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2012/07/02 2016/08/19

【 オークス2012予想】 アパパネは距離を克服して2冠達成なるか?

出走日:2012年07月08日(日)
優駿牝馬(GⅠ)/東京/定量/1000m(左・芝)

今週のメインレースは、3歳牝馬クラシック第2弾の第71回オークスである。第71回オークスは、桜花賞から800mも距離が伸びるので、非常に難解な一戦となりそうである。そこで、競馬理論の競馬予想は、第71回オークスに出走する有力各馬の能力を、ステップレースごとに分析する。

牝馬クラシック第1弾の桜花賞組からは、1着のアパパネ(蛯名)、2着のオウケンサクラ(安藤勝)、3着のエーシンリターンズ(福永)、4着のショウリュウムーン(内田博)、5着のアプリコットフィズ(横山典)、6着のシンメイフジ(岩田康)、7着のギンザボナンザ(池添)、8着のアニメイトバイオ(後藤)、9着のコスモネモシン(石橋)、10着のワイルドラズベリー(田中勝)、12着のタガノエリザベート(川田)、13着のプリンセスメモリー及び14着のステラリード(ウィリアムズ)が第71回オークスに出走する。アパパネの桜花賞の勝利は、スローペースで逃げ粘るオウケンサクラを差し切ってのものであり、文句のない内容であった。よって、第71回オークスにおいて、アパパネが2冠を達成する可能性は低くない。なお、アパパネにとっての課題は、母系が短距離血統ということもあり2400mの距離だが、こればっかりは走ってみなければ分からない。ただし、アパパネは、今までのレースを見る限り折り合いが非常にスムーズなので、2400mの距離もこなす可能性の方が高いと競馬理論の競馬予想では判断している。

一方、オウケンサクラの桜花賞の2着は、1000m通過58秒9のスローペースを楽に逃げる展開に恵まれたものであって、レース内容的な価値は着順ほど高くない。よって、第71回オークスにおいて、オウケンサクラが桜花賞の2着だけで過剰に人気になるようであれば、押さえ程度の評価にとどめるべきである。ただし、オウケンサクラの先行力は、今の前が止まらない東京の高速馬場ではプラスに働きそうなので、内枠を引いて、インの3番手を追走する競馬ができれば、互角以上の競馬も可能と競馬理論の競馬予想では判断している。

一方、エーシンリターンズの桜花賞の3着は、スローペースをスンナリ先行する展開に恵まれたものである。また、アプリコットフィズ桜花賞の5着も、スローペースのインの3番手を追走する展開に恵まれたにもかかわらず、直線で伸びを欠いた。よって、第71回オークスにおいて、エーシンリターンズ及びアプリコットフィズがアパパネを逆転するには、距離適性や展開などの助けが必要と競馬理論の競馬予想では判断している。

一方、ショウリュウムーンの桜花賞の4着は、スローペースで追い込みが届きにくい展開で脚を余し、且つ、直線で前が塞がる不利を受けてのものであり、レース内容的には悪くない。よって、第71回オークス、内田騎手の腕をも加味して、ショウリュウムーンには高い評価を与えるべきと競馬理論の競馬予想では判断している。

一方、シンメイフジの桜花賞の6着は、先行馬が上位を独占する展開の中で、大外を回って差を詰めたものであり、レース内容的には上位馬と互角である。よって、第71回オークスにおいて、前潰れの展開にさえなれば、シンメイフジが好走しそうである。ただし、今の東京競馬場の高速馬場では、シンメイフジの追い込みが届く展開になるのは難しいとも競馬理論の競馬予想では考えている。

一方、ギンザボナンザ、アニメイトバイオ、コスモネモシン、ワイルドラズベリー、タガノエリザベート、プリンセスメモリー及びステラリードは、桜花賞の見所のないレース内容から、第71回オークスで好走する可能性は低い。

一方、オークストライアルのスイトピーステークス組からは、1着のトレノエンジェル及び2着のニーマルオトメ(北村宏)が第71回オークスに出走する。トレノエンジェルは、3戦2勝2着1回と底を見せていない点は魅力だが、スイトピーステークスの勝利は、低調なメンバー構成とスローペースの3番手を追走する展開に恵まれたものであり、レース内容的な価値は低い。また、ニーマルオトメは、マイペースの逃げを打てたにもかかわらず、トレノエンジェルに交わされているので、トレノエンジェル以上にレース内容的な価値は低い。よって、一線級が揃う第71回オークスにおいて、トレノエンジェル及びニーマルオトメのスイトピーステークス組が好走する可能性は低いと競馬理論の競馬予想では判断している。

一方、フローラステークス組からは、1着のサンテミリオン(横山典)、2着のアグネスワルツ(柴田善)及び3着のブルーミングアレー(松岡)が第71回オークスに出走する。サンテミリオンのフローラステークスの勝利は、レースレコードとなる2分0秒2で押し切ったものだが、行ったきりの前残りの展開に恵まれたものと見ることもできる。よって、第71回オークス、どちらかと言えば人気先行タイプのサンテミリオンを過信すべきでない。ただし、第71回オークスにおいて、サンテミリオンが内枠を引くようであれば、横山騎手が好位のインを追走させる可能性が高いので、本命級の高い評価を与えるべきとも競馬理論の競馬予想では判断している。

一方、アグネスワルツのフローラステークスの2着は、サンテミリオンにこそ完敗のレースであったが、剥離骨折明けであったことを考慮すると、悪くないレース内容であった。また、今の東京競馬場の先行馬有利な馬場状態は、単騎逃げが濃厚のアグネスワルツにはプラスに働く可能性が高い。よって、第71回オークス、叩き2走目で粘りを増すアグネスワルツの逃げ残りには要注意と競馬理論の競馬予想では判断している。

一方、ブルーミングアレーのローラステークスの3着は、

上位2頭より外を回らされていた分とはいえ、3着が精一杯というレース内容であった。よって、第71回オークス、ブルーミングアレーに押さえ程度の評価を与えれば十分と競馬理論の競馬予想では判断している。

一方、忘れな草賞組からは、1着のモーニングフェイス(藤岡佑)が第71回オークスに出走する。モーニングフェイスの忘れな草賞の勝利は、桜花賞と同日ということもあって、かなり弱いメンバー構成に恵まれたものである。よって、一線級相手となる第71回オークス、モーニングフェイスに高い評価を与える必要はないと競馬理論の競馬予想では判断している。

以上のように、競馬理論の競馬予想は、第71回オークスに出走する有力各馬の能力を分析した。この分析結果に、枠順、展開、調教及び馬場状態などの様々な要素を加味して、第71回オークスの最終的な予想を決断する。競馬理論のファンの方は、第71回オークスの予想をお楽しみに。

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この記事を書いた人
事務局スタッフ片山・麻生

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