優駿牝馬(GⅠ)/東京/定量/2400m(左・芝)
今週のメインレースは、2017年牝馬クラシック第2段のオークス(2017年)である。
オークス(2017年)は、23頭もの出走登録がある上に、断然人気に推されたソウルスターリングの桜花賞の敗戦により、混戦模様となった。
そこで、競馬理論の競馬予想では、オークス(2017年)に出走登録している有力各馬の能力をステップレースごとに分析する。
フローラステークス組からは、1着のモズカッチャン(和田竜二)、2着のヤマカツグレース(横山典弘)、3着のフローレスマジック(戸崎圭太)、5着のレッドコルディス、7着のアドマイヤローザ、8着のホウオウパフューム(松岡正海)及び14着のディーパワンサ(内田博幸)がオークス(2017年)に出走登録している。
モズカッチャンのフローラステークスの勝利という結果は、開幕週のイン有利の馬場を最大限に生かしたものであり、レース内容としての価値は低い。
よって、オークス(2017年)の競馬予想においては、モズカッチャンに高い評価は不要である。
ヤマカツグレース及びフローレスマジックのフローラステークスの好走は、スローで先行する競馬に恵まれたものである。
よって、オークス(2017年)の競馬予想においては、ヤマカツグレース及びフローレスマジックにも高い評価は不要である。
なお、フローラステークスの枠順とコース取りの差を考慮すると、オークス(2017年)ではフローレスマジックがヤマカツグレース先着する可能性が高い。
レッドコルディス及びホウオウパフュームのフローラステークスの敗戦は、開幕週の馬場で脚を余したものであり、着順ほど悲観すべき内容ではない。
よって、オークス(2017年)の競馬予想においては、レッドコルディス及びホウオウパフュームがフローラステークス上位組を逆転してもおかしくないと判断すべきである。
ディーパワンサは、フローラステークスの見所のない内容を見る限り、オークス(2017年)の競馬予想において高い評価は不要である。
スイートピーステークス組では、1着のブラックスビーチ(北村宏司)、2着のカリビアンゴールド(田中勝春)、3着のムーンザムーン、8着のブラックオニキス(大野拓弥)及び12着のアンネリースがオークス(2017年)に出走登録している。
スイートピーステークス組は1~6着までが0秒1差であったようにちょっとしたことで着順が入れ替わりそうだが、一線級不在の弱いメンバー構成であった。
よって、オークス(2017年)の競馬予想においては、スイートピーステークス組のブラックスビーチ、カリビアンゴールド、ムーンザムーン、ブラックオニキス及びアンネリースに高い評価は不要である。
矢車賞組からは、1着のディアドラ(岩田康誠)がオークス(2017年)に出走登録している。
ディアドラの矢車賞の勝利という結果は、2着に2馬身もの差をつけており、力の違いを見せつけた。
また、ディアドラは、桜花賞において、上位とは能力差を感じたことも確かだが、大きくは負けていない。
よって、オークス(2017年)の競馬予想においては、ディアドラにも押さえ程度の評価は与えるべきである。
桜花賞組からは、1着のレーヌミノル(池添謙一)、2着のリスグラシュー(武豊)、3着のソウルスターリング(ルメール)、12着のアドマイヤミヤビ(デムーロ)及び16着のミスパンテール(四位洋文)がオークス(2017年)に出走登録している。
レーヌミノルの桜花賞の勝利という結果は、道悪適性の差に助けられた感こそあるものの、早め先頭で押し切る強い内容であった。
ただし、レーヌミノルは、小倉の1200mの重賞を圧勝しているように、スピードタイプであり、距離2400mには不安が残ることも確かである。
よって、オークス(2017年)の競馬予想においては、桜花賞馬ということに敬意を払いつつも、レーヌミノルを押さえ程度の評価にとどめるべきである。
リスグラシューの桜花賞の2着という結果は、4コーナーで苦しい位置取りとなって仕掛けが遅れてしまった分だけ届かなかった。
よって、オークス(2017年)の競馬予想においては、差しが届く展開になるようであれば、リスグラシューが桜花賞組で最先着を果たす可能性が高まると判断すべきである。
ソウルスターリングの桜花賞の3着という結果は、
単勝1.4倍の断然人気を裏切ってしまったが、渋った馬場によるものであり悲観するほどではない。
よって、オークス(2017年)の競馬予想においては、4連勝の内容を見直して、ソウルスターリングの巻き返しに注目して当然である。
アドマイヤミヤビの桜花賞の12着という結果は、ゲート内での糞が話題となってしまっているが、出遅れた上に道悪で能力を出せておらず度外視可能である。
なお、アドマイヤミヤビは、後のNHKマイルカップ馬アエロリットをクイーンカップで破っており、能力がG1級なのは疑う余地がない。
よって、オークス(2017年)の競馬予想においては、アドマイヤミヤビの巻き返しにも注意を払って当然である。
ミスパンテールは、桜花賞の見所のない内容を見る限り、オークス(2017年)の競馬予想において高い評価は不要である。
以上のように、競馬理論の競馬予想では、オークス(2017年)に出走登録する有力各馬の能力を分析した。
この分析結果に、展開、調教、枠順及び馬場状態などの様々な要素を加味して、オークス(2017年)の最終的な予想を決断する。
競馬理論のファンの方は、オークス(2017年)の予想をお楽しみに。
予想屋マスター事務局スタッフ片山・麻生が担当しております。 ご意見、ご要望などいただけたら嬉しいです。