NHKマイルカップ(GⅠ)/東京/定量/1600m(左・芝)
今週のメインレースは、
3歳のマイル王決定戦の
第17回NHKマイルカップ(2012年)である。
第17回NHKマイルカップ(2012年)は、
初対戦の馬も多い上に中心馬不在の混戦模様である。
そこで競馬理論は、
第17回NHKマイルカップ(2012年)に出走する
有力各馬の能力をステップレースごとに分析する。
唯一のステップレースの
ニュージーランドトロフィー(2012年)組からは、
1着のカレンブラックヒル(秋山)、
2着のセイクレットレーヴ(横山典)、
3着のブライトライン(安藤勝)、4着のオリービン(川田)、
5着のサドンストーム、6着のホーカーテンペスト(北村宏)、
7着のレオンビスティー(国分優作)、
8着のマイネルアトラクト及び12着のロードラディアントが
第17回NHKマイルカップ(2012年)に出走する。
カレンブラックヒルのニュージーランドトロフィー(2012年)の勝利は、中山1600mで有利な内枠からの発走で絶好位となるインの3番手を追走したロスのない競馬に恵まれたものではあるが、2着に2馬身半もの差をつけているので、展開面を考慮しても高い評価が必要である。
更にカレンブラックヒルは、
3戦3勝と能力的に底を見せていない魅力もある。
よって、競馬予想で第17回NHKマイルカップ(2012年)においても、
安定した先行力を持って大崩れがないカレンブラックヒルに
高い評価を与えて当然と競馬理論では判断している。
セイクレットレーヴのニュージーランドトロフィー(2012年)の2着は、カレンブラックヒルの直後のラチ沿いを追走して同じコース取りを通ってのものであり、レース内容としては着順ほどの価値はない。
よって、競馬予想で第17回NHKマイルカップ(2012年)、
セイクレットレーヴに高い評価は不要と競馬理論では判断している。
一方、ニュージーランドトロフィー(2012年)で3着のブラストライン、4着のオリービン及び7着のレオンビスティーは、小回りの中山1600mでかなり外を回らされてのものであり、着差ほどの能力差はない。
よって、競馬予想で第17回NHKマイルカップ(2012年)、
ブラストライン、オリービン及びレオンビスティーは、
展開や馬場状態などに恵まれるようであれば、
ニュージーランドトロフィー組で最先着を果たしてもおかしくないと
競馬理論では判断している。
一方ニュージーランドトロフィー(2012年)組で
5着のサドンストーム、6着のホーカーテンペスト、
8着のマイネルアトラクト及び12着のロードラディアントは、
見所のないレース内容を見る限り、
更にメンバーが強化される
第17回NHKマイルカップ(2012年)で
好走する可能性は低い。
アーリントンカップ組からは、
1着のジャスタウェイ(福永祐一)が
第17回NHKマイルカップ(2012年)に出走する。
ジャスタウェイのアーリントンカップ(2012年)の勝利は、1000m通過61秒1の超スローペースで前残りの展開を最後方から差しきってのものであり、着差以上に強い内容であった。
よって、競馬予想で第17回NHKマイルカップ(2012年)、
東京の長い直線で切れ味が生きることを考慮すると、
ジャスタウェイに高い評価を与えるべきと競馬理論では判断している。
皐月賞(2012年)組からは、
9着のモンストール(柴田善)、
16着のマイネルロブスト(武豊)及び
17着のゼロスが
第17回NHKマイルカップ(2012年)に出走する。
モンストール、マイネルロブスト
及びゼロスの皐月賞(2012年)の惨敗は、
一線級相手に力負けであったが、
超ハイペースで馬場の内側をみんなが避ける
特殊な競馬によるものであり度外視も可能である。
さて、それ以前のレースを見てみると、モンストールは、アーリントンカップ馬ジャスタウェイを破って、新潟2歳ステークスを制している。
一方、マイネルロブストは、札幌2歳ステークスにおいて、皐月賞馬ゴールドシップとクビ差の競馬をしている。
よって、競馬予想で第17回NHKマイルカップ(2012年)は、
牡馬の一線級不在であることを考慮すると、
