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2012/10/12 2016/08/19

【 秋華賞2012予想】 ジェンティルドンナの3冠制覇なるか?

出走日:2012年10月14日(日)
秋華賞(GⅠ)/京都/馬齢/2000m(右・芝)

今週のメインレースは、牝馬3冠の最終関門の第17回秋華賞である。

秋華賞では、メジロラモーヌ、スティルインラブ及びアパパネに続く史上4頭目の牝馬3冠をジェンティルドンナが達成するかどうかが注目される。

そこで競馬理論は、第17回秋華賞に出走する有力各馬の能力を、ステップレースごとに分析する。

関西のステップレースであるローズステークス組からは、1着のジェンティルドンナ(岩田康誠)、2着のヴィルシーナ(内田博幸)、3着のラスヴェンチュラス(川田将雅)、4着のキャトルフィーユ(福永祐一)、5着のトーセンベニザクラ(武豊)及び8着のサトノジョリー(ピンナ)が第17回秋華賞に出走する。

第17回秋華賞は、ジェンティルドンナのローズステークスの勝利は、スローペースの2番手を楽に追走する展開に恵まれたものではあるが、どんな展開にでも対応できる自在な脚質を示したものと言える。

また第17回秋華賞は、ジェンティルドンナは、後方から差し切って5馬身差をつけたオークスの強い内容からも分かるように、速いペースになったとしても力を発揮できる。

よって秋華賞の競馬予想において、3歳牝馬同士では力が違うジェンティルドンナに、本命級の高い評価を与えて当然である。

一方、第17回秋華賞は、ヴィルシーナのローズステークスの2着は、超スローの展開を考慮すると、ジェンティルドンナとは位置取りの差によるものと見ることもできる。

しかし桜花賞及びオークスのレース内容を振り返ると、ヴィルシーナは、ジェンティルドンナより下と見るべきである。

よって第17回秋華賞の競馬予想において、ヴィルシーナがジェンティルドンナを逆転するためには、展開などかなりの助けが必要と判断すべきである。

スヴェンチュラス、キャトルフィーユ、トーセンベニザクラ及びサトノジョリーのローズステークスの結果は、スローの瞬発力勝負となったことにより着差こそ僅かであったが、上位2頭とは着差以上の能力差があった。

よって、第17回秋華賞の競馬予想において、スヴェンチュラス、キャトルフィーユ、トーセンベニザクラ及びサトノジョリーに高い評価は不要である。

ただしトーセンベニザクラの5着は、スローペースの後方待機という展開的な不利と、直線で前が詰まる不利を受けて脚を余したものであり、スムーズな競馬ならばヴィルシーナと差のない競馬をした可能性がある。

よって、第17回秋華賞の競馬予想において、トーセンベニザクラには押さえ程度の評価を与えるべきである。

第17回秋華賞は、紫苑ステークス組からは、2着のブリッジクライム(大野拓弥)、3着のフレイムコード(蛯名正義)、5着のアイスフォーリス(松岡正海)、9着のオメガハートランド(石橋脩)及び10着のメイショウスザンナが第17回秋華賞に出走する。

ブリッジクライムの紫苑ステークスの結果は、開幕週のイン有利の馬場で1枠からロスのない競馬ができたこと、フレイムコードの紫苑ステークスの結果は、2番手で流れに乗る展開に恵まれたものであり、レース内容としては着順ほどの価値はない。

逆にアイスフォーリスは、イン有利の馬場で終始外を回らされており、レース内容としてはブリッジクライム及びフレイムコードを上回る。

よって第17回秋華賞の競馬予想において、紫苑ステークス組の中ではアイスフォーリスに最も高い評価を与えるべきである。

ただし第17回秋華賞は、紫苑ステークスは、勝ったパララサルーを除くと、条件級と変わらない低レベルなメンバー構成であったので、紫苑ステークス組自体に高い評価は不要とも、秋華賞についての競馬理論では判断している。

クイーンステークス組からは、1着のアイムユアーズ(池添謙一)及び3着のミッドサマーフェア(蛯名正義)が第17回秋華賞に出走する。

アイムユアーズのクイーンステークスの結果は、2着のラブフールに首差まで迫られたものの、大幅なプラス体重で仕上がり途上であったこと、及び早め先頭の横綱競馬によるものであったことを考慮すると、レース内容としての価値は高い。

またアイムユアーズは、ハイペースを早めに仕掛けたオークスの内容から、ヴィルシーナとは互角という評価が妥当である。

よって、第17回秋華賞の競馬予想において、アイムユアーズもジェンティルドンナの2着争いの有力候補と判断すべきである。

一方、第17回秋華賞は、ミッドサマーフェアのクイーンステークスの3着は、かなり軽い調教でありながらも、10キロの体重減と明らかに万全でない体調であったので、立派な内容であった。

よって第17回秋華賞の競馬予想において、体調さえ万全で出走してくるようであれば、ミッドサマーフェアにもアイムユアーズと互角の評価を与えるべきである。

札幌記念組からは、4着のハナズゴール(田辺裕信)が第17回秋華賞に出走する。

ハナズゴールの札幌記念の結果は、3歳牝馬ながら古馬の一線級相手に0秒3差という立派なものであったが、イン有利の馬場において、巧みなコーナーワークでロスのない競馬をさせた田辺騎手の好騎乗に恵まれたものでもある。

ただし第17回秋華賞は、ハナズゴールは、チューリップ賞においてジェンティルドンナを差し切っていることからもわかるように、瞬発力勝負ならば3歳牝馬世代トップクラスでもある。

よって第17回秋華賞の競馬予想において、ローズステークス取り消しの影響を考慮しても、瞬発力抜群のハナズゴールにそれなりの高い評価を与えるべきである。 別路線組では、アロマティコ(佐藤哲三)が注目される。

アロマティコは、 前走の準オープン特別で3着に敗れてしまったが、かなり外を回らされる展開であったので、負けて強しの内容であったと言ってよい。

よって第17回秋華賞の競馬予想において、追い込みが届く展開になるようであれば、アロマティコにも押さえ程度の評価は必要である。 以上のように競馬理論は、第17回秋華賞に出走する有力各馬の能力を分析した。

この分析結果に、枠順、展開、調教及び馬場状態などの様々な要素を加味して、第17回秋華賞の最終的な予想を決断する。

競馬理論のファンの方は、第17回秋華賞の予想をお楽しみに。

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この記事を書いた人
事務局スタッフ片山・麻生

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