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2012/06/29 2016/08/19

【 札幌記念2012予想】 有馬記念馬マツリダゴッホがいよいよ始動

出走日:2012年07月01日(日)
札幌記念(GⅡ)/札幌/定量/2000m(右・芝)

今週は、夏の中距離界ナンバーワン決定戦の第44回札幌記念が札幌競馬場で行われる。第44回札幌記念は、去年の有馬記念を制してグランプリホースとなったマツリダゴッホの復帰戦となるため、例年以上に注目を集める。

マツリダゴッホは、去年の秋に及び有馬記念を制覇し、今年に入っても日経賞を圧勝しており、第44回札幌記念に出走するメンバーの中では実績的にも能力的にも断然である。なお、マツリダゴッホの有馬記念の勝利は、やや重で外が伸びない馬場をインの3番手で追走する展開に恵まれたものだが、展開に恵まれたとはいえ有馬記念を制したこと自体には高い評価が必要である。 また、マツリダゴッホは、香港に遠征して臨んだクイーエリザベスでこそ6着に敗れてしまったが、強敵相手に早め先頭の競馬で4馬身程度の差ならば悲観すべき内容ではない。よって、第44回札幌記念において、香港からの遠征帰りであっても体調さえ万全ならば、マツリダゴッホが好走する可能性は高いと競馬理論では判断している。ただし、マツリダゴッホは、去年の札幌記念で1番人気を裏切って7着に敗れているように、スムーズな競馬をできないときに思わぬ敗戦を喫することもある。 そのため、有馬記念馬ということだけで単勝1倍台の過剰人気になるようであれば、マツリダゴッホを対抗評価に下げるのも一つの手であろう。

一方、サマー2000シリーズの函館記念からは、2着のフィールドベアー(秋山)、3着のマンハッタンスカイ(四位)、7着のタスカータソルテ(横山典)及び9着のメイショウレガーロ(岩田康)が第44回札幌記念に出走する。フィールドベアーは、函館記念において、トーセンキャプテンにハナ差だけかわされて2着に敗れてしまったが、勝ったトーセンキャプテンが最内から追い込んだのに対し、フィールドキャプテンは終始外を回らされていたことを考慮すると、内容的には勝ったトーセンキャプテンを大きく上回る。 よって、第44回札幌記念の競馬予想においても、フィールドベアーには高い評価を与えるべきと競馬理論では判断している。なお、札幌競馬の開幕週の芝コースは、先週から始まったばかりということもあり、インが有利な状態であり、第44回札幌記念もインが有利な馬場状態で行われる可能性が高い。よって、第44回札幌記念の競馬予想において、内枠を引いて好位のインを追走できるようであれば、フィールドベアーが好走する可能性は更に高まるだろう。

一方、マンハッタンスカイは、函館記念において、絶好位のインの3番手を追走したにもかかわらず3着に敗れてしまった。 よって、能力的には、マンハッタンスカイよりもフィールドベアーが上と判断すべきだろう。 ただし、第44回札幌記念はイン有利な馬場で行われる可能性が高いので、マンハッタンスカイがインの3番手を再度走り、フィールドベアーが再度外を回らされてしまうようであれば、マンハッタンスカイがフィールドベアーに先着する可能性もなくはないと競馬理論では判断している。

一方、タスカータソルテは、函館記念において中段のインを追走する展開に恵まれた前走でも伸びを欠いており、第44回札幌記念で、フィールドベアーを逆転することは殆どないだろう。また、メイショウレガーロは、函館記念において逃げる自分の競馬をしたにもかかわらず9着に敗れており、先行馬有利の札幌競馬場であっても、コンゴウリキシオーにハナを切られそうな第44回札幌記念では好走する可能性が低い。よって、第44回札幌記念、タスカータソルテ及びメイショウレガーロにあまり高い評価を与えるべきではないと競馬理論では判断している。

一方、クラシック戦線で上位争いを繰り広げた3歳馬マイネルチャールズ(松岡)も第44回札幌記念に出走する。マイネルチャールズは、京成杯、弥生勝を連勝して、皐月賞を1番人気で望んだが3着に敗れてしまい、その後のダービーでも4着に敗れた。マイネルチャールズの京成杯及び弥生賞の勝利は、メンバーや展開などに恵まれてのものであり、一線級が揃った皐月賞及びダービーで人気を裏切ったことは当然ともいえる。 しかしながら、マイネルチャールズの皐月賞3着及びダービー4着の実績は、見方によってはマツリダゴッホと互角以上と評価することもできるので、第44回札幌記念の競馬予想でも当然注意が必要であろう。 なお、マイネルチャールズにとっての課題は、初の古馬との対戦での力比較となるが、条件級での3歳馬の活躍を見る限り、まったく通用しないということはないだろう。ただし、重賞レベルにおいて3歳馬と古馬との対戦はこれまでほとんどないので、一概に3歳世代が強いとも言えない。よって、第44回札幌記念におけるマイネルチャールズの走りが3歳世代のレベルを示す試金石の一戦になると競馬理論では判断している。

まったくの別路線組では、コンゴウリキシオーのスピードに注目すべきである。コンゴウリキシオーは、イン有利の馬場をマイペースで逃げた安田記念でも7着に敗れてしまっており、安田記念で2着に好走した全盛期の強さは見られない。しかしながら、第44回札幌記念はこれまでのレースに比べてかなりメンバーが弱化しており、その上、前残りの馬場で行われるようであれば、コンゴウリキシオーが逃げ切って復活劇を果たしてもおかしくはない。 よって、競馬理論のファンの方は、穴馬としてコンゴウリキシオーの逃げ残りに注目して欲しい。

以上のように、競馬理論は、第44回札幌記念に出走する有力各馬の能力を分析した。この分析結果に、調教、枠順、展開及び馬場状態などの様々な要素を加味して、第44回札幌記念の最終的な予想を決断する。競馬理論のファンの方は、第44回札幌記念の予想をお楽しみに。

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