日経新春杯(G2)/中京競馬場/芝2200m/左/条件:サラブレッド系4歳以上/賞金:5500万円

今週は、フルゲート18頭に対して16頭の出走登録馬があった日経新春杯(2020年)の予想について解説する。
日経新春杯は、確たる中心馬不在な上にハンデ重賞ということもあり、波乱の可能性が高そうである。
日経新春杯では、アフリカンゴールド(福永祐一)やレッドジェニアル(武豊)などが人気になりそうだが、大混戦模様である。
そこで、競馬理論の競馬予想では、日経新春杯の出走予定馬の能力をステップレースごとに分析する。
目次
アルゼンチン共和国杯組
3着のアフリカンゴールドが出走登録している。
アフリカンゴールド
アルゼンチン共和国杯の3着という結果は、1番人気を裏切ってしまったのもの、ロスのない競馬をした2頭がワンツーだった上に、直線でブレーキをかける不利を受けてのものであり、負けて強しの内容であった。
よって、日経新春杯の予想では、アフリカンゴールドの巻き返しに注目して当然である。
菊花賞組
8着のレッドジェニアル(武豊)が出走を予定している。
レッドジェニアル
菊花賞の8着という結果は、一線級相手で見せ場こそなかったものの、大きくは負けていない。
なお、レッドジェニアルは、後のダービー馬ロジャーバローズを破って、京都新聞杯を制している。
よって、日経新春杯の予想では、メンバー弱化を考慮すると、レッドジェニアルにも高い評価を与えて当然である。
中日新聞杯組
1着のサトノガーネット(坂井瑠星)・13着のロードヴァンドール(太宰啓介)の合計2頭が出走登録している。
サトノガーネット
中日新聞杯の勝利という結果は、ローカルの弱いメンバー構成、53キロの軽ハンデ及び差し馬が上位を独占する展開などに恵まれたものである。
よって、日経新春杯の予想では、少しメンバーが強化することを考慮すると、サトノガーネットが再度好走するためには展開などの助けが必要と判断すべきである。
ロードヴァンドール
中日新聞杯の13着という結果は、逃げられなかった上に先行馬には厳しい流れであったことを考慮すると、度外視可能である。
なお、ロードヴァンドールは、阪神大賞典や七夕賞のように、逃げられなくても気分良く先行できさえすれば、しぶとく粘り込む。
よって、日経新春杯の予想では、楽に先行できるようであれば、ロードヴァンドールの粘り込みにも注意を払うべきである。
比叡ステークス組
1着のレッドレオン(北村友一)が出走登録している。
レッドレオン
比叡ステークスの勝利という結果は、インが有利な馬場ではなかったものの、スローペースの好位のインのロスのない展開に恵まれたものである。
ただし、この時期の重賞戦線は、一線級不在ということもあり、下のクラスから上がってきた馬がいきなり好走することが多い。
よって、日経新春杯の予想では、レッドレオンにとって試金石の一戦になると判断すべきである。
ジャパンカップ組
15着のタイセイトレイル(川田将雅)が出走を予定している。
タイセイトレイル
ジャパンカップの15着という結果は、一線級相手に力負けであったが、さすがに相手が強すぎた。
なお、タイセイトレイルは、アルゼンチン共和国杯でアメリカンゴールドに先着しているが、ロスのない競馬をさせた戸崎圭太騎手の好騎乗に恵まれたものである。
よって、日経新春杯の予想では、タイセイトレイルにもそれなりの評価を与えるべきだが、アメリカンゴールドのほうが上と判断すべきでもある。
江坂特別組組
4着のメロディーレーン(岩田望)が出走登録している。
メロディーレーン
江坂特別の4着という結果は、自ら勝ちに行く競馬だった上に勝ち馬に少し寄られる不利を受けてのものであり、レース内容としては悪くない。
また、メロディーレーンは、菊花賞でも5着の実績がある。
よって、日経新春杯の予想では、スタミナ比べが得意なメロディーレーンにも高い評価を与えて当然である。
以上、日経新春杯に出走登録している有力各馬の能力を分析した。
この分析結果に、展開、調教、枠順、ハンデ、人気及び馬場状態などの様々な要素を加味して、日経新春杯(2020年)の最終的な予想を決断する。

予想屋マスター事務局スタッフ片山・麻生が担当しております。 ご意見、ご要望などいただけたら嬉しいです。
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