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2022/01/25 2022/01/28

【 根岸ステークス2022予想】 ソリストサンダーの重賞連覇なるか?

出走日:2022年01月30日(日)
根岸ステークス(GⅢ)/東京/別定/1400m(左・ダート)

今週は、フルゲート16頭に対して24頭もの出走登録馬があった根岸ステークス(2022年)の予想について解説する。

 

根岸ステークスは、同じ東京コースで行われるフェブラリーステークスにも直結しており、今後のダート戦線を占う意味でも注目を集める。

 

武蔵野ステークスを制したソリストサンダーが人気になりそうだが、上がり馬など多彩なメンバーが揃い混戦模様である。また、出走馬も確定していないため、現時点では展開も読みにくい。

 

そこで、競馬理論の競馬予想では、根岸ステークスの出走予定馬の能力をステップレースごとに分析する。

 

武蔵野ステークス組

1着のソリストサンダー(戸崎圭太)・12着のリアンヴェリテ(国分恭介)の合計2頭が出走登録している。

 

ソリストサンダー

武蔵野ステークスの勝利という結果は、中団の外目追走から楽に抜け出して2着に1馬身以上の差をつけており、力の違いを見せつけた。

 

なお、武蔵野ステークスで破ったエアスピエルは、フェブラリーステークスでも2着に好走した実績馬であり、レースのレベルも高かった。

 

よって、根岸ステークスの予想においては、距離短縮であっても、1400m戦よりもマイル戦線のほうがレベルが高いことを考慮すると、ソリストサンダーに人気であっても本命級の高い評価を与えて当然である。

 

リアンヴェリテ

武蔵野ステークスの12着という結果は、速いペースだったことは確かだが、簡単に潰れてしまった。

 

よって、根岸ステークスの予想においては、先行馬が揃ったメンバー構成を考慮すると、リアンヴェリテに高い評価は不要である。

 

霜月ステークス組

1着のヘリオス(武豊)・2着のフルデプスリーダー・3着のミッキーワイルド・8着のサンライズラポール・9着のタイムフライヤーの合計5頭が出走を予定している。

 

ヘリオス

霜月ステークスの勝利という結果は、単騎逃げの展開に恵まれたことは確かだが、後続を寄せ付けずに押し切っており、着差以上の強さを見せつけた。

 

なお、ヘリオスは、東京の1400m戦のOP特別を3勝しており、最も得意な舞台である。

 

一方で、ヘリオスは、東京の1400m戦の欅ステークスにおいては、速いペースに巻き込まれて4着に敗れてしまっている。

 

よって、根岸ステークスの予想においては、楽に先行できる展開になるようであれば、ヘリオスの3連勝での重賞制覇もあり得るが、先行馬が揃った場合には評価を下げるべきである。

 

フルデプスリーダー

霜月ステークスの2着という結果は、前残りの展開の中、唯一外を回って追い込んだ。

 

よって、根岸ステークスの予想においては、ペースが速くなるようであれば、フルデプスリーダーがヘリオスを逆転可能と判断すべきである。

 

ミッキーワイルド・サンライズラポール・タイムフライヤー

霜月ステークスのレース内容は見所がなかった。

 

よって、根岸ステークスの予想においては、ミッキーワイルド、サンライズラポール及びタイムフライヤーに高い評価は不要である。

 

ギャラクシーステークス組

3着のタガノビューティーが出走登録している。

 

タガノビューティー

ギャラクシーステークスの3着という結果は、58キロの斤量で且つかなり外を回らされてのものであり、負けて強しの内容であった。

 

また、タガノビューティーは、武蔵野ステークスで1番人気に推されながらも6着に敗れているが、内で詰まって脚を余しただけであり、まともならば勝ち負けになっていたはずである。

 

よって、根岸ステークスの予想においては、タガノビューティーの巻き返しにも注目すべきである。

 

兵庫ゴールドトロフィー組

1着のテイエムサウスダン(岩田康誠)が出走を予定している。

 

テイエムサウスダン

兵庫ゴールドトロフィーの勝利という結果は、58キロのハンデを克服したことは立派だが、地方の重賞でレベルが低かった感も否めない。

 

なお、テイエムサウスダンは、交流重賞を3勝しているが、去年の根岸ステークスで13着に敗れている。

 

よって、根岸ステークスの予想においては、テイエムサウスダンには展開の助けがあったときの押さえ候補程度の評価を与えれば十分である。

 

カペラステークス組

3着のオメガレインボー(横山和生)が出走を予定している。

 

