フジテレビ賞スプリングステークス(GⅡ)/中山/馬齢/1800m(右・芝)
今週のメインレースは、皐月賞の最終トライアルとなる第57回スプリングステークスである。今年の牡馬クラシック戦線は、京成杯及び弥生賞を制したマイネルチャールズが頭一つ抜け出した感があるが、未だ混戦模様である。よって、第57回スプリングステークスも、混戦のクラシック戦線を占う意味では大いに注目される。
その第57回スプリングステークスでは、ショウナンアルバ(蛯名)が一番人気になりそうである。ショウナンアルバは、前走の共同通信杯において、1000m通過58秒5のハイペースを先行して押し切っており、着差以上の強さを見せつけた。 また、共同通信杯の2着馬のタケミカヅチは、次走の弥生賞でも3着に好走しており、ショウナンアルバの共同通信杯の勝利は、メンバーに恵まれたものでもない。更に、ショウナンアルバは、前々走の若竹賞において、次走で500万下を好時計勝ちしたアサクサダンディ及びきさらぎ賞で2着に好走したスマイルジャックを破っている。これらのことから、ショウナンアルバは、牡馬クラシック戦線の有力候補の一頭であり、皐月賞制覇を狙う意味でも、ステップレースの第57回スプリングステークスでは負けられない。また、第57回スプリングステークスの出走予定メンバーを見渡す限り、強力な先行馬が少なくなりそうなのも、先行するショウナンアルバにとっては有利に働きそうである。 よって、第57回スプリングステークスの競馬理論の競馬予想は、ショウナンアルバに、本命級の高い評価を与える予定である。そして、ショウナンアルバの第57回スプリングステークスの内容次第では、皐月賞でも高い評価が必要になると第57回スプリングステークスの競馬理論の競馬予想では判断している。
ショウナンアルバと同じ共同通信杯組では、サダムイダテン(安藤勝)及びサブジェクト(藤岡)が第57回スプリングステークスに出走する。サダムイダテンは、共同通信杯において雪で延期の影響を受け、圧倒的な人気を裏切ったが、超スローペースで2着に追い込んだラジオNIKKEI杯2歳ステークスの好内容が忘れられない。 よって、サダムイダテンが、第57回スプリングステークスにおいて、ラジオNIKKEI杯2歳ステークスで見せた脚を使えれば巻き返せると第57回スプリングステークスの競馬理論の競馬予想では判断している。一方、サブジェクトは、ラジオNIKKEI杯2歳ステークス馬であるが、展開に恵まれて勝利を収めたものであり、レース内容的にはサダムイダテンに大きく見劣る。よって、第57回スプリングステークスにおいて、サブジェクトがサダムイダテンに先着する可能性は低いと第57回スプリングステークスの競馬理論の競馬予想では判断している。
きさらぎ賞組では、1着のレインボーペガサス(内田博)、2着のスマイルジャック、4着のレッツゴーキリシマ(幸)、6着のアルカザン(池添)が第57回スプリングステークスに出走する。きさらぎ賞は、超スローペースだったことから、先行して粘り込んだ馬よりも、後方から追い込んだ馬のほうが、レース内容の価値は高い。これは、きさらぎ賞で最後方から追い込んで7着に敗れたブラックシェル(武豊)が次走の弥生賞で2着に好走していることからも分かる。きさらぎ賞の前残りの展開を考慮すると、レインボーペガサスよりも前の位置で競馬を進めて敗れてしまったスマイルジャック、レッツゴーキリシマ及びアルカザンが、第57回スプリングステークスでレインボーペガサスを逆転する可能性は低いと第57回スプリングステークスの競馬理論の競馬予想では判断している。 よって、第57回スプリングステークスの競馬理論の競馬予想は、きさらぎ賞組の中では、レインボーペガサスを重視して予想する。
京成杯組では、2着のベンチャーナイン(丹内)及び3着のアイティトップ(武士沢)が第57回スプリングステークスに出走する。ベンチャーナイン及びアイティトップは、後の弥生賞馬マイネルチャールズに僅差まで迫っており、対戦メンバー比較では第57回スプリングステークスでも通用する。よって、第57回スプリングステークスにおいても、ベンチャーナイン及びアイティトップに注意を払うべきと第57回スプリングステークスの競馬理論の競馬予想では判断している。なお、京成杯はハイペースで前が潰れるレース展開だったので、レース内容的には、3着のアイティトップが2着のベンチャーナインを上回ることを頭に入れて第57回スプリングステークスを予想すべきである。
別路線組では、アサクサダンディ(吉田豊)、キングスエンブレム及びドリームシグナル(吉田隼人)に注目している。アサクサダンディは、前々走の若竹賞において、ショウナンアルバに3/4馬身差まで迫っている。キングスエンブレムは、3走前の福寿草特別において、弥生賞2着のブラックシェルと3/4馬身差の競馬をしているように、相手なりに走る。ドリームシグナルは、前走のシンザン記念において、出遅れながらも差し切っており、一戦ごとに力をつけている。これらのように、アサクサダンディ、キングスエンブレム及びドリームシグナルは、いずれも第57回スプリングステークスで通用する能力を秘めており、大いに注目すべき馬である。
以上のように、競馬理論の競馬予想は、第57回スプリングステークスに出走する有力各馬の能力を分析した。この分析結果に、調教、枠順及び馬場状態などの様々な要素を加味して、第57回スプリングステークスの最終的な予想を決断する。競馬理論の競馬予想のファンの方は、第57回スプリングステークスの予想をお楽しみに。
予想屋マスター事務局スタッフ片山・麻生が担当しております。 ご意見、ご要望などいただけたら嬉しいです。