NHKマイルカップ(GⅠ)/東京/定量/1600m(左・芝)
今週のメインレースは、第21回NHKマイルカップである。
第21回NHKマイルカップは、3歳のマイル王決定戦ということもあり、スピード自慢が揃った。
そこで、競馬理論の競馬予想では、第21回NHKマイルカップに出走する有力各馬の能力をステップレースごとに分析する。
ニュージーランドトロフィー組からは、1着のダンツプリウス(丸山元気)、2着のストーミーシー(江田照男)、3着のエクラミレネール(大野拓弥)、5着のレインボーライン(福永祐一)及び9着のショウナンライズが第21回NHKマイルカップに出走する。
ニュージーランドトロフィー組は、別路線組と比較してレベルが低い一戦であった。
よって、第21回NHKマイルカップの競馬予想においては、ニュージーランドトロフィー組に高い評価は不要である。
ニュージーランドトロフィー組で多少注意を払うとしたら競馬が上手なダンツプリウス及びゴール前で不利を受けたレインボーラインくらいであろう。
ファルコンステークス組からは、1着のトウショウドラフタ(田辺裕信)及び2着のブレイブスマッシュ(横山典弘)が第21回NHKマイルカップに出走する。
トウショウドラフタのファルコンステークスの勝利という結果は、中団のインで脚をためる展開に恵まれたものではあるが、2着以下に1馬身以上の差をつける快勝であった。
よって、第21回NHKマイルカップの競馬予想においては、トウショウドラフタにもそれなりの高い評価を与えるべきである。
ブレイブスマッシュのファルコンステークスの2着という結果は、直線で内を突く競馬によるものであり、トウショウドラフタに力負けであった。
よって、第21回NHKマイルカップの競馬予想においては、ブレイブスマッシュに高い評価は不要である。
桜花賞組からは、4着のメジャーエンブレム(ルメール)及び8着のブランボヌール(三浦皇成)が第21回NHKマイルカップに出走する。
メジャーエンブレムの桜花賞の4着という結果は、先行する自分の競馬ができず且つ直線で前が塞がる不利を受けてのものであり、度外視可能である。
よって、第21回NHKマイルカップの競馬予想においては、楽に先行できさえすれば、メジャーエンブレムが巻き返す可能性が高まると判断すべきである。
ブランボヌールは、桜花賞の見所のないレース内容から、第21回NHKマイルカップの競馬予想において高い評価は不要である。
皐月賞組からは、8着のロードクエスト(池添謙一)が第21回NHKマイルカップに出走する。
ロードクエストの皐月賞の8着という結果は、いつもより早い仕掛けで伸びを欠いたが、マイル戦線よりもかなりレベルの高いメンバーであったことを考慮すると、高い評価に値する。
よって、第21回NHKマイルカップの競馬予想においては、超一流馬が揃うクラシック戦線の王道を進んできたロードクエストに本命級の高い評価を与えて当然である。
毎日杯組からは、2着のアーバンキッド(ボウマン)が第21回NHKマイルカップに出走する。
アーバンキッドの毎日杯の2着という結果は、いつも相手なりに崩れないで走る安定感を示したが、スマートオーディンには切れ負けであった。
よって、第21回NHKマイルカップの競馬予想においては、アーバンキッドにそれなりの評価を与えれば十分である。
一方、共同通信杯組からは、2着のイモータル(戸崎圭太)が第21回NHKマイルカップに出走する。
イモータルの共同通信杯の2着という結果は、
後の皐月賞馬ディーマジェスティに差されてしまっただけであり、今となっては価値が高い。
よって、第21回NHKマイルカップの競馬予想においては、イモータルにも本命級の高い評価を与えて当然である。
一方、マーガレットステークス組からは、1着のティソーナ(デムーロ)が第21回NHKマイルカップに出走する。
ティソーナのマーガレットステークスの勝利という結果は、 スローの2番手から押し切ってのものであり、レース内容としての価値は高くない。
よって、第21回NHKマイルカップの競馬予想においては、デムーロ騎手騎乗を考慮しても、ティソーナに押さえ程度の評価を与えれば十分である。
以上のように、競馬理論の競馬予想では、第21回NHKマイルカップに出走する有力各馬の能力を分析した。
この分析結果に、展開、調教、枠順及び馬場状態などの様々な要素を加味して、第21回NHKマイルカップの最終的な予想を決断する。
競馬理論のファンの方は、第21回NHKマイルカップの予想をお楽しみに。
予想屋マスター事務局スタッフ片山・麻生が担当しております。 ご意見、ご要望などいただけたら嬉しいです。