オメガレインボー

カペラステークスの3着という結果は、前残りの展開で脚を余してしまったが、距離不足の割にはよく追い込んだ。

 

また、オメガレインボーは、武蔵野ステークスで3着に追い込んでいる上に、その前2走(エルムステークス及びマリーンステークス)は、スワーヴアラミスと僅差の競馬をしている。

 

そのスワーヴアラミスが先週東海ステークスを制している。

 

よって、根岸ステークスの予想においては、差しが届く展開になるようであれば、オメガレインボーの差し切りには注意を払うべきである。

 

シャングリラステークス組

1着のクロパラントゥ(ルメール)が出走登録している。

 

クロパラントゥ

クロパラントゥは、6連勝と能力的に底を見せていない上に、ルメール騎手騎乗で人気になりそうである。

 

ただし、シャングリラステークスの勝利という結果は、稍重にしては遅い流れを楽に先行する展開に恵まれた感も強い。

 

よって、根岸ステークスの予想においては、かなり先行馬が揃ったことを考慮すると、クロパラントゥに押さえ程度の評価を与えれば十分である。

 

以上、根岸ステークスに出走登録している有力各馬の能力を分析した。

 

この分析結果に、展開、調教、枠順、人気及び馬場状態などの様々な要素を加味して、根岸ステークス(2022年)の最終的な予想を決断する。

 

過去10年の連対馬一覧表

年度

馬番

馬名

馬齢

人気

騎手

2021

1

3

レッドルゼル

5

1

川田将

2

1

ワンダーリーデル

8

10

田中勝

3

6

タイムフライヤー

6

2

ルメ

2020

1

11

モズアスコット

6

3

ルメ

2

5

コパノキッキング

5

1

マー

3

7

スマートアヴァロン

8

9

石橋脩

2019

1

11

コパノキッキング

4

2

マー

2

2

ユラノト

5

3

ルメ

3

1

クインズサターン

6

5

四位洋

2018

1

14

ノンコノユメ

6

6

内田博

2

8

サンライズノヴァ

4

1

戸崎圭

3

6

カフジテイク

6

2

福永祐

2017

1

3

カフジテイク

5

1

福永祐

2

5

ベストウォーリア

7

3

戸崎圭

3

13

エイシンバッケン

5

4

岩田康

2016

1

15

モーニン

4

1

戸崎圭

2

8

タールタン

8

6

ルメ

3

2

グレープブランデー

8

10

ヴェ

2015

1

6

エアハリファ

6

1

三浦皇

2

13

ワイドバッハ

6

2

武豊

3

14

アドマイヤロイヤル

8

15

内田博

2014

1

6

ゴールスキー

7

4

ベリ

2

9

ノーザンリバー

6

8

蛯名正

3

14

シルクフォーチュン

8

5

横山典

2013

1

7

メイショウマシュウ

5

5

藤岡佑

2

5

ガンジス

4

1

内田博

3

2

セイクリムズン

7

10

岩田康

2012

1

9

シルクフォーチュン

6

4

藤岡康

2

4

トウショウカズン

5

9

田辺裕

3

11

テスタマッタ

6

5

岩田康

出走登録馬

馬名

馬齢

前走成績

馬名

馬齢

前走成績

ソリストサンダー

7

武蔵野S(G3)1着

ジャスティン

6

セントウルS(G2)9着

ヘリオス

6

霜月S(OP)1着

タイムフライヤー

7

霜月S(OP)9

オメガレインボー

6

カペラS(G3)3

武蔵野S(G3) 3

リアンヴェリテ

8

武蔵野S(G3) 12

タガノビューティー

5

ギャラクシーS(OP)3着

武蔵野S(G3)6

ケイティブレイブ

9

チャンピオンズ(G1)13

テイエムサウスダン

5

兵庫ゴールドトロフィ(G3) 1着

武蔵野S(G3) 9

クロパラントゥ

4

シャングリラS(3勝クラス)

1

サクセスエナジー

牡8

JBCスプリント(G1)7着

ジャスパープリンス

7

BCダートマイル(G1)8

スリーグランド

5

すばるS(L)3着

武蔵野S(G3)5

   

Q1:東京ダート1,400mの特徴

東京ダート1,400mの特徴を教えてください。また、過去データを見ると7歳以上の馬が来た時に荒れていますが、能力以上に人気がないことが多いのでしょうか?

