関西テレビ放送賞ローズステークス(GⅡ)/阪神/馬齢/1800m(右・芝)
今週は、フルゲート18頭に12頭の出走登録馬にとどまったローズステークス(2019年)の予想について解説する。
ローズステークスは、秋華賞のステップレースである。
2歳女王ダノンファンタジーが1番人気となりそうだが、夏の上がり馬なども出走するので、混戦が予想される。
そこで、競馬理論の競馬予想では、ローズステークスの出走予定馬の能力をステップレースごとに分析する。
目次
オークス組
4着のヴィクトーリア(戸崎圭太)・5着のダノンファンタジー(川田将雅)・6着のシャドウディーヴァ(岩田康誠)・12着のシゲルピンクダイヤ(和田竜二)・15着のビーチサンバ(福永祐一)の合計5頭が出走登録している。
ウィクトーリア
オークスの4着という結果は、差しが届きやすい展開に恵まれたことも確かだが、出遅れた上に他馬にぶつけられて位置取りが悪くなりながらもよく追い込んでいる。
なお、ウィクトーリアは、ここ2戦出遅れてしまっているが、2度の逃げ切り勝ちがあり先行する競馬もできる。
よって、ローズステークスの予想では、逃げ差し自在で一線級とも互角の競馬をしているウィクトーリアに高い評価を与えて当然である。
ダノンファンタジー
オークスの5着という結果は、好位の馬群の中で脚をためてジリジリと脚を使ったが、上位には伸び負けた。
これは、一気の距離延長が影響したものである。
なお、ダノンファンタジーは、阪神ジュベナイルフィリーズを制して2歳女王となっており、実績的には上である。
よって、ローズステークスの予想では、阪神1800m戦であることを考慮すると、ダノンファンタジーにも本命級の高い評価を与えるべきである。
シャドウディーヴァ
オークスの6着という結果は、中団のインで脚をため直線でも内を突くロスのない競馬によるものだが、伸びを欠いた。
よって、ローズステークスの予想では、シャドウディーヴァが好走するためには展開などの助けが必要と判断すべきである。
シゲルピンクダイヤ・ビーチサンバ
オークスのレース内容は見所がなかった。
ただし、この敗戦は距離が長すぎただけで度外視可能である。
なお、シゲルピンクダイヤは桜花賞2着、ビーチサンバは桜花賞5着の実績がある。
よって、ローズステークスの予想では、桜花賞に条件が近い阪神1800m戦であることを考慮すると、シゲルピンクダイヤ及びビーチサンバの巻き返しにも注意を払うべきである。
月岡温泉特別組
1着のスイープセレリタス(ルメール)が出走を予定している。
スイープセレリタス
月岡温泉特別の勝利という結果は、好位から抜け出して2着に1馬身以上の差をつけており、力の違いを見せつけた。
よって、ローズステークスの予想では、急激なメンバー強化ではあるものの、スイープトウショウの子で成長が見込めるスイープセレリタスにもそれなりの高い評価を与えるべきである。
長久手特別組
1着のアルティマリガーレ(浜中俊)が出走登録している。
アルティマリガーレ
長久手特別の勝利という結果は、着差以上に余裕のある勝ち方ではあったが、イン有利の馬場で好位のインを追走する展開に恵まれたことも確かである。
よって、ローズステークスの予想では、4戦3勝2着1回と能力的に底を見せていないアルティマリガーレにも注意を払うべきである。
クイーンステークス組
8着のメイショウショウブ(池添謙一)が出走を予定している。
メイショウショウブ
クイーンステークスの8着という結果は、古馬相手に力負けであったが、自ら勝ちに行く競馬で見せ場は作った。
よって、ローズステークスの予想では、楽に先行するなど展開の助けがあれば、メイショウショウブの残り目にも多少注意を払うべきである。
以上、ローズステークスに出走登録している有力各馬の能力を分析した。
この分析結果に、展開、調教、枠順、人気及び馬場状態などの様々な要素を加味して、ローズステークス(2019年)の最終的な予想を決断する。
予想屋マスター事務局スタッフ片山・麻生が担当しております。 ご意見、ご要望などいただけたら嬉しいです。