エリザベス女王杯(GⅠ)/京都/定量/2200m(右・芝)
今週のメインレースは、エリザベス女王杯(2017年)である。
エリザベス女王杯(2017年)は、各世代を代表する牝馬が最終登録をしており、人気が割れそうな混戦模様である。
そこで、競馬理論の競馬予想では、エリザベス女王杯(2017年)に出走登録している有力各馬の能力をステップレースごとに分析する。
府中牝馬ステークス組からは、1着のクロスコミア(和田竜二)、2着のヴィヴロス(ルメール)4着のクイーンズリング(Cデムーロ)、5着のトーセンビクトリー(アッゼニ)、7着のハッピーユニバンス(池添謙一)、8着のデンコウアンジュ(蛯名正義)及び12着のクインズミラーグロ(藤岡康太)がエリザベス女王杯(2017年)に出走登録している。
クロスコミアの府中牝馬ステークスの勝利という結果は、超スローで逃げる展開に恵まれたものであり、レース内容としての価値は低い。
よって、エリザベス女王杯(2017年)の競馬予想のいては、クロスコミアに高い評価は不要である。
ヴィヴロスの府中牝馬ステークスの2着という結果は、直線で前が壁になって外に出すのに手間取ってのものであり、負けて強しの内容であった。
よって、エリザベス女王杯(2017年)の競馬予想においては、ヴィヴロスに府中牝馬ステークス組で一番高い評価を与えて当然である。
クイーンズリングの府中牝馬ステークスの4着という結果は、スローの前残りの展開ながらも外から伸びており、力負けではない。
よって、エリザベス女王杯(2017年)の競馬予想においては、復調気配をうかがわせたクイーンズリングの連覇もありうると判断すべきである。
トーセンビクトリー、ハッピーユニバンス、デンコウアンジュ及びクインズミラーグロは、府中牝馬ステークスの見所のないレース内容を見る限り、エリザベス女王杯(2017年)の競馬予想において高い評価は不要である。
京都大賞典組からは、1着のスマートレイアー(武豊)、9着のマキシマムドパリ(藤岡佑介)及び11着のプロレタリアト(杉原誠人)がエリザベス女王杯(2017年)に出走登録している。
スマートレイアーの京都大賞典の勝利という結果は、開幕週の馬場でロスのない競馬をさせた武豊騎手の好騎乗によるものだが、牡馬の一線級を破ったことは立派である。
よって、エリザベス女王杯(2017年)の競馬予想においては、脚質自在で競馬が上手なスマートレイアーにもかなり高い評価を与えるべきである。
マキシマムドパリ及びプロレタリアトは、京都大賞典の見所のないレース内容を見る限り、エリザベス女王杯(2017年)の競馬予想において高い評価は不要である。
オールカマー組からは、1着のルージュバック(ムーア)がエリザベス女王杯(2017年)に出走登録している。
ルージュバックのオールカマーの勝利という結果は、好位のインでロスのない競馬に恵まれたことも確かだが、スマートレイアーと同様に牡馬の一線級相手であった。
よって、エリザベス女王杯(2017年)の競馬予想においては、ルージュバックにもかなり高い評価を与えるべきである。
宝塚記念組からは、3着のミッキークイーン(浜中俊)がエリザベス女王杯(2017年)に出走登録している。
ミッキークイーンの宝塚記念の3着という結果は、春のグランプリということを考慮すると褒められる内容であった。
よって、エリザベス女王杯(2017年)の競馬予想においては、ミッキークイーンが久々のG1制覇を果たしてもおかしくないと判断すべきである。
秋華賞組からは、1着のディアドラ(岩田康誠)、2着のリスグランシュー(福永祐一)、3着のモズカッチャン(Mデムーロ)がエリザベス女王杯(2017年)に出走登録している。
ディアドラの秋華賞の勝利という結果は、
ハイペースと内に潜り込ませたルメール騎手の好騎乗によるものであり、着差ほどの圧倒的な強さを示したわけではない。
よって、エリザベス女王杯(2017年)の競馬予想においては、差しが届く展開になるようであればディアドラのG1連覇も可能だが、秋華賞の着差だけで過信は禁物である。
リスグランシューの秋華賞の2着という結果は、出遅れた上に外を回らされてのものであり、レース内容としてはディアドラと互角である。
よって、エリザベス女王杯(2017年)の競馬予想においては、リスグランシューがディアドラを逆転してもおかしくないと判断すべきである。
モズカッチャンの秋華賞の3着という結果は、ハイペースを早めに仕掛けた割に頑張ったが、道中は内で脚をためてロスのない競馬をしたことも確かである。
よって、エリザベス女王杯(2017年)の競馬予想においては、モズカッチャンが好走できるかどうかは、内枠を引けるかどうかにかかっていると判断すべきである。
以上のように、競馬理論の競馬予想では、エリザベス女王杯(2017年)に出走する有力各馬の能力を分析した。
この分析結果に、展開、調教、枠順、人気及び馬場状態などの様々な要素を加味して、エリザベス女王杯(2017年)の最終的な予想を決断する。
競馬理論のファンの方は、エリザベス女王杯(2017年)の最終的な予想をお楽しみに。
予想屋マスター事務局スタッフ片山・麻生が担当しております。 ご意見、ご要望などいただけたら嬉しいです。