一)、2着のラッキーナイン(プレブル)、3着のダッシャーゴーゴー(川田)、4着のサンカルロ(吉田豊)、6着のエーシンリジル、9着のヘッドライナー(幸)、11着のトウカイミステリー、13着のベイリングボーイ及び14着のグリーンバーディーが第45回スプリンターズステークス(2011年)に出走する。
エーシンヴァーゴウのセントウルステークスの勝利は、テンの3ハロン34秒1の重賞にしては遅いペースを2番手で追走する展開に恵まれたものであり、過大評価は禁物である。
よって、第45回スプリンターズステークス(2011年)、サマースプリントシリーズのチャンピオンという実績だけで、エーシンヴァーゴウを過信すべきではない。
ただし、エーシンヴァーゴウは器用な先行力を持つことから、イン有利の馬場で内枠を引いたときにはヘッドライナーの直後となるインの3番手を走れるので、評価を上げるべきとも第45回スプリンターズステークスの競馬理論の結果では判断している。
一方、ラッキーナインのセントウルステークスの2着は、59キロの斤量、初の日本の馬場及び直線での不利を受けてのものであり、レース結果内容としてはエーシンヴァーゴウを大きく上回る。
よって、第45回スプリングステークス(2011年)、ラッキーナインがエーシンヴァーゴウを逆転する可能性は極めて高いと第45回スプリンターズステークスの競馬理論の結果では判断している。
一方、ダッシャーゴーゴーのセントウルステークスの3着は、開幕週の馬場で終始外を回らされてのものであり、悲観すべき内容ではない。
よって、第45回スプリンターズステークス(2011年)、ダッシャーゴーゴーの巻き返しに注意すべきである。
ただし、ダッシャーゴーゴーは、スローペースを2番手で追走しながらも4位入線となった高松宮記念の内容などを振り返る限り、G1を横綱競馬で押し切るほど圧倒的な力を持っているわけでもない。
よって、強力な外国馬が出走してくる第45回スプリンターズステークスにおいて、ダッシャーゴーゴーが勝利をおさめるためには展開などの助けが必要と第45回スプリンターズステークスの競馬理論の結果では判断している。
一方、サンカルロのセントウルステークスの4着は、テンの3ハロン34秒1のスローペースで脚を余したものであり、ゴール前の脚は見どころがあった。
また、サンカルロは、4コーナーで不利を受けた高松宮記念においても2着を確保しており、キンシャサノキセキが引退した日本のスプリント戦線ではトップクラスの能力を持つことは間違いない。
よって、第45回スプリンターズステークス(2011年)、中山競馬場でハイペースになって追い込みが届く展開になるようであれば、サンカルロの追い込みが嵌る可能性が高まる。
ただし、ヘッドライナーの単騎逃げとなってペースが落ち着くようだと、サンカルロは再度脚を余してしまうとも第45回スプリンターズステークスの競馬理論の結果では判断している。
一方、エーシンリジル、ヘッドライナー、トウカイミステリー及びベイリングボーイは、セントウルステークスの見どころのないレース結果内容を見る限り、第45回スプリンターズステークス(2011年)では通用しない。
少しだけ注意を払うとすれば、近2走で目の上のたんこぶだったテイエムオオタカ不在ということで単騎で逃げられそうなヘッドライナーの粘り込みだが、楽に逃げられたとしてもG1では潰れる可能性が高いと第45回スプリンターズステークスの競馬理論の結果では判断している。
一方、グリーンバーディーのセントウルステークスの4位入線(14着に降着)は、スローペースを後方で追走し、直線で大外に持ちだしてのものであり、力負けではない。
よって、第45回スプリンターズステークス(2011年)、8歳馬と言えども大きな衰えが見られないグリーンバーディーにも高い評価を与えるべきである。
ただし、グリーンバーディーは、先行力があるタイプではないので、小回りの中山で去年のような先行有利の展開になってしまうと、脚を余すとも第45回スプリンターズステークスの競馬理論の結果では判断している。
一方、札幌で行われたキーンランドカップ組からは、1着のカレンチャン(池添)、2着のビービーガルダン(佐藤哲)、3着のパドトロワ(安藤勝)、4着のケイアイアストン(後藤)が第45回スプリンターズステークスに出走する。
カレンチャンのキーンランドカップの勝利は、早め先頭で押し切る横綱競馬によるものではあるが、58キロのビービーガルダンに迫られたように弱いメンバー構成に恵まれた感は否めない。
また、カレンチャンが前々走の函館スプリントステークスにおいてクビ差で破ったテイエムオオタカは、北九州記念で4着、セントウルステークスで5着に敗れており、こちらも弱いメンバーに恵まれたと見ることができる。
よって、第45回スプリンターズステークス、4連勝で充実著しいカレンチャンに注意を払うべきだが、過剰に人気になるようであれば評価を下げるべきとも第45回スプリンターズステークスの競馬理論の結果では判断している。
一方、ビービーガルダンのキーンランドカップの2着は、好位のインを走る展開に恵まれたものではあるが、58キロの斤量を考慮すると悪くない内容であった。
よって、第45回スプリンターズステークス、スプリント戦なら崩れないビービーガルダンがカレンチャンを逆転してもおかしくないと第45回スプリンターズステークスの競馬理論の結果では判断している。
一方、パドトロワ及びケイアイアストンは、キーンランドカップのレース結果内容を見る限り、更にメンバーの強化する第45回スプリンターズステークス(2011年)で通用する可能性は低い。
一方、別路線組では、フィフスペトル(横山典)及びロケットマン(コーツィ)が注目される。
フィフスペトルは、京王杯オータムハンデを制した後の出走で、スプリント適性が心配される。
しかしながら、フィフスペトルは、1200mの函館2歳ステークスを制しており、スプリント適性自体は問題ない。
更に、マイル戦線では今一歩だったサンカルロやワンカラットがスプリント戦線で一線級相手に通用していることからも分かるように、今のスプリント戦線は低調なので、フィフスペトルが能力的に互角以上の可能性も高い。
よって、第45回スプリンターズステークス(2011年)、久々のスプリント戦となるフィフスペトルを穴馬として注目すべきと第45回スプリンターズステークスの競馬理論の結果では判断している。
一方、シンガポールの英雄ロケットマンは、
今年に入ってグリーンバーディーを寄せ付けずに圧勝していることから、第45回スプリンターズステークスのメンバーに入っても、スピード的に断然なのは間違いない。
また、ロケットマンは、21戦17勝2着4回の実績が示すように、香港やドバイの国際レース結果を含めどんなレース結果でも崩れない。更に、ロケットマンは、スタートも上手で先行力があるので、小回りの中山コースもプラスに働きそうである。よって、第45回スプリンターズステークス、ロケットマンが世界で通用するスピードを見せつける可能性が高い。ただし、馬券の期待値を考えると、単勝が1倍台となるくらい人気になった場合にまで、ロケットマンを信用すべきか否かについてはもう少し検討が必要とも第45回スプリンターズステークスの競馬理論の結果では判断している。
以上のように、第45回スプリンターズステークスの競馬理論の結果は、第45回スプリンターズステークスに出走する有力各馬の能力を分析した。
この分析結果に、枠順、展開、調教及び馬場状態などの様々な要素を加味して、第45回スプリンターズステークスの最終的な予想を決断する。
第45回スプリンターズステークスの競馬理論の結果のファンの方は、第45回スプリンターズステークスの予想をお楽しみに。
予想屋マスター事務局スタッフ片山・麻生が担当しております。 ご意見、ご要望などいただけたら嬉しいです。