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2012/07/02 2012/11/25

【 札幌記念2012予想】 第45回札幌記念

出走日:2012年07月08日(日)
札幌記念(GⅡ)/札幌/定量/2000m(右・芝)

今週のメインレースは、サマー2000シリーズの第45回札幌記念である。第45回札幌記念は、2冠牝馬のブエナビスタ(安藤勝)が出走することもあり、例年以上に注目を集める。果たして、ブエナビスタは、壮行レースの第45回札幌記念の競馬予想を突破して、無事に凱旋門賞に向かうことができるのだろうか?

ブエナビスタは、桜花賞及びオークスで、次元の違う強さを見せつけており、3歳牝馬同士では桁違いの能力を秘めている。よって、ブエナビスタにとっての問題は、初対戦となる歴戦の古馬相手でも通用するか否かだけである。ブエナビスタの桜花賞の勝利は、外が伸びる馬場状態といえども、かなり外を回らされてのものであり、内容的には半馬身の着差以上の強さを見せつけた。 更に、ブエナビスタのオークスの勝利は、安藤騎手の仕掛け遅れという決定的なミスを馬の力でカバーしたものであり、着差こそハナ差であったが、能力的には2歳牝馬のレベルを超越したものである。 これらのことから、第45回札幌記念の競馬予想においても、裸同然の52キロの斤量で出走できるブエナビスタが、初の古馬相手という課題を難なく克服する可能性が高い。そして、ブエナビスタが第45回札幌記念を圧勝するようであれば、今後のG1戦線はブエナビスタを中心として動いていくであろう。ただし、第45回札幌記念において、ブエナビスタが1倍台の過剰人気になるようであれば、追い込み一手で3歳牝馬ということを考慮して、馬券的な期待値を高めるために、ブエナビスタを過信すべきでないと競馬理論の競馬予想では判断している。

一方、競馬予想でブエナビスタを迎え撃つ古馬陣からは、マツリダゴッホ(横山典)、タスカータソルテ(岩田)、ミヤビランベリ(福永祐一)及びヤマニンキングリー(柴山)などが第45回札幌記念の競馬予想に出走する。マツリダゴッホは、一昨年の有馬記念馬で、更にはG2を4勝もしており、実績的にはブエナビスタよりも上と見ることもできる。マツリダゴッホは、去年の札幌記念において、早め先頭の横綱競馬で2着に粘り込んでおり、古馬の一線級が不在の第45回札幌記念では当然に注目すべきである。 しかしながら、去年の有馬記念及び大阪杯と近2走のレース内容があまりに酷いので、マツリダゴッホにとっては、第45回札幌記念でどこまで復調なるかが最大のポイントである。よって、競馬理論の競馬予想は、マツリダゴッホの実績には高い評価を与えつつも、有馬記念馬ということだけで人気になることを考慮して、マツリダゴッホを過大評価すべきでないと競馬理論の競馬予想では判断している。

一方、競馬予想でタスカータソルテは、去年の札幌記念でマツリダゴッホを破っており、単純なメンバー比較ではマツリダゴッホより上と評価することもできる。しかしながら、タスカータソルテの去年の札幌記念の勝利は、マツリダゴッホがハイペースを早め先頭で前の馬を潰す展開を後方のインで待機して脚を貯めさせる横山騎手の決め打ち騎乗が嵌ったものであって、内容的な価値は高くない。 よって、第45回札幌記念、タスカータソルテよりも、マツリダゴッホに高い評価を与えるべきと競馬理論の競馬予想では判断している。