 

Q2:武蔵野ステークス組の評価

武蔵野ステークス組から3番人気1着のソリストサンダー、6番人気3着のオメガレインボー、11番人気5着のスリーグランド、1番人気6着のタガノビューティー、9番人気9着のテイエムサウスダン、16番人気12着のリアンヴェリテが出走予定です。ソリストサンダーは8枠16番から中団の外目を追走、オメガレインボーは最後方から外に出して伸びました。1番人気のタガノビューティーは1枠1番で内目追走で、直線では前が壁になって無理やり外に出して追い込んでいたように見えました。スリーグランドとテイエムサウスダンは内目を追走し、リアンヴェリテは逃げて失速しました。また、以下は武蔵野S後に出走した馬の成績です。ギャラクシーSのタガノビューティーは大外ぶん回しで3着なので、強いと思いましたが、レースのレベルが高いのはカペラSでしょうか?マスターは武蔵野ステークス組からどの馬を上位に評価しますか?

日付

レース名

馬番

馬名

馬齢

人気

単勝オッズ

着順

斤量

2021.12.05

阪神ダート1400m

ギャラクシーS(OP)

16

タガノビューティー

4

1

2.8

58

2021.12.12

中山ダート1200m

カペラS(G3)

9

オメガレインボー

5

6

10.8

3

56

2021.12.21

園田ダート1400m

兵庫ゴールドトロフィ(G3)

5

テイエムサウスダン

4

1

1.9

58

2022.01.08

中京ダート1400m

すばるS(L)

12

スリーグランド

4

1

3.1

3

57

Q3:ヘリオスの評価

霜月S(OP)とグリーンチャンネルC(L)で連勝中のヘリオスが出走予定です。グリーンチャンネルCでは武蔵野S5着のスリーグランドに3馬身半離して勝っています。今回も逃げればチャンスはあるでしょうか?ただ、根岸Sの過去データを見ると逃げ馬は殆ど好走していません。追い込み競馬になりやすいのでしょうか?

Q4:サクセスエナジーの評価

金沢で行われたJBCスプリント(G1)で2番人気7着のサクセスエナジーが出走予定です。レッドルゼルとサンライズノヴァが内を伸びて勝ったレースですが、サクセスエナジーは終始外目で3番手につけて伸びませんでした。前々走の大井の東京盃競走(G2)では同じような3番手の競馬で押し切り7番人気で勝ちました。地方の交流重賞をよく使っていますが、成績にむらがあり、東京ダートの成績もよくありません。サクセスエナジーの好走する条件というのがあれば教えてほしいです。

Q5:クロパラントゥの評価

門別で3連勝してから中央に移籍し、中央でも3連勝中のクロパラントゥについて。前走のシャングリラSでは出遅れから3番手につけて最後も伸びて勝ちました。今回メンバーは強くなりますが、通用するでしょうか?明け4歳のダート世代はあまり強くないとマスターは言っていましたが、この時2着のコラルノクターンを物差しとすれば、クロパラントゥはどれくらい強いのでしょうか?

Q6:ジャスティンの評価

セントウルS(G2)(中京芝1,200m)で15番人気16着のジャスティンが出走予定です。前々走は盛岡で行われたダートのクラスターCで先行してコーナーでハナに立ち、最後は伸びず4着でした。昨年のカペラSでは先行して今年のJBCスプリントの勝ち馬のレッドルゼルを寄せ付けず勝ちましたが、マスターの評価を教えてください。

Q7:ダートの方が当てやすい?

マスターは1/16(日)に当てまくったようですが、的中内容を見ると4本中3本がダートでした。でも回収率が1番高いのは芝のレースでした。芝の高配当を狙うためには、より高度なテクニック(馬場読みや展開など)が必要なのでしょうか?

レース名

券種

 

払い戻し

中山9R

1,200m

サンライズS

3連複

2-3-14

27,210

中京10R

ダート1,400m

遠江S

馬連

5-10

3,710

5-10

5,840

3連複

5-6-10

8,270

3連単

5-10-6

45,920

中山10R

ダート1,200m

ジャニュアリーS

馬連

3-6

6,920

3-6

11,710

3連複

3-5-6

10,550

3連単

3-6-5

70,720

中京12R

ダート1,400m

4歳以上2勝クラス

単勝

15

2,170

小倉11R

ダート1,700m

門司S

3連複

1-14-15

17,640

 

※マスターが予想したレースは18Rで単勝的中は8R(的中率44.4%),馬連的中は10R(的中率55.5%),3連複的中率は8R (的中率44.4%), 3連単は6R(的中率33.3%)を的中!

 

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この記事を書いた人
事務局スタッフ片山・麻生

予想屋マスター事務局スタッフ片山・麻生が担当しております。 ご意見、ご要望などいただけたら嬉しいです。

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