シンザン記念(G3)/中京競馬場(2022年)/芝1600m/左/条件:サラブレッド系3歳/賞金:3700万円
今週のメインレースは、第49回シンザン記念である。
シンザン記念は、オルフェーヴルやジェンティルドンナを輩出した出世レースであるために、クラシックを占う意味でも注目を集めるレースとなる。
そこで、競馬理論の競馬予想では、第49回シンザン記念に出走する有力各馬の能力をステップレースごとに分析していく。
朝日杯フューチュリティステークス組からは、11着のナヴィオン(福永祐一)そして17着のメイショウマサカゼ(太宰啓介)が第49回シンザン記念に出走することになっている。
朝日杯フューチュリティステークスでのナヴィオンの敗戦は、この時点では力負けであった。しかしながら、ナヴィオンは、デイリー杯2歳ステークスで3着に破れはしたものの、1番人気に推された素質馬でもある。
このことから、第49回シンザン記念の競馬予想においては、一線級不在で相当メンバーが弱化した点を考慮すると、ナヴィオンに相応の高い評価を与えるべきであろう。
一方で、メイショウマサカゼは朝日杯フューチュリティステークスでのレース内容から負け過ぎであることが否めず、第49回シンザン記念の競馬予想において高い評価は不要であろう。
千両賞組からは、5着のロードフェリーチェ(四位洋文)、9着のサトノフラム(戸崎圭太)そして11着のヤマニンマンドール(勝浦正樹)が第49回シンザン記念に出走することになっている。
千両賞でのロードフェリーチェの5着という結果については、スローで出遅れて脚を余してしまったとの見方もできるが、それほど見所があるレース内容でもなかったとみている。
つまり、第49回シンザン記念の競馬予想においては、ロードフェリーチェに押さえ程度の評価を与えれば十分であろう。
一方で、サトノフラムそしてヤマニンマンドールは、千両賞での見所のないレース内容を見る限りでは、第49回シンザン記念の競馬予想において高い評価は不要であろう。
ただし、サトノフラムは、器用な先行力があるため、京都競馬場のイン有利の馬場状態を生かすように好位のインを追走できるのならば注意が必要であろう。
クリスマスステークス組からは、1着のレンイングランド(松岡正海)が第49回シンザン記念に出走することになっている。
クリスマスステークスでのレンイングランドの勝利は、
最内と大外の両極端が有利な馬場状態を逃げ切ったため、オープン勝ちの実績ほど高い評価は不要であろう。
よって、第49回シンザン記念の競馬予想においては、前が止まらない京都の馬場状態を考慮すると、レンイングランドの逃げ切りにも注意を払うべきではあるが、距離も判断し難いため、絶対視までは禁物であろう。
東京スポーツ杯組からは、7着のグアンチャーレ(武豊)が第49回シンザン記念に出走することになっている。
東京スポーツ杯でのグアンチャーレの7着という結果については、前が詰まって脚を余したため、スムーズならば上位争いに加わっていた可能性が高いとみている。
そのため、第49回シンザン記念の競馬予想においては、内枠を引いてロスのない競馬ができるならば、グアンチャーレも上位争いをすることが可能と判断すべきであろう。
こうやまき賞組からは、2着のダッシングプレイズ(菱田裕二)が第49回シンザン記念に出走することになっている。
こうやまき賞でのダッシングプレイズの2着という結果については、スローペースのため仕掛けが遅れて脚を余したため、負けて強しのレース内容であった。
このことから、第49回シンザン記念の競馬予想においては、能力的に底を見せていないダッシングプレイズにも相当の高い評価が必要であろう。
別路線組では、ヴェルステルキング、クイーンズターフ、そしてナリタスーパーワンが注目できる。
ヴェルステルキングは、未勝利を脱するのに4戦を要したが、2走前にアッシュゴールドと差のない競馬をしている。
また、クイーンズターフそしてナリタスーパーワンは、1戦1勝とまだ能力的に底を見せていない。
よって、第49回シンザン記念の競馬予想においては、好位のインを追走してイン有利の馬場状態を生かせるようであるならば、ヴェルステルキング、クイーンズターフそしてナリタスーパーワンも好走可能と判断すべきであろう。
以上のように、競馬理論の競馬予想では、第49回シンザン記念に出走する有力各馬の能力を分析していった。
この分析結果に、展開、調教、枠順そして馬場状態などの様々な要素を加味して、第49回シンザン記念の最終的な予想を決断する。
競馬理論のファンの方は、第49回シンザン記念の予想をお楽しみに。

予想屋マスター事務局スタッフ片山・麻生が担当しております。 ご意見、ご要望などいただけたら嬉しいです。
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