桜花賞(GⅠ)/阪神/馬齢/1600m(右・芝)
今週は、25頭もの出走登録馬がある牝馬クラシック第一弾。
桜花賞(2018年)の予想について解説する。
今年は2歳女王ラッキーライラック(石橋脩)が単勝1倍台のオッズの断然人気となりそうである。
別路線組との対戦も注目にも当然注目を集める形になるだろう。
そこで、競馬理論の競馬予想では、有力馬の能力をステップレースごとに分析する。
チューリップ賞組
1着のラッキーライラック・2着のマウレア(武豊)・3着のリリーノーブル(川田将雅)
6着のシグナライズ・7着のスカーレットカラー(岩田康誠)・10着のサヤカチャン(幸英明)
合計6頭が出走登録している。
ラッキーライラック
チューリップ賞の勝利という結果は、先行した2頭から大きく離れた3番手を気分よく追走する展開に恵まれたものである。
しかしながら、ラッキーライラックは、2着以下に2馬身以上の差をつけたこと自体は立派である。
よって、断然人気が予想されるラッキーライラックに本命級の高い評価を与えて当然である。
マウレア
チューリップ賞の2着という結果は、ラッキーライラックをぴったりマークしてのもの。
だがそこから直線では離されてしまっており、力負けであった。
よって、桜花賞ではマウレアに、ラッキーライラックの相手候補程度の評価を与えれば十分である。
リリーノーブル
チューリップ賞の3着という結果は、コース取りの差を考えると、マウレアと互角又はそれ以上である。
よって、桜花賞本番ではリリーノーブルがマウレアを逆転可能と判断すべきである。
シグナライズ・スカーレットカラー・サヤカチャン
チューリップ賞の見所のないレース内容を見る限り高い評価は不要である。
フィリーズレビュー組
1着のリバティハイツ(北村友一)・2着のアンコールプリュ(藤岡康太)・3着のデルニエオール(池添謙一)
4着のアンヴァル(藤岡佑介)・10着のモルトアレグロ(田辺裕信)・11着のラブカンプー
12着のアリア・14着のイサチルルンルン(国分恭介)・15着のコーディエライト(和田竜二)
合計9頭が出走登録している。
リバティハイツ
フィリーズレビューの勝利という結果は、直線で狭い馬群を割る勝負根性を見せていて着差以上に強い内容であった。
ただし、フィリーズレビュー組は、チューリップ賞組よりレベルが低い可能性は否めない。
よって、リバティハイツにも押さえ程度の評価は与えるべきである。
アンコールプリュ
フィリーズレビューの2着という結果は、ハイペースに恵まれたものでもある。
ただし、大きな出遅れを考慮すると悪くない内容であった。
よって前崩れの展開になれば、アンコールプリュがリバティハイツを逆転可能と判断すべきである。
デルニエオール、アンヴァル、モルトアレグロ、ラブカンプー、アリア、イサチルルンルン及びコーディエライトは、
フィリーズレビューの見所のない内容を見る限り、高い評価は不要である。
次にシンザン記念組を含めトライアル以外のレースについて見ていく。
シンザン記念組
1着のアーモンドアイ(ルメール)が桜花賞に出走登録している。
アーモンドアイ
シンザン記念の勝利という結果は、先行した2頭が2、3着に残る展開の中直線だけで差し切っており、着差以上に強い内容であった。
よって、アーモンドアイに、打倒ラッキーライラックの一番手くらいの高い評価を与えるべきである。
クイーンカップ組
次にココ最近は桜花賞でも通用するようになってきたクイーンカップ組。
2着のフィニフティ及び12着のツヅミモン(秋山真一郎)が出走登録している。
フィニフティ
クイーンカップの2着という結果は、前残りの展開で逃げたテトラドラクマを捕えられなかっただけ。
あのレースぶりを見る限り力負けではないと判断すべきである。
能力的に底を見せていないフィニフティにもかなり高い評価を与えるべきである。
ツヅミモン
クイーンカップの見所のないレース内容を見る限り、今回は高い評価は不要である。
次にアネモネステークス組について分析していく。
アネモネステークス組
1着のハーレムライン(大野拓弥)及び2着のレッドレグナント(Mデムーロ)が桜花賞に出走登録している。
ハーレムライン
アネモネステークスの勝利という結果は、弱いメンバー構成と行ったきりの流れだった。
2番手追走する展開に恵まれたものであり、レース内容としての価値は高くない。
よって、ハーレムラインに高い評価は不要である。
レッドレグナント
アネモネステークスの見所のない内容を見る限り、高い評価は不要である。
最後にフラワーカップ組を分析していく。
フラワーカップ組
2着のトーセンブレス(柴田善臣)が出走登録している。
トーセンブレス
フラワーカップの2着という結果は、スローペースを後方から追い込んでおり、負けて強しの内容であった。
またトーセンブレスは、阪神ジュベナイルフィリーズで4着の実績もある。
よって、外差しが届く展開になるようであれば、トーセンブレスにも注意が必要である。
以上、現時点で出走登録している有力各馬の能力を分析した。
この分析結果に、展開、調教、枠順、人気及び馬場状態などの様々な要素を加味して、
桜花賞(2018年)の最終的な予想を決断する。
予想屋マスター事務局スタッフ片山・麻生が担当しております。 ご意見、ご要望などいただけたら嬉しいです。