関西テレビ放送賞ローズステークス(GⅡ)/阪神/馬齢/1800m(右・芝)
今週は、フルゲート18頭に対してぴったり18頭の出走登録馬があった
ローズステークス(2018年)の予想について解説する。
秋華賞のステップレースであり、フローラステークスを制したサトノワルキューレが1番人気となりそうだが、追い込み一手の脚質ということもあり、混戦が予想される。
そこで、競馬理論の競馬予想では、ローズステークスの出走予定馬の能力をステップレースごとに分析する。
オークス組
6着のサトノワルキューレ(ミルコ・デムーロ)・9着のオールフォーラブ(川田将雅)
13着のカンタービレ(ルメール)・取消のトーセンブレス(柴田善臣)
の合計4頭が出走登録している。
サトノワルキューレ
オークスの6着という結果は、3番人気を裏切ってしまったが、スローで前が止まらない流れで外を回らされた分だけ、届かなかった。
なお、サトノワルキューレは、前残りの展開を差し切ったフローラステークスが着差以上に強い内容であった。
よって、ローズステークスの予想では、差しが届く展開や馬場になるようであれば、サトノワルキューレに本命級の高い評価を与えて当然である。
オールフォーラブ
オークスの9着という結果は、内で脚を溜めたが弾けず、力負けであった。
よって、ローズステークスの予想では、一線級不在のメンバーを考慮して、オールフォーラブに押さえ程度の評価は与えるべきである。
カンタービレ
オークスの13着という結果は、見所がなく力負けであった。
なお、カンタービレは、距離さえ短縮すれば、多少展開に恵まれたと言えどもフラワーカップ勝ちの実績がある。
よって、ローズステークスの予想では、カンタービレに押さえ程度の評価は与えるべきである。
トーセンブレス
オークスは、左前挫跖で取り消しとなった。
なお、トーセンブレスは、桜花賞で4着と好走しており、このメンバーに入れば実績上位である。
また、トーセンブレスは、フラワーカップでカンタービレに敗れたとはいえ、スローペースを追い込んだことを考慮するとレース内容的には一番であった。
よって、ローズステークスの予想では、トーセンブレスに、カンタービレと互角またはそれ以上の評価を与えるべきである。
桜花賞組
8着のスカーレットカラー(岩田康誠)・12着のフィニフティ(福永祐一)
の合計2頭が出走を予定している。
スカーレットカラー
桜花賞の8着という結果は、見せ場があったわけではないが、4着馬とは同タイムで走っており、着順ほど差はなかった。
よって、ローズステークスの予想では、スカーレットカラーにも多少の注意を払うべきである。
フィニフティ
桜花賞の12着という結果は、外枠からの発走ということもあり終始外を回らされてのものであり、着順ほど悲観すべき内容ではない。
よって、ローズステークスの予想では、フィニフティにも押さえ程度の評価は与えるべきである。
青島特別組
1着のサラキア(池添謙一)が出走を予定している。
サラキア
青島特別の勝利という結果は、大外を一捲りして3馬身半もの差をつけた上に、レコード勝ちの楽勝であった。
なお、サラキアは、フローラステークスで4着に敗れているが、スムーズに前が開いていればと思わせる内容であった。
よって、ローズステークスの予想では、スタート難と急激なメンバー強化を考慮しても、サラキアにかなり高い評価を与えるべきである。
NHKマイルカップ組
17着のアンコールプリュ(藤岡康太)が出走登録している。
アンコールプリュ
NHKマイルカップの17着という結果は、見所がまったくなく力負けであった。
よって、ローズステークスの予想では、アンコールプリュに高い評価は不要である。
都井岬特別組
1着のセンテリュオ(北村友一)が出走を予定している。
センテリュオ
都井岬特別の勝利という結果は、OPでも好走歴のあるノーブルカリナンを差し切る強い内容であった。
また、センテリュオは、4戦2勝2着2回と能力的に底を見せていない。
よって、ローズステークスの予想では、上がり目がありそうなセンテリュオにもそれなりの高い評価を与えるべきである。
カーネーションカップ組
1着のゴージャスランチ(横山典弘)が出走登録している
ゴージャスランチ
カーネーションカップの勝利という結果は、スローペースを3番手から抜け出す展開に恵まれたものである。
一方で、ゴージャスランチは、忘れな草賞で3着に好走しているが、前潰れの展開に恵まれたものである。
よって、ローズステークスの予想では、ゴージャスランチに押さえ程度の評価を与えれば十分である。
三面川特別組
2着のウラヌスチャーム(藤岡佑介)が出走を予定している。
ウラヌスチャーム
三面川特別の2着という結果は、直線で前が開かずに脚を余したものであり、負けて強しの内容であった。
よって、ローズステークスの予想では、相手なりに崩れなく脚を使うウラヌスチャームにもそれなりの評価を与えるべきである。
以上、ローズステークスに出走登録している有力各馬の能力を分析した。
この分析結果に、展開、調教、枠順、人気及び馬場状態などの様々な要素を加味して、
ローズステークス(2018年)の最終的な予想を決断する。予想屋マスター事務局スタッフ片山・麻生が担当しております。 ご意見、ご要望などいただけたら嬉しいです。