シリウスステークス(GⅢ)/阪神/ハンデ/2000m(右・ダート)
今週は、フルゲート16頭に対して22頭もの出走登録馬があった
シリウスステークス(2018年)の予想について解説する。
シリウスステークスは、今後のダートのG1戦線を占う意味でも注目を集める。
6連勝で止まってしまったグレイトパールが1番人気となりそうだが、前走の敗因次第では波乱の可能性も予想される。
そこで、競馬理論の競馬予想では、シリウスステークスの出走予定馬の能力をステップレースごとに分析する。
平安ステークス組
1着のサンライズソア(ルメール)・5着のグレイトパール(川田将雅)・
9着のコスモカナディアン(丹内祐次)
の合計3頭が出走登録している。
サンライズソア
平安ステークスの勝利という結果は、楽に逃げる展開に恵まれたものである。
よって、シリウスステークスの予想では、サンライズソアが再度好走するためには展開の助けが必要だが、先行馬が揃いそうなので過大評価は禁物である。
グレイトパール
平安ステークスの勝利という結果は、サンライズソアが逃げ切る前残りの展開で中途半端な競馬になってしまったものであり、度外視可能である。
なお、グレイトパールは、それ以前はダートで6連勝を飾っており、いずれも力の違いを見せつけた。
よって、シリウスステークスの予想では、グレイトパールの巻き返しの可能性が高いと判断すべきである。
アルアイン
コスモカナディアン
平安ステークスのレース内容は見所がなかった。
よって、シリウスステークスの予想では、コスモカナディアンに高い評価は不要である。
ジャパンダートダービー組
2着のオメガパフューム(和田竜二)が出走を予定している。
オメガパフューム
ジャパンダートダービーの2着という結果は、3歳ダート最強馬ルヴァンスレーヴが強すぎただけであり、3歳世代ではトップクラスの能力を示した。
よって、シリウスステークスの予想では、3歳世代のレベル次第で、オメガパフュームも好走可能と判断すべきである。
薩摩ステークス組
1着のウェスタールンド(北村友一)が出走登録している。
ウェスタールンド
薩摩ステークスの勝利という結果は、弱いメンバー構成に恵まれたことは確かだが、スローペースを一捲りで押し切る着差以上に強い内容であった。
よって、シリウスステークスの予想では、急激なメンバー強化を考慮しても、能力的に底を見せていないウェスタールンドにもそれなりの高い評価を与えるべきである。
ラジオ日本賞組
1着のヒラボクラターシュ(池添謙一)・3着のヨシオ(四位洋文)・
4着のクインズサターン・8着のマイネルオフィール
の合計4頭が出走を予定している。
ヒラボクラターシュ
ラジオ日本賞の勝利という結果は、スローの2番手から押し切ったものである。
なお、ヒラボクラターシュは、1000万特別でも敗れているように、外から被されると能力を全く発揮できない。
よって、シリウスステークスでヒラボクラターシュが好走するためには、外から被されずに自分のペースで走れるかどうかにかかっていると判断すべきである。
ヨシオ
ラジオ日本賞の3着という結果は、楽に逃げを打てたにもかかわらず止まってしまった。
よって、シリウスステークスの予想では、先行馬が揃っている点を考慮すると、ヨシオに高い評価は不要である。
クインズサターン
ラジオ日本賞の4着という結果は、前残りの展開及び休み明けで能力を発揮できなかった。
なお、クインズサターンは、休み前に重賞で勝ちきれはしなかったものの好走を繰り返している。
よって、シリウスステークスの予想では、差しが届く展開になるようであれば、クインズサターンの巻き返しにも注意を払うべきである。
名鉄杯組
1着のラインルーフ(森一)が出走登録している。
ラインルーフ
名鉄杯の勝利という結果は、前が止まらない中京の馬場を生かしたものではあるが、2着のコパノチャーリーに8馬身差は立派である。
よって、シリウスステークスの予想では、気分良く先行できる展開になるようであれば、ラインルーフの先行粘り込みにも注目すべきである。
白川郷ステークス組
1着のミキノトランペット(武豊)が出走を予定している。
ミキノトランペット
白川郷ステークスの勝利という結果は、前が止まらない馬場でのスローの2番手から押し切るものであり、着差ほど強い内容ではない。
よって、シリウスステークスの予想では、先行馬が揃っている点を考慮すると、ミキノトランペットに押さえ程度の評価を与えれば十分である。
BSN賞組
9着のナムラアラシ(藤岡康太)が出走登録している。
ナムラアラシ
BSN賞の9着という結果は、スローペースで脚を余して能力を発揮できなかっただけであり、度外視可能である
なお、ナムラアラシは、阪神の2000mでサンライズソアを差し切った実績がある。
よって、シリウスステークスの予想では、前崩れの展開になるようであれば、ナムラアラシの追い込みにも注意を払うべきである。
以上、シリウスステークスに出走登録している有力各馬の能力を分析した。
この分析結果に、展開、調教、枠順、人気及び馬場状態などの様々な要素を加味して、
シリウスステークス(2018年)の最終的な予想を決断する。
予想屋マスター事務局スタッフ片山・麻生が担当しております。 ご意見、ご要望などいただけたら嬉しいです。