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出走日: 日経新春杯(GⅡ)/京都/ハンデ/2400m(左・芝)
※枠順発表次第、出走馬表示。予想オッズはnetkeibaを参考
開催 | 芝 | ダート | コメント |
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中山 京成杯オータムハンデ | ややイン有利 | フラット | 開幕週 24/9/4 17:25更新 |
中京 セントウルステークス | フラット | フラット | 芝は先週の台風の影響がありそう 24/9/4 17:25更新 |
日経新春杯 1954年に京都競馬場の芝外回り2400mの重賞として日本経済新春杯の競走名(「新聞」は題名に入らなかった)で創設された。1979年に日経新春杯に改称、1984年にはGIIに格付けされ、1987年からは芝外回り2200mに距離短縮されたが、1995年からは創設当初の現行距離に変更されている。ただし1980年と1994年は阪神競馬場で施行され、1984年はダート2600mに馬場変更された。2006年から国際競走となった。
年明け後に関西圏で最初に迎える芝のGII競走で春季の中・長距離路線を見据えた馬が一つの起点とする競走となっているが、同時期開催のアメリカジョッキークラブカップや京都競馬の次開催の京都記念が別定重量であるのに対し、当競走はハンデキャップ競走と差別化が図られている。
また1978年の第25回に海外遠征の壮行レースとして負担重量66.5キロで出走した有馬記念優勝馬のテンポイントが馬体に故障を生じて競走中止となったことで知られる競走である。同馬は同年3月に死亡したが、その優秀な戦績と故障後に闘病生活を送った悲劇性から年を経た現在でも語り継がれており、「日経新春杯といえばテンポイント」のように結び付ける往年の競馬ファンも少なくない。
現在の優勝レイの配色は紫色の地に黄色文字となっている。
出走資格はサラ系4歳(旧5歳)以上で、施行日当日の1週前から過去1年前までの期間内に1回以上出走のJRA所属の競走馬、外国調教馬(8頭)である。
負担重量はハンデキャップである。
開催日:2023/01/15
着順 | 馬番 | 馬名 | MI | 性別 | 馬齢 | 斤量 | タイム | 基 | KP | BP | AP | TP |
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1 | 2 | ヴェルトライゼンデ | 81 | 牡 | 6 | 59 | 02:14.2 | 80 | 2 | -1
| 0
| 0
|
2 | 10 | キングオブドラゴン | 71 | 牡 | 6 | 55 | 02:14.3 | 79 | -6 | -1
| 0
| -1
|
3 | 12 | プラダリア | 78 | 牡 | 4 | 56 | 02:14.3 | 79 | -2 | 1
| 0
| 0
|
4 | 1 | ヤマニンゼスト | 73 | 牡 | 4 | 55 | 02:14.4 | 78 | -4 | -1
| 0
| 0
|
5 | 3 | ロバートソンキー | 74 | 牡 | 6 | 57 | 02:14.6 | 76 | -2 | 0
| 0
| 0
|
6 | 4 | ハヤヤッコ | 76 | 牡 | 7 | 58.5 | 02:14.7 | 75 | 1 | 0
| 0
| 0
|
7 | 6 | ダンディズム | 68 | セン | 7 | 55 | 02:14.9 | 73 | -6 | -1
| 1
| 1
|
8 | 7 | プライドランド | 65 | 牡 | 7 | 54 | 02:14.9 | 73 | -8 | 0
| 0
| 0
|
9 | 13 | アフリカンゴールド | 71 | セン | 8 | 58 | 02:15.0 | 72 | 0 | 0
| 0
| -1
|
10 | 14 | サンレイポケット | 74 | 牡 | 8 | 58 | 02:15.0 | 72 | 0 | 1
| 0
| 1
|
11 | 8 | ヴェローナシチー | 64 | 牡 | 4 | 54 | 02:15.1 | 71 | -6 | 0
| 0
| -1
|
12 | 9 | プリマヴィスタ | 65 | 牡 | 6 | 54 | 02:15.1 | 71 | -8 | 1
| 0
| 1
|
13 | 11 | イクスプロージョン | 69 | 牡 | 5 | 57 | 02:15.2 | 70 | -2 | 1
| 0
| 0
|
14 | 5 | モズナガレボシ | 0 | 牡 | 6 | 55 | 02:22.2 | 0 | -6 | -1
| 1
| 1
|
今週は、フルゲート18頭に対して15頭の出走登録馬にとどまった日経新春杯(2024年)の予想について解説する。
日経新春杯は、G1戦線で上位に好走した実績馬不在な上にハンデ戦ということもあり、混戦模様である。
日経新春杯では、神戸新聞杯馬サトノグランツが人気となりそうだが、実力的に抜けているわけでもなく、波乱もありうる。
そこで、競馬理論の競馬予想では、日経新春杯の出走予定馬の能力をステップレースごとに分析する。
目次
菊花賞組
5着のサヴォーナ(池添謙一)・6着のハーツコンチェルト(松山弘平)・10着のサトノグランツ(川田将雅)の合計2頭が出走登録している。
サヴォーナ
菊花賞の5着という結果は、G1で掲示板確保と見れば立派だが、スローペースを早めにまくった展開に恵まれた感が強い。
