秋華賞(G1)/阪神競馬場/芝内2000m/右/条件:サラブレッド系3歳牝馬/賞金:8900万円

今週のメインレースは、3歳牝馬3冠最終関門の第20回秋華賞である。
第20回秋華賞は、確たる中心馬不在の3歳牝馬戦線を象徴するかのように混戦模様である。
そこで、競馬理論の競馬予想では、第20回秋華賞に出走する有力各馬の能力をステップレースごとに分析する。
ローズステークス組からは、1着のタッチングスピーチ(ルメール)、2着のミッキークイーン、3着のトーセンビクトリー(武豊)、4着のレッツゴードンキ(岩田康誠)、5着のクイーンズリング(デムーロ)、6着のアンドリエッテ(川田将雅)、7着のディープジュエリー(柴山雄一)、9着のレッドカーラ(四位洋文)、10着のテルメディカラカラ(幸英明)及び14着のシングウィズジョイ(内田博幸)が第20回秋華賞に出走する。
タッチングスピーチのローズステークスの勝利という結果は、外差し有利の展開に恵まれたものではあるが、ミッキークイーンを差し返したことは立派である。
また、ミッキークイーンのローズステークスの2着という結果は、休み明けで出遅れてしまったことを考慮すると、負けて強しの内容と見ることもできる。
よって、第20回秋華賞の競馬予想においては、タッチングスピーチ及びミッキークイーンに高い評価を与えて当然である。
ただし、第20回秋華賞は内回りの2000mで行われるので、イン有利の馬場や前残りの展開になった場合には、タッチングスピーチ及びミッキークイーンが脚を余す可能性があることも頭に入れておくべきである。
一方、トーセビクトリーのローズステークスの3着という結果は、早めに仕掛けて目標になってしまったものではあるが、上位2頭には力負けであった。
よって、第20回秋華賞の競馬予想においては、
トーセンビクトリーがタッチングスピーチ及びミッキークイーンを逆転するには展開などの助けが必要である。
一方、レッツゴードンキのローズステークスの4着という結果は、前潰れの展開ながらもゴール寸前まで粘り込んでおり、着順ほど悲観すべき内容ではない。
よって、第20回秋華賞の競馬予想においては、内回りの2000mで楽に先行できる展開に恵まれるようであれば、レッツゴードンキが2冠制覇を果たしてもおかしくないと判断すべきである。
一方、クイーンズリング、アンドリエッテ、ディープジュエリー、レッドカーラ、テルメディカラカラ及びシングウィズジョイは、ローズステークスの見所のない内容を見る限り、第20回秋華賞の競馬予想において高い評価は不要である。
ただし、クイーンズリング、アンドリエッテ及びディープジュエリーは、春の成績を見ると、上位馬とはそんなに差がないので、第20回秋華賞が行われる内回りの2000mでロスのない競馬ができるようであれば、好走可能と判断すべきである。
一方、紫苑ステークス組からは、1着のクイーンズミラーグロ(吉田豊)、2着のホワイトエレガンス(丸田恭介)、7着のアースライズ(川須)、11着のテンダリーヴォイス及び15着のノットフォーマル(黛弘人)が第20回秋華賞に出走する。
紫苑ステークスは、ローズステークス組に比べるとかなり弱いメンバー構成だった感が否めない。
よって、第20回秋華賞の競馬予想においては、紫苑ステークス組のクイーンズミラーグロ、ホワイトエレガンス、アースライズ、テンダリーヴォイス及びノットフォーマルに高い評価は不要である。
一方、オークス組からは、7着のココロノアイ(横山典弘)、11着のディアマイダーリン(福永祐一)及び12着のキャットコイン(柴田善臣)が第20回秋華賞に出走する。
ココロノアイ、ディアマイダーリン及びキャットコインは、オークスの見所のない内容を見る限り、第20回秋華賞の競馬予想において高い評価は不要である。
唯一注意を払うとしたら、横山典弘騎手がロスのない競馬をさせた場合のココロノアイくらいであろう。
以上のように、競馬理論の競馬予想では、第20回秋華賞に出走する有力各馬の能力を分析した。
この分析結果に、展開、調教、枠順及び馬場状態などの様々な要素を加味して、第20回秋華賞の最終的な予想を決断する。
競馬理論のファンの方は、第20回秋華賞の予想をお楽しみに。

予想屋マスター事務局スタッフ片山・麻生が担当しております。 ご意見、ご要望などいただけたら嬉しいです。
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