根岸ステークス(GⅢ)/東京/別定/1400m(左・ダート)
今週は、フルゲート16頭に対して18頭もの出走登録馬があった
根岸ステークス(2019年)の予想について解説する。
根岸ステークスは、同じ東京コースということもあり、フェブラリーステークスを目指す好メンバーが揃った。
3連勝中のコパノキッキングが人気を集めそうだが、急激なメンバー強化であり、波乱の可能性もあり得る。
そこで、競馬理論の競馬予想では、根岸ステークスの出走予定馬の能力をステップレースごとに分析する。
まずは
チャンピオンズカップ組
6着のサンライズノヴァ(戸崎圭太)が出走登録している。
サンライズノヴァ
チャンピオンズカップの6着という結果は、内を突いた馬が上位を独占する中で、外から追い込んでおり、レース内容としては着順以上である。
また、サンライズノヴァは、東京コースでは強敵相手でも堅実に追い込んでいる。
よって、根岸ステークスの予想では、大きな出遅れさえなければ、サンライズノヴァが去年2着の雪辱を果たしてもおかしくないと判断すべきである。
カペラステークス組
1着のコパノキッキング(マーフィー)・3着のキタサンミカヅキ(森泰斗)・
15着のノボバカラ(ミナリク)
の合計3頭が出走を予定している。
コパノキッキング
カペラステークスの勝利という結果は、行き脚がつかずに最後方からの競馬でも大外から差し切って4分の3馬身差をつけており、力の違いを見せつけた。
よって、根岸ステークスの予想では、能力的に底を見せていないコパノキッキングにも高い評価を与えて当然である。
ただし、ダートのスプリント戦線は、1400m~1600m組よりはレベルが低いので、過剰に人気になるようであれば、コパノキッキングを過大評価すべきではない。
キタサンミカヅキ
カペラステークスの3着という結果は、58キロの斤量を考えると立派だが、コパノキッキングには力負けであったことも確かである。
よって、根岸ステークスの予想では、キタサンミカヅキに押さえ程度の評価を与えれば十分である。
ノボバカラ
カペラステークスの敗戦は見所がなかった。
よって、根岸ステークスの予想では、ノボバカラに高い評価は不要である。
師走ステークス組
3着のクインズサターン(四位洋文)が出走登録している。
クインズサターン
師走ステークスの3着という結果は、テーオーエナジーが強すぎたが、チュウワウィザードとハナ差まで追い込んだことは立派である。
なぜなら、チュウワウィザードは、先週の東海ステークスにおいてインティと2頭で後続をぶっちぎった。
よって、根岸ステークスの予想では、外の差しが届くような展開や馬場になるようであれば、クインズサターンにかなり高い評価を与えるべきである。
阪神カップ組
6着のケイアイノーテック(藤岡佑介)が出走を予定している。
ケイアイノーテック
阪神カップの6着という結果は、内を通った馬が上位を独占する中で外を回らされてのものであり、レース内容としては復調をうかがわせる。
よって、根岸ステークスの予想では、ダート適性次第で、ケイアイノーテックも好走可能と判断すべきである。
兵庫ゴールドトロフィー組
5着のマテラスカイ(武豊)が出走登録している。
マテラスカイ
兵庫ゴールドトロフィーの5着という結果は、単勝1.3倍の断然人気を裏切ってしまったが、逃げられなかったので度外視可能と見ることもできる。
ただし、マテラスカイの重賞での好走は、いつもインが有利な馬場で逃げて展開に恵まれていた。
よって、根岸ステークスの予想では、マテラスカイが好走するためには楽に逃げる展開に恵まれる必要がある。
ギャラクシーステークス組
2着のユラノト(ルメール・12着のヒロブレイブ
の合計2頭が出走を予定している。
ユラノト
ギャラクシーステークスの2着という結果は、前が止まらない馬場で逃げたゴールドクイーンを捕らえきれなかっただけであり、力負けではない。
よって、根岸ステークスの予想では、ルメール騎手騎乗をも考慮すると、ユラノトにもそれなりの高い評価を与えるべきである。
JBCスプリント組
4着のモーニン(和田竜二)が出走登録している。
モーニン
JBCスプリントの4着という結果は、内を通る馬が上位を独占するイン有利の馬場で外から追い込んでおり、負けて強しの内容であった。
よって、根岸ステークスの予想では、モーニンにもそれなりに高い評価を与えて当然である。
以上、根岸ステークスに出走登録している有力各馬の能力を分析した。
この分析結果に、展開、調教、枠順、人気及び馬場状態などの様々な要素を加味して、
根岸ステークス(2019年)の最終的な予想を決断する。
予想屋マスター事務局スタッフ片山・麻生が担当しております。 ご意見、ご要望などいただけたら嬉しいです。