日刊スポーツ賞中山金杯(GⅢ)/中山/ハンデ/2000m(右・芝)
今週は、フルゲート17頭に対してぴったり17頭の出走登録馬があった
中山金杯(2019年)の予想について解説する。
中山金杯は、ハンデ重賞ということもあり、荒れるレースとしても有名である。
中山金杯では、レベルの高い4歳世代のステイフーリッシュ(藤岡佑介)やタイムフライヤー(和田竜二)などが人気になりそうだが、大混戦模様である。
そこで、競馬理論の競馬予想では、中山金杯の出走予定馬の能力をステップレースごとに分析する。
まずは
チャレンジカップ組
2着のマウントゴールド(武豊)・3着のステイフーリッシュ(藤岡佑介)
の合計2頭が出走登録している。
マウントゴールド
チャレンジカップの2着という結果は、勝ったエアウィンザーが強すぎただけだが開幕週の馬場で好位のインを追走する展開に恵まれたものでもある。
よって、中山金杯の予想では、マウントゴールドが好走するためには楽に先行する展開の助けが必要と判断すべきである。
ステイフーリッシュ
チャレンジカップの3着という結果は、前が止まらない展開で届かなかったとみることもできるが、コーナーワークではロスなく乗られており、レース内容の評価は分かれる。
よって、中山金杯の予想では、ステイフーリッシュにも高い評価を与えるべきだが、人気になり過ぎの場合には絶対視までは禁物である。
福島記念組
3着のエアアンセム(田辺裕信)が出走を予定している。
エアアンセム
福島記念の3着という結果は、好位のインを追走する展開に恵まれたことは確かだが、ハンデを考えると悪くない。
また、エアアンセムは、函館記念馬であり、このメンバーに入れば実績は上である。
よって、中山金杯の予想では、エアアンセムにもそれなりの高い評価を与えるべきである。
菊花賞組
6着のタイムフライヤー(和田竜二)・15着のコズミックフォース(石橋脩)
の合計2頭が出走登録している。
タイムフライヤー
菊花賞の6着という結果は、上位にこそ力負けだったが、レベルの高い4歳世代でのG1であることを考えると立派である。
また、タイムフライヤーは、同じ舞台でのG1ホープフルステークス勝ちの実績もある。
よって、中山金杯の予想では、タイムフライヤーにもかなり高い評価を与えて当然である。
コズミックフォース
菊花賞の15着という結果は、先行力こそ見せたものの全く見せ場がなかった。
ただし、コズミックフォースは、超スローの展開に恵まれたとはいえども、レベルの高い4歳世代の日本ダービー3着馬である。
よって、中山金杯の予想では、先行力が生かせる展開になるようであれば、コズミックフォースの粘り込みにも注意を払うべきである。
マイルチャンピオンシップ組
9着のウインブライト(松岡正海)が出走を予定している。
ウインブライト
マイルチャンピオンシップの9着という結果は、一線級相手に力負けであったが、着順ほど大きく負けているわけでもない。
なお、ウインブライトは、去年の中山金杯の2着馬であり、得意な舞台である。
よって、中山金杯の予想では、近走の成績こそ冴えないもののウインブライトにも押さえ程度の評価は与えるべきである。
ディセンバーステークス組
1着のアドマイヤリード(横山典弘)が出走登録している。
アドマイヤリード
ディセンバーステークスの勝利という結果は、牝馬で56キロの斤量を背負いながらもスローペースを差し切っており、復活を印象づけた。
なお、アドマイヤリードは、ヴィクトリアマイル馬であり、実績的には上である。
よって、中山金杯の予想では、アドマイヤリードにも注意を払って当然である。
毎日王冠組
10着のサンマルティン(マーフィー)が出走を予定している。
サンマルティン
毎日王冠の10着という結果は、全く見所がなかったが、メンバーが強すぎたことも確かである。
なお、サンマルティンは、都大路ステークスで函館記念馬エアアンセムを楽に差し切っている。
よって、中山金杯の予想では、急激にメンバーが弱くなった点を考慮して、エアアンセムにも高い評価を与えるべきである。
中日新聞杯組
3着のストロングタイタン(大野拓弥)が出走登録している。
ストロングタイタン
中日新聞杯の3着という結果は、上位2頭には離されたが、ハイペースを早めに仕掛けた割には頑張っている。
よって、中山金杯の予想では、展開の助けがあれば、ストロングタイタンも好走可能と判断すべきである。
オールカマー組
6着のブラックバゴ(戸崎圭太)が出走を予定している。
ブラックバゴ
オールカマーの6着という結果は、強敵相手だった上に前残りの展開ながらも4着のエアアンセムと0秒2差で走っている。
よって、中山金杯の予想では、去年4着の内容が良かったことをも考慮すると、ブラックバゴがエアアンセムを逆転してもおかしくないと判断すべきである。
以上、中山金杯に出走登録している有力各馬の能力を分析した。
この分析結果に、展開、調教、枠順、ハンデ、人気及び馬場状態などの様々な要素を加味して、
中山金杯(2019年)の最終的な予想を決断する。予想屋マスター事務局スタッフ片山・麻生が担当しております。 ご意見、ご要望などいただけたら嬉しいです。