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2020/12/29

【 中山金杯2020予想】 ディープボンドが有馬記念除外の鬱憤を晴らすか?

出走日:2021年01月03日(日)
日刊スポーツ賞中山金杯(GⅢ)/中山/ハンデ/2000m(右・芝)

今週は、フルゲート17頭に対して21頭もの出走登録馬があった中山金杯(2021年)の予想について解説する。

 

中山金杯は、ハンデ重賞ということもあり、荒れるレースとしても有名である。

 

中山金杯では、有馬記念を除外となったディープボンドが人気となりそうだが、4歳世代のレベルを考えると波乱もあり得る。そこで、競馬理論の競馬予想では、中山金杯の出走予定馬の能力をステップレースごとに分析する。

 

まずは

 

菊花賞組

4着のディープボンド(和田竜二)が出走登録している。

 

ディープボンド

菊花賞の4着という結果は、上位2頭には離されてしまったが、一度は先頭に立って見せ場を作った。また、ディープボンドは、日本ダービーでも掲示板を確保しており、ハンデ戦のG3としては実績が上である。ただし、明けて4歳世代は、古馬相手の重賞でほとんど通用しておらず、レベルに疑問が残ることは頭に入れておくべきである。

 

よって、中山金杯の予想では、ディープボンドに高い評価を与えつつも、世代のレベルを考えると絶対視までは禁物である。

 

福島記念組

1着のバイオスパーク(池添謙一)・2着のヴァンケドミンゴ(藤岡康太)

の合計2頭が出走を予定している。

 

バイオスパーク

福島記念の勝利という結果は、内目をロスなく回ったようにも見えたが、最終週で外が伸びる馬場であったことを考えると、レース内容としても悪くない。

 

よって、中山金杯の予想では、内枠を引いて福島記念と同じような競馬ができれば、バイオスパークの重賞連勝もあり得ると判断すべきである。

 

ヴァンケドミンゴ

福島記念の2着という結果は、コース取りの差の分だけ敗れた印象だが、得意の福島コースならば重賞でも通用するとこを示した。

 

よって、中山金杯の予想では、中山コースであっても、ヴァンケドミンゴにそれなりの高い評価を与えるべきである。

 

中日新聞杯組

4着のショウナンバルディ(津村明秀)・9着のテリトーリアル(石川裕紀人)・18着のマイネルサーパス(丹内祐次)の合計3頭が出走を予定している。

 

ショウナンバルディ

中日新聞杯の4着という結果は、イン有利の馬場というわけではなかったにせよ、内目でロスなく乗られたものであり、レース内容としてはそこまで価値はない。

 

よって、中山金杯の予想では、ショウナンバルディが好走するためには、再度先行馬に有利となる展開の助けが必要と判断すべきである。

 

テリトーリアル

中日新聞杯の9着という結果は、好位のインを追走しながらも伸びを欠いており、見せ場はなかった。ただし、テリトーリアルは、ハイペースを先行した福島記念で3着に粘っており、レース内容としては上位2頭と互角である。

 

よって、中山金杯の予想では、気分よく先行できる展開になるようであれば、テリトーリアルの粘り込みにも注意を払うべきである。

 

マイネルサーパス

中日新聞杯のレース内容は見所がなかった。

よって、中山金杯の予想では、マイネルサーパスに高い評価は不要である。

 

天皇賞秋組

8着のカデナ(三浦皇成)が出走を予定している。

 

カデナ

天皇賞秋の8着という結果は、スローペースだった上にメンバーが強すぎた。なお、カデナは、いつも堅実に脚を使っており、ハマるかどうかは展開次第である。

 

よって、中山金杯の予想では、差しが届く展開になるようであれば、カデナにも注意を払うべきである。

 

ディセンバーステークス組

5着のウインイクシード(戸崎圭太)・6着のマイネルファンロン

の合計2頭が出走登録している。

 

ウインイクシード

ディセンバーステークスの5着という結果は、好位のインで脚をためた割には伸びを欠いた。ただし、ウインイクシードは、去年の2着馬であり、この条件は得意な舞台である。

 

よって、中山金杯の予想では、明けて7歳で衰えがある気もするが、ウインイクシードにも押さえ程度の評価は与えるべきである。

 

マイネルファンロン

ディセンバーステークスのレース内容は見所がなかった。

 

よって、中山金杯の予想では、マイネルファンロンに高い評価は不要である。

 

ウェルカムステークス組

1着のヒシイグアス(松山弘平)が出走を予定している。

 

ヒシイグアス

ウェルカムステークスの勝利という結果は、半年ぶりであったことを考えれば立派だが、スローペースを先行する展開に恵まれたものである。

 

よって、中山金杯の予想では、上がり目という意味では注意が必要だが、ヒシイグアスを過大評価すべきではない。

 

日本ダービー組

13着のダーリントンホール(ミルコ・デムーロ)が出走登録している。日本ダービーの13着という結果は、出遅れて自分の競馬ができなかっただけで、着順ほど悲観すべき内容ではない。なお、ダーリントンホールは、共同通信杯を制しており、能力的には互角以上である。

 

よって、中山金杯の予想では、休み明けであっても、ダーリントンホールに注意は払うべきである。

 

古都ステークス組

1着のシークレットラン(横山武)が出走を予定している。

 

シークレットラン

古都ステークスの勝利という結果は、スローで先行する展開に恵まれた感はあるが、休み明けだったことを考えると立派である。

なお、シークレットランは、潮来特別で、後の目黒記念馬キングオブコジーンと差のない競馬をしている。

 

よって、中山金杯の予想では、シークレットランにもそれなりの評価を与えるべきである。

 

以上、中山金杯に出走登録している有力各馬の能力を分析した。

 

この分析結果に、展開、調教、枠順、ハンデ、人気及び馬場状態などの様々な要素を加味して、

 

中山金杯(2021年)の最終的な予想を決断する。

 

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この記事を書いた人
事務局スタッフ片山・麻生

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