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2022/01/11 2022/01/15

【 日経新春杯2022予想】 ステラヴェローチェが3つ目の重賞制覇なるか?

出走日:2022年01月16日(日)
日経新春杯(GⅡ)/京都/ハンデ/2400m(左・芝)

 

今週は、フルゲート18頭に対して17頭の出走登録馬があった日経新春杯(2022年)の予想について解説する。

 

日経新春杯は、去年に続き変則開催で中京で行われる上にハンデ戦ということもあり、混戦模様である。

 

日経新春杯では、ステラヴェローチェが断然人気となりそうだが、ハンデ次第では波乱もありうる。

 

そこで、競馬理論の競馬予想では、日経新春杯の出走予定馬の能力をステップレースごとに分析する。

 

有馬記念組

4着のステラヴェローチェ(ミルコ・デムーロ)が出走登録している。

 

ステラヴェローチェ

有馬記念の4着という結果は、スタートで出遅れた分だけ届かなかったが、グランプリ3連覇をしたクロノジェネシスに半馬身差まで迫っており、負けて強しの内容であった。

 

また、ステラヴェローチェは、菊花賞でも4着に敗れているが、イン有利の馬場で不利な外枠で終始外を回らされたものであり、着差ほど悲観すべき内容ではない。

 

更に、ステラヴェローチェは、日本ダービーでも、スローペースを3着まで追い込んでおり、レベルの高い3歳世代でトップクラスの能力を秘めていることは疑いの余地がない。

 

よって、日経新春杯の予想においては、トップハンデで人気であっても、ステラヴェローチェに本命級の高い評価を与えるべきである。

 

エリザベス女王杯組

3着のクラヴェル(横山典弘)が出走を予定している。

 

クラヴェル

エリザベス女王杯の3着という結果は、前潰れの展開に恵まれたが、G1での馬券圏内は立派である。

 

なお、エリザベス女王杯を圧勝したアカイイトが有馬記念で7着であったことから、単純な比較ではステラヴェローチェには見劣る。

 

また、クラヴェルは、追い込み競馬をマスターしたマーメイドステークス以降、堅実に追い込んでおり、4戦連続で馬券圏内を確保している。

 

よって、日経新春杯の予想においては、外の差しが届く展開や馬場になるようであれば、クラヴェルにもそれなりの高い評価を与えるべきだが、先週までの前が止まらない馬場が続くようであれば評価を下げるべきである。

 

アルゼンチン共和国杯組

2着のマイネルウィルトス・3着のフライライクバード(武豊)の合計2頭が出走登録している

 

マイネルウィルトス

アルゼンチン共和国杯の2着という結果は、勝ったオーソリティには離されてしまったが、出遅れながらも連対を確保したことは立派である。

 

ただしマイネルウィルトスは、次走のチャレンジカップで6着に敗れており、アルゼンチン共和国杯組はG2にしては低レベルであった可能性は否めない。

 

よって、日経新春杯の予想においては、マイネルウィルトスに押さえ程度の評価を与えれば十分である。

 

なお、マイネルウィルトスは、道悪で行われた福島民報杯を大差で圧勝しており、道悪の鬼である。

 

よって、日経新春杯の予想においては、道悪になるようであれば、マイネルウィルトスの評価を上げるべきである。

 

フライライクバード

アルゼンチン共和国杯の3着という結果は、オーソリティの直後を追走して直線では突き放されてしまった上に、マイネルウィルトスにも差し込まれてしまった。

 

また、アルゼンチン共和国杯はG2にしては低レベルな一戦であった可能性も否めない。

 

よって、日経新春杯の予想においては、フライライクバードが好走するためには好位のインでロスのない競馬をするなど展開の助けが必要と判断すべきである。

 

日本ダービー組

7着のヨーホーレイク(川田将雅)が出走を予定している。

 

ヨーホーレイク

日本ダービーの7着という結果は、直線で前が壁になって脚を余しただけであり、悲観すべき内容ではない。

 

また、ヨーホーレイクは、皐月賞において、ステラヴェローチェと0秒1差の5着に好走しており、位置取りの差を考えるとレース内容としては互角以上であった。

 

よって、日経新春杯の予想においては、休み明けであっても、ヨーホーレイクにかなり高い評価を与えるべきである。

 

中日新聞杯組

1着のショウナンバルディ(坂井瑠星)・2着のアフリカンゴールド(国分恭介)・6着のトラストケンシン(池添謙一)・8着のヤシャマル(松田大作)・12着のプレシャスブルー(勝浦)の合計5頭が出走登録している。

 

ショウナンバルディ

中日新聞杯の勝利という結果は、極端な前残りの馬場且つスローペースの展開に恵まれたものである。

 

ただし、今の中京の芝コースも極端な前残りの馬場となっている。

 

よって、日経新春杯の予想においては、ショウナンバルディの逃げ粘りにも注意を払うべきである。

 

アフリカンゴールド

中日新聞杯の2着という結果は、17番人気での連対だが、行ったきりの展開で流れ込んだだけである。

 

よって、日経新春杯の予想においては、アフリカンゴールドに高い評価は不要である。

 

トラストケンシン・ヤシャマル・プレシャスブルー

中日新聞杯のレース内容は見どころがなかった。

 

よって、日経新春杯の予想においては、トラストケンシン、ヤシャマル及びプレシャスブルーに高い評価は不要である。

 

以上、日経新春杯に出走登録している有力各馬の能力を分析した。

 