モンストール及びマイネルロブストにも
高い評価を与えるべきと競馬理論では判断している。
それに対し、ゼロスの3連勝は
極端にイン有利の馬場を逃げ切ってのものであり、
レース内容としての価値は低い。
よって、競馬予想で第17回NHKマイルカップ(2012年)で
ゼロスが逃げ切るには、
スローペースでの単騎逃げなど相当の展開の助けが必要と
競馬理論では判断している。
橘ステークス(2012年)組からは、
1着のガンジス(藤岡佑)、2着のメジャーアスリート、
3着のニシノスタイル、9着のマコトリヴァーサル及び
13着のネオヴァンクル(北村友)が
第17回NHKマイルカップ(2012年)に出走する。
ガンジスの橘ステークス(2012年)の勝利は、インが極端に有利な馬場で中団のインを追走してのものであり、レース内容としてはメジャーアスリートより少し見劣る。
よって第17回NHKマイルカップ(2012年)、
ガンジスよりもメジャーアスリートに高い評価を与えるべきである。
ただし橘ステークス(2012年)は、オープン特別にしては
低調なメンバー構成だったことも否めないので、
ガンジス及びメジャーアスリートには
押さえ程度の評価を与えれば十分とも競馬理論では判断している。
ニシノスタイル、マコトリヴァーサル及びネオヴァンクルは、
橘ステークス(2012年)の見所のないレース内容から、
第17回NHKマイルカップ(2012年)で好走する可能性は低い。
一方、マーガレットステークス(2012年)組からは、
1着のシゲルスダチ(後藤)及び2着のレオアクティブ(蛯名)が
第17回NHKマイルカップ(2012年)に出走する。
シゲルスダチのマーガレットステークス(2012年)の勝利は、馬場の荒れた内側を避けて走れる展開に恵まれたものであり、内で外に持ち出すのに手間取って仕掛けが遅れたレオアクティブよりもレース内容としては見劣る。
よって、競馬予想で第17回NHKマイルカップ(2012年)、
シゲルスダチよりはレオアクティブに高い評価を与えるべきと
競馬理論では判断している。
別路線組では、アルフレード(ウィリアムズ)及び
マウントシャスタ(岩田康)が注目される。
アルフレードは、
休み明けのスプリングステークスこそ惨敗を喫してしまったものの、
3連勝で朝日杯フューチュリティステークスを制して
2歳チャンピオンになっており、
実績的には一番上である。
よって第17回NHKマイルカップ(2012年)、
得意のマイル戦でアルフレードの巻き返しがあってもおかしくない。
なお、アルフレードの朝日杯フューチュリティステークスの勝利は、2着のマイネルロブストに2馬身もの差をつけてはいるが、中山1600mで有利な内枠を生かして好位のインを追走する展開に恵まれたものでもあり、レース内容の判断が難しい。
そのため第17回NHKマイルカップ(2012年)での
アルフレードの評価も、
朝日杯フューチュリティステークスの勝利をどう見るかで変わると
競馬理論では判断している。
一方、マウントシャスタは、
毎日杯でヒストリカルに差されはしたものの、
ヒストリカルはきさらぎ賞において
アーリントンカップ馬のジャスタウェイに
4馬身以上も先着している上に、
日本ダービの有力候補のワールドエースと
1馬身強の差の競馬をした実力馬である。
よってマウントシャスタの毎日杯の2着は価値が高いと言える。
更にマウントシャスタは、
3戦2勝2着1回と能力的に底を見せてない魅力もある。
よって、競馬予想で第17回NHKマイルカップ(2012年)、
未知の魅力を秘めるマウントシャスタにも
高い評価を与えるべきと競馬理論では判断している。
以上のように競馬理論は、
第17回NHKマイルカップ(2012年)に出走する
有力各馬の能力を分析した。
この分析結果に、枠順、展開、調教及び馬場状態などの
様々な要素を加味して、
第17回NHKマイルカップ(2012年)の
最終的な予想を決断する。
競馬理論のファンの方は、
第17回NHKマイルカップ(2012年)の
最終的な予想をお楽しみに。
予想屋マスター事務局スタッフ片山・麻生が担当しております。 ご意見、ご要望などいただけたら嬉しいです。