日経新春杯(GⅡ)/京都/ハンデ/2400m(左・芝)
今週は、フルゲート18頭に対して17頭の出走登録馬があった
日経新春杯(2019年)の予想について解説する。
日経新春杯は、確たる中心馬不在のハンデ重賞ということもあり、波乱の可能性を秘める。
レベルの高い4歳世代のグローリーヴェイズ(ミルコ・デムーロ)やメイショウテッコン(武豊)などが人気になりそうだが、大混戦模様である。
そこで、競馬理論の競馬予想では、日経新春杯の出走予定馬の能力をステップレースごとに分析する。
まずは
菊花賞組
5着のグローリーヴェイズ・12着のアフリカンゴールド(ミナリク)・
14着のメイショウテッコン(武豊)・16着のアイトーン(国分恭介)
の合計4頭が出走登録している。
グローリーヴェイズ
菊花賞の5着という結果は、外枠からの発走でレベルの高い4歳世代のG1での掲示板確保であることを考えると立派である。
よって、日経新春杯の予想では、グローリーヴェイズに高い評価を与えて当然である。
ただし、今の京都は前が止まらないので、ミルコ・デムーロ騎手で過剰に人気になるようであれば、絶対視までは禁物である。
アフリカンゴールド・メイショウテッコン・アイトーン
菊花賞のレース内容は見所がなかった。
ただし、この3頭は、いずれも先行馬で菊花賞は自分の競馬ができていない。
よって、日経新春杯の予想では、楽に先行できる展開に恵まれるようであれば、アフリカンゴールド、メイショウテッコン及びアイトーンの粘り込みにも注意を払うべきである。
ジャパンカップ組
8着のウインテンダネス(内田博幸)・12着のガンコ(藤岡佑介)・
13着のノーブルマーズ(高倉稜)
の合計3頭が出走を予定している。
ウインテンダネス・ガンコ・ノーブルマーズ
ジャパンカップの敗戦は、完全な力負けだが、メンバーが強すぎた。
なお、ウインテンダネス及びガンコは、G2を勝っており、実績的には上位である。
また、ノーブルマーズは、イン有利の馬場に恵まれたとは言えども、宝塚記念3着の実績がある。
よって、日経新春杯の予想では、気分よく先行してロスのない競馬ができるようであれば、ウインテンダネス、ガンコ及びノーブルマーズにも注意を払うべきである。
アルゼンチン共和国杯組
2着のムイトオブリガード(川田将雅)が出走登録している。
ムイトオブリガード
アルゼンチン共和国杯の2着という結果は、スローの前残りの展開の分だけ届かなかっただけで、負けて強しの内容であった。
よって、日経新春杯の予想では、崩れなく走って能力的に底を見せていないムイトオブリガードにも高い評価を与えて当然である。
グレイトフルステークス組
1着のルックトゥワイス(岩田康誠)が出走を予定している。
ルックトゥワイス
グレイトフルステークスの勝利という結果は、いつも人気を裏切っていた詰めの甘さを全く感じさせない強い内容であった。
なお、ルックトゥワイスは、六社ステークスにおいて、ムイトオブリガードと差のない競馬をしている。
よって、日経新春杯の予想では、ルックトゥワイスにもそれなりの高い評価を与えるべきである。
チャレンジカップ組
12着のロードヴァンドール(横山典弘)が出走登録している。
ロードヴァンドール
チャレンジカップの12着という結果は、休み明けだった上に逃げる自分の競馬ができなかったものであり、度外視可能である。
なお、ロードヴァンドールは、去年の日経新春杯の2着馬であり、逃げさえ打てれば差はない。
よって、日経新春杯の予想では、楽に先行する展開に恵まれるようであれば、前が止まらない京都の馬場を生かしてロードヴァンドールが粘り込む可能性もありそうである。
以上、日経新春杯に出走登録している有力各馬の能力を分析した。
この分析結果に、展開、調教、枠順、ハンデ、人気及び馬場状態などの様々な要素を加味して、
日経新春杯(2019年)の最終的な予想を決断する。予想屋マスター事務局スタッフ片山・麻生が担当しております。 ご意見、ご要望などいただけたら嬉しいです。