優駿牝馬(GⅠ)/東京/定量/1000m(左・芝)
今週のメインレースは、第76回オークスである。
第76回オークスは、桜花賞から800mも距離が延長するということや桜花賞が超スローペースの前残りの展開であったことから、例年以上に混戦が予想される。
そこで、競馬理論の競馬予想では、第76回オークスに出走する有力各馬の能力をステップレースごとに分析する。
桜花賞組からは、1着のレッツゴードンキ(岩田康誠)、2着のクルミナル(池添謙一)、3着のコンテッサトゥーレ(ルメール)、4着のクイーンズリング(デムーロ)、5着のノットフォーマル(黛弘人)、6着のアンドリエッテ(川田将雅)、7着のキャットコイン(柴田善臣)、8着のアースライズ(三浦皇成)、9着のルージュバック(戸崎圭太)、10着のココロノアイ(横山典弘)、13着のペルフィカ(菱田裕二)、15着のローデッド(柴山雄一)及び17着のトーセンラーク(江田照男)が第76回オークスに出走する。
レッツゴードンキの桜花賞の勝利という結果は、1000m通過62秒5の超スローペースでの逃げ切りであり、4馬身の着差ほど絶対的な能力差があるわけではない。
よって、第76回オークスの競馬予想においては、レッツゴードンキを桜花賞の着差だけで過信すべきではないが、再度単騎で逃げを打てれば展開利を生かしての2冠制覇もあり得ると判断すべきである。
一方、クルミナルの桜花賞の2着という結果は、スローで追い込んだことは立派だが、内で脚をためる展開に恵まれたとみることもできる。
よって、第76回オークスの競馬予想においては、クルミナルにとって試金石の一戦になると判断すべきである。
一方、コンテッサトゥーレの桜花賞の3着という結果は、道中で一旦は位置取りを下げざるをえない不利を受けたものの、終始コースロスのない競馬によるものである。
よって、第76回オークスの競馬予想においては、
コンテッサトゥーレに高い評価は不要である。
一方、クイーンズリング、アンドリエッテ、キャットコイン、ルージュバック及びココロノアイは、超スローペースで脚を余してしまったものであり度外視可能である。
よって、第76回オークスの競馬予想においては、クイーンズリング、アンドリエッテ、キャットコイン、ルージュバック及びココロノアイを桜花賞当時の評価で改めて見直すべきである。
一方、ノットフォーマル、アースライズ、ペルフィカ、ローデッド及びトーセンラークは、桜花賞の見所のない内容を見る限り、第76回オークスの競馬予想においては高い評価は不要である。
一方、フローラステークス組からは、1着のシングウィズジョイ(内田博幸)、2着のディアマイダーリン(福永祐一)及び3着のマキシムドパリ(武豊)が第76回オークスに出走する。
シングウィズジョイのフローラステークスの勝利という結果は、スローペースの2番手を追走する展開、ディアマーダーリン及びマキシムドパリの好走は、好位のインをロスなく追走する展開に恵まれたものであり、レース内容としての価値は高くない。
よって、第76回オークスの競馬予想においては、シングウィズジョイ、ディアマイダーリン及びマキシムドパリに押さえ程度の評価を与えれば十分である。
以上のように、競馬理論の競馬予想では、第76回オークスに出走する有力各馬の能力を分析した。
この分析結果に、展開、調教、枠順及び馬場状態などを加味して、第76回オークスの最終的な予想を決断する。
競馬理論のファンの方は、第76回オークスの予想をお楽しみに。
予想屋マスター事務局スタッフ片山・麻生が担当しております。 ご意見、ご要望などいただけたら嬉しいです。