一方、競馬予想でミヤビランベリは、目黒記念、七夕賞と重賞を連勝しており、充実著しい。ミヤビランベリの目黒記念の勝利は、ロジユニヴァースが日本ダービーを逃げ切ったような極端にイン有利の馬場をインの3番手で追走する展開に恵まれたものであり、着差ほどの強さはない。 また、ミヤビランベリの七夕賞の勝利は、ローカルのハンデ重賞らしく一線級が不在のメンバー構成に恵まれた感が強い。 そのため、本来であれば、重賞を連勝したミヤビランベリに人気ほどの高い評価を与えるべきではない。一方で、ミヤビランベリは、目黒記念及び七夕賞で、今までのような逃げる競馬ではなく、差す競馬をマスターした。よって、第45回札幌記念、自在性をマスターし、充実著しいミヤビランベリにそれなりの高い評価を与えるべきと競馬理論の競馬予想では判断している。

一方、競馬予想でヤマニンキングリーは、近5戦で2勝2着3回と安定した走りを見せている。前走の中京記念では、ヤマニンキングリーは、サクラオリオンにこそ敗れたものの、レース内容的には互角以上である。 よって、第45回札幌記念、サクラオリオンが後に函館記念を制していることを考慮して、ヤマニンキングリーにサクラオリオンと同等又はそれ以上の評価を与えるべきと競馬理論の競馬予想では判断している。

一方、競馬予想で同じ札幌2000mを舞台とした函館記念組からは、1着のサクラオリオン(秋山)、2着のマヤノライジン、4着のブラックアルタイル、5着のドリームサンデー及び6着のマンハッタンスカイ(芹沢)が第45回札幌記念に出走する。ブラックアルタイル、ドリームサンデー及びマンハッタンスカイの3頭は、レース内容的にも見所がなかったので、第45回札幌記念では通用しない。

一方、サクラオリオンの函館記念の勝利は、札幌の洋芝への適性の高さを示したものでもあるが、無駄な距離を走らせない秋山騎手の好騎乗によるものでもあり、レース内容的な価値は高くない。 よって、函館記念よりもメンバーが強化する第45回札幌記念、函館記念勝ちでそれなりの人気になるサクラオリオンにあまり高い評価を与えるべきではないと競馬理論の競馬予想では判断している。

一方、マヤノライジンの函館記念の2着は、早め先頭で自ら勝ちに行く競馬でのものであり、レース内容的にはサクラオリオンと互角である。 よって、第45回札幌記念、馬券の期待値を考慮して、実力の割に人気にならないマヤノライジンにサクラオリオンよりも高い評価を与えるべきと競馬理論の競馬予想では判断している。

一方、まったくの別路線組では、シェーンヴァルト(池添)及びシャドウゲイト(三浦)に注目すべきである。シェーンヴァルトは、皐月賞及び日本ダービーでそれなりに走っている。よって、今年の3歳世代の条件クラスでの大活躍を見る限り、3歳世代のレベルは高そうなので、第45回札幌記念、3歳馬のシェーンヴァルトに押さえ程度の評価は与えるべきである。 なお、シェーンヴァルトの走りが、3歳世代のオープンクラスでのレベルを知る一つの目安となりそうなので、注目して頂きたい。

一方、シャドウゲイトは、七夕賞で不利を受けて7着に敗れてしまったが、57.5キロのトップハンデで0秒3差ということを考慮すると、悲観すべき内容ではない。また、シャドウゲイトは、サクラオリオンが13着に敗れた金鯱賞で、2着に入っている。 その金鯱賞を制したサクラメガワンダーが宝塚記念でも2着に好走していることを考慮すると、第45回札幌記念程度のメンバーであれば互角以上と評価することもできる。 よって、第45回札幌記念、七夕賞の敗戦で人気が急落するシャドウゲイトを穴馬として注目すべきと競馬理論の競馬予想では判断している。

以上のように、競馬理論の競馬予想は、第45回札幌記念に出走する有力各馬の能力を分析した。この分析結果に、枠順、展開、調教及び馬場状態などの様々な要素を加味して、第45回札幌記念の最終的な予想を決断する。競馬理論の競馬予想のファンの方は、第45回札幌記念の予想をお楽しみに。

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この記事を書いた人
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