予想屋マスター
出走日:2020年07月05日(日) |
ラジオNIKKEI賞 -G3- 福島競馬場/芝1800m 右 条件:サラブレッド系3歳 賞金:3700万円 |

今週は、フルゲート16頭に対して14頭の出走登録馬にとどまったラジオNIKKEI賞(2020年)の予想について解説する。
ラジオNIKKEI賞は、頭数こそ揃っていないが、路線がバラバラな上にハンデ戦ということもあり、大混戦模様である。
2戦2勝のグレイトオーサーが人気を集めそうだが、急激なメンバー強化で、波乱も予想される。
そこで、競馬理論の競馬予想では、ラジオNIKKEI賞の出走予定馬の能力をステップレースごとに分析する。
東京の5月17日の1勝級組
1着のグレイトオーサーが出走登録している。
グレイトオーサー
平場の1勝級の勝利という結果は、着差以上に余裕があったが、超スローペースを楽に逃げる展開に恵まれたものでもある。
よって、ラジオNIKKEI賞の予想では、能力的に底を見せていないグレイトオーサーにそれなりの高い評価を与えるべきだが、絶対視までは禁物である。
カーネーションカップ組
1着のパラスアテナ(武豊)が出走を予定している。
パラスアテナ
カーネーションカップの勝利という結果は、2着に2馬身近い差をつけて差し切っており、力の違いを見せつけた。
よって、ラジオNIKKEI賞の予想では、開幕週の馬場で外を回りすぎなければ、パラスアテナが牡馬相手の重賞でも好走可能と判断すべきである。
阪神の4月19日の1勝級組
1着のルリアン(坂井瑠星)が出走登録している。
ルリアン
1勝級の勝利という結果は、後続を寄せ付けなかったが、逃げ馬から大きく離れた2番手を気分良く追走する展開に恵まれたものである。
よって、ラジオNIKKEI賞の予想では、ルリアンにも高い評価を与えるべきだが、楽に先行することができずに厳しい展開になる場合には持ち味を発揮できない可能性が高まるとも判断すべきである。
東京の5月24日の1勝級組
1着のサクラトゥジュールが出走登録している。
サクラトゥジュール
1勝級の勝利という結果は、先行して好時計で自ら押し切っており、能力の違いを見せつけた。
ただし、2000m戦などの中距離戦線より、マイル戦線が低レベルなことは否めない。
よって、ラジオNIKKEI賞の予想では、サクラトゥジュールにも高い評価を与えるべきだが、前走の時計だけで過大評価も禁物である。
鳴尾記念組
15着のキメラヴェリテ(北村宏司)が出走を予定している。
キメラヴェリテ
鳴尾記念の15着という結果は、古馬相手且つ先行馬揃いのメンバー構成で自分の競馬ができなかったものであり、度外視可能である。
なお、キメラヴェリテは、若葉ステークスで2着に粘り込んで、皐月賞にも出走しており、実績的には上である。
よって、ラジオNIKKEI賞の予想では、開幕週の馬場を考慮すると、キメラヴェリテの逃げ粘りには注意を払って当然である。
青葉賞組
12着のコンドゥクシオン(石川裕紀人)が出走登録している。
コンドゥクシオン
青葉賞の12着という結果は、日本ダービーを目指す強敵相手に力負けであった。
ただし、コンドゥクシオンは山桜賞で出遅れながらも外から差し切る強い内容で勝利を収めている。
よって、ラジオNIKKEI賞の予想では、展開などの助けがあれば、コンドゥクシオンの巻き返しがあってもおかしくないと判断すべきである。
阪神の6月20日の1勝級組
1着のパンサラッサ(三浦皇成)・2着のディープキングの合計2頭が出走を予定している。
パンサラッサ
阪神の1勝級の勝利という結果は、前が止まらない馬場を生かしたのは確かだが、2馬身半もの差をつけており、後続を寄せ付けなかった。
ただし、パンサラッサは、弥生賞で9着に敗れているように、自分の競馬ができないと脆い。
よって、ラジオNIKKEI賞の予想では、先行馬揃いのメンバー構成を考慮すると、パンサラッサに押さえ程度の評価を与えれば十分である。
ディープキング
阪神の1勝級の2着という結果は、3着以下に7馬身もの差をつけたが、展開に恵まれた割にはパンサラッサとの差が詰まらなかった。
よって、ラジオNIKKEI賞の予想では、ディープキングが好走するためには相当の展開の助けが必要と判断すべきである。
以上、ラジオNIKKEI賞に出走登録している有力各馬の能力を分析した。
この分析結果に、展開、調教、枠順、人気及び馬場状態などの様々な要素を加味して、
ラジオNIKKEI賞(2020年)の最終的な予想を決断する。

もうムダ馬券を買うことは やめにしませんか?>>