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2021/02/23

【 中山記念2021予想】 ヒシイグアスの重賞連勝なるか?

出走日:2021年02月28日(日)
中山記念(GⅡ)/中山/別定/1800m(右・芝)

 

今週は、フルゲート16頭に対して17頭もの出走登録馬があった中山記念(2021年)の予想について解説する。

 

中山記念は、例年G1馬が数多く出走するが、今年は頭数こそ揃ったが寂しいメンバー構成となった。

 

中山金杯を制したヒシイグアスが1番人気となりそうだが、斤量増でメンバー強化と絶対視は禁物で混戦模様である。

 

そこで、競馬理論の競馬予想では、中山記念の出走予定馬の能力をステップレースごとに分析する。

 

中山金杯組

1着のヒシイグアス(松山弘平)・3着のウインイクシード(横山武)の合計2頭が出走登録している。

 

ヒシイグアス

中山金杯の勝利という結果は、54キロのハンデに恵まれたことも確かだが、馬群の中で脚をためてスローペースを差し切っており、着差以上に強い内容であった。

 

よって、中山記念の予想では、3連勝中と能力的にも底を見せていないヒシイグアスに人気であっても高い評価を与えるべきである。

 

ウインイクシード

中山金杯の3着という結果は、スローペースを楽に先行する展開に恵まれたものである。

ただし、ウインイクシードは、56キロのハンデを背負っており、ヒシイグアスとは2キロの斤量差があった。

 

よって、中山記念の予想では、開幕週で楽に先行する展開に恵まれるようであれば、ウインイクシードにも注意が必要と判断すべきである。

 

日経新春杯組

3着のクラージュゲリエ(ルメール)が出走を予定している。

 

クラージュゲリエ

日経新春杯の3着という結果は、上位2頭が軽量馬だったことを考えると、レース内容としては悪くない。

 

また、クラージュゲリエは、皐月賞5着、日本ダービー6着と、低調なこのメンバーに入れば実績上位である。

 

よって、中山記念の予想では、ルメール騎手騎乗を考慮して、クラージュゲリエにも高い評価を与えるべきである。

 

有馬記念組

13着のバビット(内田博幸)が出走登録している。

 

バビット

有馬記念の13着という結果は、完全に力負けだが、メンバーが強すぎたので度外視可能である。

 

なお、バビットは、楽に逃げる展開に恵まれたとは言え、ラジオNIKKEI賞及びセントライト記念と重賞を連勝している。

 

よって、中山記念の予想では、開幕週で前が止まらない馬場となるようであれば、バビットの逃げ残りにも注目すべきである。

 

白富士ステークス組

3着のフランツ(ミルコ・デムーロ)・6着のビターエンダー(津村明秀)・7着のオウケンムーン(吉田裕)が出走登録している。

 

フランツ

白富士ステークスの3着という結果は、上位2頭に差されてしまったが、首+首と僅差であった。

 

なお、白富士ステークスの2着馬は、日経新春杯で4着のサンレイポケットであり、レースのレベルとしては、白富士ステークスよりも日経新春杯のほうが上である。

 

よって、中山記念の予想では、差しが届く展開になる場合にのみ、フランツに押さえ程度の評価を与えれば十分である。

 

ビターエンダー

白富士ステークスの6着という結果は、楽に先行する展開に恵まれたが差し込まれてしまった。

 

よって、中山記念の予想では、ビターエンダーに高い評価は不要である。

 

オウケンムーン

白富士ステークスのレース内容は見所がなかった。

 

よって、中山記念の予想では、オウケンムーンに高い評価は不要である。

 

関門橋ステークス組

2着のパンサラッサ(三浦皇成)・3着のコスモカレンドゥラ(柴田大知)が出走登録している。

 

パンサラッサ

関門橋ステークスの2着という結果は、ワールドウインズに差されてしまったが、ハイペースを早め先頭で押し切りを狙ってのものであり、負けて強しの内容であった。

 

ただし、関門橋ステークスは、オープン特別にしてもかなり弱いメンバー構成であったことも確かである。

 

よって、中山記念の予想では、パンサラッサが好走するためには、気分良く先行するなど展開の助けが必要と判断すべきである。

 

コスモカレンドゥラ

関門橋ステークスの3着という結果は、上位2頭に離されてしまっており、力負けであった。

 

よって、中山記念の予想では、コスモカレンドゥラに高い評価は不要である。

 

札幌記念組

6着のトーセンスーリヤ(横山和生)が出走を予定している。

 

トーセンスーリヤ

札幌記念の6着という結果は、G1級のメンバーが揃っていたことを考慮すれば、よく走っている。

 

また、トーセンスーリヤは、新潟大賞典を1馬身半差で制しており、このメンバーに入れば能力的にも上である。

 

よって、中山記念の予想では、休み明けであっても、トーセンスーリヤに高い評価を与えるべきである。

 

特に、トーセンスーリヤが内枠を弾いてロスのない競馬ができるようであれば、更に評価を上げるべきである。

 

アメリカジョッキークラブカップ組

10着のサンアップルトン(柴田善臣)・13着のノーブルマーズ(高倉陵)・14着のマイネルハニー(宮崎北斗)の合計3頭が出走登録している。

 

サンアップルトン

アメリカジョッキークラブカップの10着という結果は、能力的に足りなかったことも確かだが、道悪で能力を発揮できなかった。

 

なお、サンアップルトンは、アルゼンチン共和国杯で3着に好走しており、重賞でも通用する能力を秘める。

 

よって、中山記念の予想では、差しが届く展開になるようであれば、サンアップルトンもに少し注意を払うべきである。

 

ノーブルマーズ・マイネルハニー

アメリカジョッキークラブカップのレース内容は見所がなかった。

 

よって、中山記念の予想では、ノーブルマーズ及びマイネルハニーに高い評価は不要である。

 

京都金杯組

1着のケイデンスコール(岩田康誠)が出走を予定している。

 

ケイデンスコール

京都金杯の勝利という結果は、イン有利の馬場で好位のインを追走する展開に恵まれたものである。

 

よって、中山記念の予想では、京都金杯勝ち馬であっても、ケイデンスコールに押さえ程度の評価を与えれば十分である。

 

以上、中山記念に出走登録している有力各馬の能力を分析した。

 

この分析結果に、展開、調教、枠順、ハンデ、人気及び馬場状態などの様々な要素を加味して、中山記念(2021年)の最終的な予想を決断する。

 

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この記事を書いた人
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