NHKマイルカップ(G1)/東京競馬場/芝1600m/左/条件:サラ系3歳/賞金:9200万

今週のメインレースは、3歳のマイル王決定戦のNHKマイルカップ(2017年)である。
NHKマイルカップ(2017年)は、25頭もの出走登録がある上に、人気が割れそうな混戦模様である。
そこで、競馬理論の競馬予想では、NHKマイルカップ(2017年)に出走登録している有力各馬の能力をステップレースごとに分析する。
桜花賞組からは、4着のカラクレナイ(デムーロ)、5着のアエロリット(横山典弘)及び11着のミスエルテ(川田将雅)がNHKマイルカップ(2017年)に出走登録している。
カラクレナイ及びアエロリットの桜花賞の好走は、ハイペースの差しが届きやすい展開に恵まれたことは確かだが、2着馬と0秒1差で走っていることは価値がある。
よって、NHKマイルカップ(2017年)の競馬予想においては、レベルの高い牝馬クラシック戦線で上位争いをしているカラクレナイ及びアエロリットに高い評価を与えて当然である。
ミスエルテの桜花賞の11着という結果は、見せ場がなく力負けであったが、朝日杯フューチュリティステークス以来の競馬であったことを考慮すると同情の余地がある。
よって、NHKマイルカップ(2017年)の競馬予想においては、ミスエルテにも押さえ程度の評価は必要である。
皐月賞組からは、10着のプラチナヴォイス、12着のアウトライアーズ(田辺裕信)及び13着のトラスト(柴田大知)がNHKマイルカップ(2017年)に出走登録している。
プラチナヴォイスの皐月賞の10着という結果は、直線で少し前が狭くなってのものであり、着差を考えるとよく走っている。
よって、NHKマイルカップ(2017年)の競馬予想においては、器用な先行力を生かせる展開になるようであれば、プラチナヴォイスの好位からの粘り込みにも注目すべきである。
アウトライアーズの皐月賞の12着という結果は、差しが届きにくい馬場で大外に持ち出されたものであり、着順ほど悲観すべき内容ではない。
よって、NHKマイルカップ(2017年)の競馬予想においては、差しが届く展開になるようであれば、アウトライアーズの巻き返しにも注意を払うべきである。
トラストの皐月賞の13着という結果は、力負けであったが、先行力は見せた。
よって、NHKマイルカップ(2017年)の競馬予想においては、前残りの展開になるようであれば、トラストの粘り込みにも多少の注意を払うべきである。
橘ステークス組からは、1着のディバインコードがNHKマイルカップ(2017年)に出走登録している。
ディバインコードの橘ステークスの勝利という結果は、直線で接触しながらも差し切っており着差以上の強さを見せつけた。
よって、NHKマイルカップ(2017年)の競馬予想においては、急激なメンバー強化を考慮しても、ディバインコードに押さえ程度の評価は与えるべきである。
スプリングステークス組からは、10着のモンドキャンノ(ルメール)がNHKマイルカップ(2017年)に出走登録している。
モンドキャンノのスプリングステークスの10着という結果は、休み明けで距離が長かったこともあり、折り合いを欠いてしまい度外視可能である。
よって、NHKマイルカップ(2017年)の競馬予想においては、朝日杯フューチュリティステークス2着、京王杯2歳ステークスで桜花賞馬レーヌミノルを差し切っている実績を考慮すると、モンドキャンノの巻き返しには要注意である。
アーリントンカップ組からは、2着のレッドアンシェル(福永祐一)がNHKマイルカップ(2017年)に出走登録している。
レッドアンシェルのアーリントンカップの2着という結果は、後の皐月賞2着馬ペルシアンナイトが強すぎただけで、開幕週の馬場を最後方から追い込んだことは立派である。
よって、NHKマイルカップ(2017年)の競馬予想においては、差しが届く展開になるようであれば、レッドアンシェルの差し脚にも注目すべきである。
ニュージーランドトロフィー組からは、1着のジョーストリクトリ(武豊)、3着のボンセルヴィーソ(松山弘平)、5着のタイムトリップ(戸崎圭太)、7着のタイセイスターリー(北村宏司)及び10着のナイトバナレット(中谷雄太)がNHKマイルカップ(2017年)に出走登録している。
ジョーストリクトリのニュージーランドトロフィーの勝利という結果は、イン有利の馬場で好位のインを追走する展開に恵まれたものであり、レース内容としての価値は高くない。
よって、NHKマイルカップ(2017年)の競馬予想においては、ジョーストリクトリにニュージーランドトロフィー馬ほどの高い評価は不要である。
ボンセルヴィーソのニュージーランドトロフィーの3着という結果は、スローペースを先行する展開に恵まれたものであり、こちらもレース内容としての価値は高くない。
よって、NHKマイルカップ(2017年)の競馬予想においては、ボンセルヴィーソが好走するためにはイン有利の馬場での単騎逃げなどかなりの展開の助けが必要である。
タイムトリップ、タイセイスターリー及びナイトバナレットは、ニュージーランドトロフィーの
見所のないレース内容を見る限り、NHKマイルカップ(2017年)の競馬予想において高い評価は不要である。
以上のように、競馬理論の競馬予想では、NHKマイルカップ(2017年)に出走登録している有力各馬の能力を分析した。
この分析結果に、展開、調教、枠順、人気及び馬場状態などの様々な要素を加味して、NHKマイルカップ(2017年)の最終的な予想を決断する。
競馬理論のファンの方は、NHKマイルカップ(2017年)の予想をお楽しみに。

予想屋マスター事務局スタッフ片山・麻生が担当しております。 ご意見、ご要望などいただけたら嬉しいです。
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