プロキオンステークス(GⅢ)/中京/別定/1400m(左・ダート)
今週は、フルゲート16頭に対して地方馬1頭を含む14頭の出走登録馬にとどまった
プロキオンステークス(2018年)の予想について解説する。
プロキオンステークスは、G1でも好走を繰り返しているインカンテーションが人気になりそうだが、上がり馬マテラスカイも能力的に底を見せておらず注目を集める。
そこで、競馬理論の競馬予想では、プロキオンステークスの出走予定馬の能力をステップレースごとに分析する。
かしわ記念組
3着のインカンテーション(三浦皇成)が出走登録している。
インカンテーション
かしわ記念の勝利という結果は、地方交流戦といえども、ダートの一線級相手によるものであり、非常に価値のある内容であった。
また、インカンテーションは、フェブラリーステークスでも3着に好走しており、8歳になっても更に力をつけている。
よって、プロキオンステークスの予想では、急激にメンバーが弱くなることを考慮すると、インカンテーションに本命級のかなり高い評価を与えて当然である。
かきつばた記念組
2着のキングスガード(藤岡佑介)・4着のエイシンヴァラー(下原)
の合計2頭が出走を予定している。
キングスガード
かきつばた記念の2着という結果は、小回りでサクセスエナジーを捕らえられなかっただけであり、レース内容としては一番であった。
また、キングスガードは、去年の勝ち馬であり、中京1400m戦は得意な舞台である。
よって、プロキオンステークスの予想では、キングスガードの連覇まであり得ると判断すべきである。
エイシンヴァラー
かきつばた記念のレース内容は見所がなかった。
よって、プロキオンステークスの予想では、エイシンヴァラーに高い評価は不要である。
天保山ステークス組
1着のウインムート(和田竜二)・4着のドライブナイト(浜中俊)・
12着のサイタスリーレッド(酒井学)
の合計3頭が出走登録している。
ウインムート
天保山ステークスの勝利という結果は、前残りの馬場であったにせよ、かなり速いペースを先行してのものであり、立派な内容であった。
よって、プロキオンステークスの予想では、ウインムートの先行粘り込みに再度注意を払うべきである。
ただし、プロキオンステークスは天保山ステークスよりも更に先行馬が多く登録しており、ウインムートが楽に先行できないと惨敗まであり得ると判断すべきである。
ドライブナイト・サイタスリーレッド
天保山ステークスのレース内容は見所がなかった。
よって、プロキオンステークスの予想では、ドライブナイト及びサイタスリーレッドに高い評価は不要である。
欅ステークス組
1着のドリームキラリ(ミルコ・デムーロ)・5着のダノングッド(川田将雅)・
7着のルグランフリソン(福永祐一)
の合計3頭が出走を予定している。
ドリームキラリ
欅ステークスの勝利という結果は、東京コースで逃げ切ったことは立派だが、スローペースで楽に先行する展開に恵まれたものである。
よって、プロキオンステークスの予想では、逃げ馬揃いのメンバー構成を考慮すると、ドリームキラリに押さえ程度の評価を与えれば十分である。
ダノングッド
欅ステークスの5着という結果は、スローペースの割にはよく追い込んでおり、差し競馬を完全にマスターした。
よって、プロキオンステークスの予想では、前崩れの展開になればダノングッドがドリームキラリを逆転可能と判断すべきである。
ルグランフリソン
欅ステークスのレース内容は見所がなかった。
よって、プロキオンステークスの予想では、ルグランフリソンに高い評価は不要である。
花のみちステークス組
1着のマテラスカイ(武豊)が出走登録している。
マテラスカイ
花のみちステークスの勝利という結果は、楽に先手を取って後続を突き放しており、スピードの違いを見せつけた。
ただし、プロキオンステークスには多数の先行馬が登録しており、マテラスカイが先手を取れない可能性がある。
よって、プロキオンステークスの予想では、マテラスカイにとって試金石の一戦になると判断すべきである。
さきたま杯組
1着のサクセスエナジー(松山弘平)が出走を予定している。
サクセスエナジー
さきたま杯の勝利という結果は、弱いメンバー構成と器用な先行力を生かしてのものでもある。
よって、プロキオンステークスの予想では、急激なメンバー強化を校了すると、サクセスエナジーに押さえ程度の評価を与えれば十分である。
以上、プロキオンステークスに出走登録している有力各馬の能力を分析した。
この分析結果に、展開、調教、枠順、人気及び馬場状態などの様々な要素を加味して、
プロキオンステークス(2018年)の最終的な予想を決断する。
予想屋マスター事務局スタッフ片山・麻生が担当しております。 ご意見、ご要望などいただけたら嬉しいです。