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2012/07/02 2012/11/20

【 日経新春杯2012予想】 第57回日経新春杯

出走日:2012年07月08日(日)
日経新春杯(GⅡ)/京都/ハンデ/2400m(左・芝)

今週のメインレースは、第57回日経新春杯である。
第57回日経新春杯は、G2とは思えないくらい低調なメンバー構成の上に、ハンデ戦ということもあり、大混戦模様である。

その大混戦の第57回日経新春杯には、去年の覇者のテイエムプリキュア(熊沢)が連覇を狙って出走する。
テイエムプリキュアの去年の日経新春杯の勝利は、49キロの軽ハンデとマイペースで逃げる展開に恵まれたものだが、2着に3馬身以上の差をつけたこと自体は立派である。
また、京都の中長距離戦は、エリザベス女王杯で2着した舞台であり、テイエムプリキュアにとっては最も得意な条件である。
よって、去年よりもメンバーが弱い第57回日経新春杯において、テイエムプリキュアが連覇を果たしてもおかしくない。
ただし、去年よりもマークはきつくなるはずなので、過剰に人気になるようであれば、テイエムプリキュアを過信すべきでないとも競馬理論の競馬予想では判断している。

一方、ブームが続く高齢馬では、10歳馬のゴールデンメイン及び8歳馬のインティライミ(佐藤哲)が第57回日経新春杯に出走する。
ゴールデンメインは、前走のステイヤーズステークスで2着に好走しており、明けて10歳といえども大きな衰えはない。
しかしながら、ゴールデンメインのステイヤーズステークスの2着は、中山の開幕週で先行馬有利の馬場状態及び超スローペースで2番手を追走する展開に恵まれたものであり、レース内容的な価値は低い。
これは、ステイヤーズステークスで5着に逃げ粘ったマサライトが次走の万葉ステークスで9着に敗れていることからも、ステイヤーズステークスがいかに先行馬に有利な展開だったかが分かる。
よって、第57回日経新春杯、ステイヤーズステークスの2着だけで、ゴールデンメインを過大評価すべきでないと競馬理論の競馬予想では判断している。

一方、インティライミは、日本ダービーでのディープインパクトの2着を始め、第57回日経新春杯のメンバーに入れば、実績的に最上位である。
インティライミにとっての問題は、近走の惨敗続きの成績からも分かるように、年齢的な衰えである。
しかしながら、インティライミの惨敗は、ジャパンカップなどの一線級相手であったことも確かである。
よって、これまでのレースよりもかなりメンバーが弱化する第57回日経新春杯、インティライミが復活してもおかしくはないと競馬理論の競馬予想では判断している。

一方、レベルが高いと言われている4歳世代からは、トップカミング及びベストメンバーが第57回日経新春杯に出走する。
トップカミングは、条件級から勝ち上がってきた格下馬にも見えるが、クラシック戦線のステップレースで好走を繰り返しており、重賞に入っても実績的にも能力的にも遜色はない。
よって、第57回日経新春杯においても、トップカミングに高い評価を与えるべきである。
ただし、今年の4歳牡馬世代は、ダート戦線や条件級では好成績を残しているが、中長距離戦の重賞戦線では好走していないことを頭の片隅に入れておくべきと競馬理論の競馬予想では判断している。

一方、ベストメンバーは、京都新聞杯以来の出走となるが、京都新聞杯で破ったデルフォイが休み明けの中山金杯で差のない4着に好走していることを考慮すると、低調なメンバー構成の第57回日経新春杯能力的では能力的に互角以上である。
よって、第57回日経新春杯、長期休養明けでも体調さえ万全であれば、ベストメンバーがいきなり好走してもおかしくないと競馬理論の競馬予想では判断している。

ほかには、サンライズマックス、トーホウアラン及びメイショウベルーガが第57回日経新春杯では注目される。
サンライズマックスは、57.5キロのハンデを背負って、終始外を回らされたアルゼンチン共和国杯の内容だけ走れば互角以上である。
よって、第57回日経新春杯、武豊騎手騎乗で過剰に人気にならない限りは、サンライズマックスに本命級のかなり高い評価を与えるべきと競馬理論の競馬予想では判断している。

一方、トーホウアランは、アルゼンチン共和国杯のレース内容を見る限り、サンライズマックスより下の評価とならざるを得ないが、一昨年の京都大賞典を制覇した京都競馬場が舞台ならばもう少し走れそうである。
よって、第57回日経新春杯、トーホウアランに押さえ程度の評価は与えるべきと競馬理論の競馬予想では判断している。

一方、メイショウベルーガは、1番人気で臨んだ第47回愛知杯において、行ったきりの流れにもかかわらず、差のない3着に追い込んでおり、レース内容的には勝ち馬を大きく上回る。
また、同じく行ったきりの展開だったエリザベス女王杯でも、メイショウベルーガは掲示板を確保している。
よって、第57回日経新春杯、展開次第で、メイショウベルーガがテイエムプリキュアを逆転可能と競馬理論の競馬予想では判断している。

以上のように、競馬理論の競馬予想は、第57回日経新春杯に出走する有力各馬の能力を分析した。
この分析結果に、ハンデ、枠順、展開、調教及び馬場状態などの様々な要素を加味して、第57回日経新春杯の最終的な予想を決断する。
競馬理論の競馬予想のファンの方は、第57回日経新春杯の予想をお楽しみに。

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この記事を書いた人
事務局スタッフ片山・麻生

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