エリザベス女王杯(GⅠ)/京都/定量/2200m(右・芝)
今週のメインレースは第40回エリザベス女王杯である。
第40回エリザベス女王杯は、ミッキークイーン及びショウナンパンドラが不在のため、混戦模様である。
そこで、競馬理論の競馬予想では、第40回エリザベス女王杯に出走する有力各馬の能力をステップレースごとに分析する。
秋華賞組からは、2着のクイーンズリング(シュタルケ)及び6着のタッチングスピーチ(ルメール)が第40回エリザベス女王杯に出走する。
クイーンズリング及びタッチングスピーチの秋華賞の内容は、前潰れの展開に恵まれた感はあるが、3歳世代ではトップクラスの能力を持つ。
なおタッチングスピーチは、終始外を回らされた点と4コーナーでの不利を考慮すると、クイーンズリングと能力差はない。
よって第40回エリザベス女王杯の競馬予想においては、3歳世代でのレベル次第ではあるが、クイーンズリング及びタッチングスピーチに高い評価を与えるべきである。
オークス組からは、2着のルージュバック(戸崎圭太)が第40回エリザベス女王杯に出走する。
ルージュバックのオークスの2着という結果は、自ら勝ちに行く競馬でミッキークイーンに差されてしまったが、底力の高さを示したものと言える。
よって、第40回エリザベス女王杯の競馬予想においては、ルージュバックに、クイーンズリング及びタッチングスピーチと互角又はそれ以上の評価を与えて当然である。
府中牝馬ステークス組からは、1着のノボリディアーナ(武豊)、2着のスマートレイアー(浜中俊)、4着のフレイムコード、5着のリメインサイレント(小牧太)、12着のシャトーブランシュ(藤岡康太)、13着のパワースポット及び14着のメイショウマンボ(武幸四郎)が第40回エリザベス女王杯に出走する。
ノボリディアーナの府中牝馬ステークスの勝利は、今までとまったく違う「差す競馬」によるものであり、異なる一面を見せた。
よって第40回エリザベス女王杯は、ノボリディアーナにとっては府中牝馬ステークスの勝利がフロックでないかどうかを証明する一戦になる。
一方、スマートレイアーの府中牝馬ステークスの2着という結果は、直線で前が塞がった分だけ届かなかったものの、力負けではない。
よって第40回エリザベス女王杯の競馬予想においては、スマートレイアーに府中牝馬ステークス組で最も高い評価を与えるべきである。
一方、フレイムコード、リメインサイレント、シャトーブランシュ、パワースポット及びメイショウマンボは、府中牝馬ステークスの見所のない内容を見る限り、第40回エリザベス女王杯の競馬予想において高い評価は不要である。
オールカマー組からは2着のヌーヴォレコルト(岩田康誠)及び5着のマリアライト(蛯名正義)が第40回エリザベス女王杯に出走する。
ヌーヴォレコルトのオールカマーの2着という結果は、好位のインでロスのない競馬に恵まれたものだが、牡馬相手であったことを考慮すると立派である。
よって、第40回エリザベス女王杯の競馬予想において、内枠を引いて好位のインでロスのない競馬ができるようであれば、ヌーヴォレコルトに本命級のかなり高い評価を与えるべきである。
一方、マリアライトのオールカマーの5着という結果は、スローペースで届かなかったものではあるが、力負けであったことも確かである。
よって第40回エリザベス女王杯の競馬予想においては、マリアライトが好走するためには前崩れの展開など助けが必要と判断すべきである。
京都大賞典組からは4着のラキシス(ムーア)及び5着のフーラブライド(酒井学)が第40回エリザベス女王杯に出走する。
ラキシス及びフーラブライドの京都大賞典は、
スローの瞬発力勝負では切れ負けしたが、ラブリーデイが相手だったことを考慮すると悲観すべき内容ではない。
よって第40回エリザベス女王杯の競馬予想においては、ラキシス及びフーラブライドの巻き返しに要注意である。
特にラキシス及びフーラブライドは、内で脚をためてロスのない競馬をした時に能力を発揮するので、ヌーヴォレコルトと同様に第40回エリザベス女王杯で内枠を引いた時にはかなり高い評価を与えるべきである。
以上のように、競馬理論の競馬予想では、第40回エリザベス女王杯に出走する有力各馬の能力を分析した。
この分析結果に、展開、調教、枠順及び馬場状態などの様々な要素を加味して、第40回エリザベス女王杯の最終的な予想を決断する。
競馬理論のファンの方は、第40回エリザベス女王杯の予想をお楽しみに。
予想屋マスター事務局スタッフ片山・麻生が担当しております。 ご意見、ご要望などいただけたら嬉しいです。