この分析結果に、展開、調教、枠順、ハンデ、人気及び馬場状態などの様々な要素を加味して、日経新春杯(2022年)の最終的な予想を決断する。

 

過去10年の連対馬一覧表

年度

馬番

馬名

馬齢

人気

騎手

ハンデ

2021

1

14

ショウリュウイクゾ

5

7

団野大

53

2

5

ミスマンマミーア

6

13

松若風

52

3

11

クラージュゲリエ

5

4

福永祐

56

2020

1

6

モズベッロ

4

2

池添謙

52

2

4

レッドレオン

5

5

北村友

54

3

8

エーティーラッセン

6

11

藤懸貴

51

2019

1

2

グローリーヴェイズ

4

1

デム

55

2

10

ルックトゥワイス

6

5

岩田康

55

3

5

シュペルミエール

6

3

北村宏

55

2018

1

7

パフォーマプロミス

6

1

デム

54

2

2

ロードヴァンドール

5

4

横山典

56

3

9

ガンコ

5

7

酒井学

52

2017

1

5

ミッキーロケット

4

1

和田竜

55

2

3

シャケトラ

4

2

浜中俊

53

3

8

モンドインテロ

5

4

シュ

56.5

2016

1

1

レーヴミストラル

4

2

川田将

56

2

7

シュヴァルグラン

4

1

ルメ

54

3

10

サトノノブレス

6

4

武豊

58

2015

1

4

アドマイヤデウス

4

6

岩田康

55

2

5

フーラブライド

6

10

酒井学

55

3

6

アドマイヤフライト

6

7

藤岡佑

56

2014

1

1

サトノノブレス

4

2

ルメ

55

2

8

アドマイヤフライト

5

1

福永祐

56

3

4

フーラブライド

5

4

酒井学

52

2013

1

2

カポーティスター

4

10

高倉稜

52

2

1

ムスカテール

5

1

ビュ

56

3

3

トウカイパラダイス

6

4

柴山雄

56

2012

1

3

トゥザグローリー

5

1

福永祐

58.5

2

11

ダノンバラード

4

3

岩田康

56

3

9

マカニビスティー

5

8

小牧太

56

出走登録馬

馬名

馬齢

前走

馬名

馬齢

前走

ステラヴェローチェ

4

有馬記念4

モズナガレボシ

5

チャレンジC(G3)7

クラヴェル

5

エリザベス女王杯(G1)3

ショウナンバルディ

5

中日新聞杯(G3)1

フライライクバード

5

アルゼンチン共和国杯(G2)3

アフリカンゴールド

7

中日新聞杯(G3)2

マイネルウィルトス

6

チャレンジC(G3)6

アルゼンチン共和国杯(G2)2

トラストケンシン

7

中日新聞杯(G3)6着

 

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Q1:中京芝2,200mの特徴

中京芝2,200mの特徴を教えてください。昨年は荒れましたが京都ではなく中京の開催だったことが原因なのでしょうか?

Q2:ステラヴェローチェについて

有馬記念3番人気4着のステラヴェローチェが出走予定です。有馬記念では出遅れて 後方から外を回って4着でした。出遅れがなければ2,3着はあったでしょうか? 今回斤量も背負わされ、中2週ですが、それでも本命候補とみていいですか?また昨年の有馬記念の感想を教えてほしいです。

Q3:クラヴェルの評価

エリザベス女王杯(G1)9番人気3着の クラヴェルについて。初めての56キロでしたが、ハイペースな流れを後ろから追い込みました。重賞4戦全て連対していますが、マスターの評価を教えてください。

Q4:アルゼンチン共和国杯組の評価

アルゼンチン共和国杯(G2)から4番人気2着のマイネルウィルトス、3番人気3着のフライライクバードが出走予定です。マイネルウィルトスは外枠で、後方から徐々に位置を上げていって外目追走で2着、フライライクバードは内枠で中団にいて、直線は伸びそうで伸びずの3着でした。スローペースでしたが、マスターはどちらを上位評価しますか?

Q5:チャレンジC組の評価

チャレンジCから3番人気6着のマイネルウィルトス、7番人気7着のモズナガレボシが出走予定です。マイネルウィルトスは後方からの競馬で、スローペースの中、アルゼンチン共和国杯と同じような競馬をしましたが最後は伸びませんでした。モズナガレボシはいつもより前目の3番手追走でしたが最後伸びませんでした。この2頭の着差は殆どないですが、マスターはどちらを上に評価しますか?

Q6:中日新聞杯組の評価

中日新聞杯(G3)から8番人気1着のショウナンバルディ、17番人気2着のアフリカンゴールド、13番人気6着のトラストケンシンが出走予定です。ショウナンバルディは逃げて勝ち、アフリカンゴールドは2番手追走で粘って2着、トラストケンシンは後方の内目で脚を溜め馬混みを抜けて伸びました。人気薄のワンツーで波乱となったレースですが、マスターはどの馬を評価しますか?今回も逃げ馬がいなければショウナンバルディやアフリカンゴールドに注意した方がいいですか?

Q7:マスターと椎名さんの抱負

明けましておめでとうございます。マスターと椎名さんの2022年の抱負が 聞きたいです。競馬で1つ、プライベートで1つ、教えてください!

 

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次回当選: 4/20 (土)AM11:00
この記事を書いた人
事務局スタッフ片山・麻生

予想屋マスター事務局スタッフ片山・麻生が担当しております。 ご意見、ご要望などいただけたら嬉しいです。

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