事実、途中から先頭に立って4着に粘り込んだリビアングラスが次走のグレイトフルステークス(3勝クラス)で7着に敗れていることからも、菊花賞の先行勢は着順ほど内容は強くない。
また、サヴォーナは、神戸新聞杯でも2着に好走しているが、スローペースの好位のインを追走する展開に恵まれた。
よって、日経新春杯の予想においては、楽に先行する展開に恵まれればサヴォーナの粘り込みもありうるが、過去のレース内容を踏まえると実績ほどの高い評価は不要である。
ハーツコンチェルト
菊花賞の6着という結果は、いつもより前目を追走できたが4コーナーで下がってきたトップナイフをさばききれずにバランスを崩してしまっており、度外視可能である。
なお、ハーツコンチェルトは、神戸新聞杯でも5着に敗れているがスローの前残りの展開で外を回りすぎており、着順以上に強い内容であった。
更に、ハーツコンチェルトは、日本ダービーにおいても、向こう正面で押し上げたにもかかわらず僅差の3着で走っており、能力的には4歳世代トップクラスである。
よって、日経新春杯の予想においては、ハーツコンチェルトにかなり高い評価を与えるべきだが、器用さを欠くタイプなのでスローペースやイン有利なトラックバイアスのときには再度脚を余す可能性も否定できない。
サトノグランツ
菊花賞の10着という結果は、スローペースの展開が向かなかったことも確かだが、見せ場すらなかった。
なお、サトノグランツは、神戸新聞杯をスローペースながらも差し切っているが、ロスのない競馬をさせた川田将雅騎手の好騎乗によるものでもある。
また、サトノグランツは、京都新聞杯を制しているが、京都新聞杯組は下級条件ですら勝ち上がれていない馬が多く低レベルな一戦であった。
よって、日経新春杯の予想においては、サトノグランツにもそれなりに高い評価を与えるべきだが、人気ほどの信頼感はないと判断すべきである。
グレイトフルステークス組
7着のリビアングラスが出走を予定している。
リビアングラス
グレイトフルステークスの7着という結果は、逃げる自分の競馬ができなかったにせよ、3勝クラス相手で負け過ぎである。
なお、リビアングラスは、菊花賞で4着の実績があるが、スローペースを早めに先頭に立つ展開に恵まれた。
また、リビアングラスは、京都新聞杯3着の実績があるが、これも弱いメンバー構成と楽に逃げる展開に恵まれたものである。
よって、日経新春杯においてリビアングラスが好走するためには、楽に先行する展開の助けが必要と判断すべきである。
京都大賞典組
4着のヒンドゥタイムズ(ルメール)・競走中止のブローザホーン(菅原明)が出走を予定している。
ヒンドゥタイムズ
京都大賞典の4着という結果は、道中徐々に内に潜り込んで、イン有利のトラックバイアスを生かしたものであり、レース内容としての価値は微妙である。
また、ヒンドゥタイムズは、日経新春杯よりもメンバーが低調な小倉の重賞でこそ好走しているが、それ以外では惨敗を繰り返している。
よって、日経新春杯の予想においては、ルメール騎手で過剰人気になることをも考慮すると、展開の助けがありそうな場合にのみ、ヒンドゥタイムズに押さえ程度の評価を与えるべきである。
ブローザホーン
京都大賞典の競走中止は、心房細動によるもので度外視可能である。
なお、ブローザホーンは、函館記念で重賞勝ちにめどをつけたあとに、メンバーに恵まれたとは言えども札幌日経オープンを楽勝している。
よって、日経新春杯の予想においては、競走中止明けでも体調さえ万全であれば、ブローザホーンにもそれなりの高い評価を与えるべきである。
ジャパンカップ組
11着のショウナンバシットが出走登録している。
ショウナンバシット
ジャパンカップの11着という結果は、メンバーが強すぎたこともあるが、見せ場すらなく力負けであった。
なお、ショウナンバシットは、内がポッカリと開く展開に恵まれた皐月賞で5着の実績があるが、その後の成績を見ると、日経新春杯に出走する4歳世代の中でも能力的に少し見劣る。
よって、日経新春杯の予想においては、ショウナンバシットに高い評価は不要である。
アルゼンチン共和国杯組
6着のハーツイストワール・7着のレッドバリエンテ・13着のディアスティマが出走を予定している。
ハーツイストワール
アルゼンチン共和国杯の6着という結果は、上位には伸び負けたが、大きな差もなかった。
また、ハーツイストワールは、一昨年のアルゼンチン共和国杯で2着に好走しており、ハンデ戦のG2ならば通用する能力を秘める。
よって、日経新春杯の予想においては、ハーツイストワールにもそれなりの高い評価を与えるべきである。
レッドバリエンテ
アルゼンチン共和国杯の7着という結果は、最後方からいい脚を使ったが、スローペースで届かなかった。
なお、レッドバリエンテは、素質が評価されていた割にオープン入りまで時間がかかったように、追い込み一手の脚質から勝ち味に遅い。
よって、日経新春杯の予想においては、差しが届く展開やトラックバイアスになるようであれば、レッドバリエンテにも注意を払うべきである。
ディアスティマ
アルゼンチン共和国杯の13着という結果は、全く見せ場がなかったが、逃げる自分の競馬ができなかったため度外視可能である。
なお、ディアスティマは、目黒記念で2着に粘り込んでいるように、逃げる自分の競馬さえできれば通用する能力を秘める。
よって、日経新春杯においてディアスティマが好走するためには、イン有利のトラックバイアスで楽に先行するなど展開の助けが必要と判断すべきである。
以上、日経新春杯に出走登録している有力各馬の能力を分析した。
この分析結果に、展開、調教、枠順、ハンデ、人気及び馬場状態などの様々な要素を加味して、日経新春杯(2024年)の最終的な予想を決断する。
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