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2012/07/02 2016/08/19

【 中山記念2012予想】 開幕週の馬場で先行馬有利になるか?

出走日:2012年07月08日(日)
中山記念(GⅡ)/中山/別定/1800m(右・芝)

今週のメインレースは、第84回中山記念である。
第84回中山記念は、一線級が出走してこないこともあり、中心馬不在の混戦模様である。
そこで、競馬理論の競馬予想は、第84回中山記念に出走する有力各馬の能力を分析する。

第84回中山記念では、アブソリュート(田中勝)が1番人気になりそうである。
アブソリュートは、重賞2勝馬であり、低調なメンバー構成の中山記念でなくG2ならば人気になるのも当然である。
しかしながら、アブソリュートは、追い込み一手の脚質なので、小回りの中山競馬場の開幕週のイン有利な馬場では中山記念で脚を余す心配がある。
よって、第84回中山記念、中山競馬場の開幕週の馬場状態に応じて、アブソリュートに評価を下すべきである。
ただし、第84回中山記念には数多くの逃げ・先行馬が出走しそうなので、アブソリュートにとっては開幕週の馬場の不利以上に有利な展開になる可能性も高いと競馬理論の競馬予想では判断している。

一方、中山競馬場の開幕週向きの逃げ馬としては、ゴスホークケン(勝浦)、サニーサンデー及びドリームサンデー(戸崎圭太)が第84回中山記念に出走する。
サニーサンデーは、福島記念を制覇しており、開幕週のイン有利の馬場を生かせば、第84回中山記念でも通用しそうである。
しかしながら、サニーサンデーの福島記念の制覇は、小回りの福島競馬場と51キロの斤量を生かしたものである。
更に、低調なレベルの結果で楽に逃げたにもかかわらず、6着に敗れてしまった中山金杯のレース内容からも、第84回中山記念でサニーサンデーが好走するにはかなりの展開の助けが必要なことが分かる。
また、ドリームサンデーの前々走の中日新聞杯の2着は、開幕週の馬場を1枠から逃げて粘り込んだものであり、中山記念で過大評価は禁物である。
また、ゴスホークケンは、惨敗が続いている現状では、中山記念で好走する可能性は低い。
よって、第84回中山記念、ゴスホークケン、サニーサンデー及びドリームサンデーの逃げ馬を、開幕週のイン有利の馬場状態というだけで、過大評価すべきでないと競馬理論の競馬予想では判断している。

一方、逃げなくても平気な先行馬としては、キングストレイル(北村宏)及びシャドウゲイト(横山典)が第84回中山記念に出走する。
キングストレイルは、去年の中山記念の4着馬であり、去年よりもかなりメンバーが弱化した今年ならば通用してもおかしくない。
しかしながら、キングストレイルの去年の中山記念の4着は、開幕週の馬場を楽に逃げてのものであり、レース内容的な価値は高くない。
よって、先行馬が揃いそうな第84回中山記念、キングストレイルを過大評価すべきでない。
ただし、キングストレイルは、内ラチ沿いを走ると、逃げなくても能力を発揮できるので、内枠を引いたときには高い評価を与えるべきと競馬理論の競馬予想では判断している。

一方、シャドウゲイトは、久々に逃げる競馬をしたアメリカジョッキークラブカップ(AJCC)で2着に粘り込み、復活をアピールした。
そもそも、シャドウゲイトは、超ハイペースを一旦は先頭に立った有馬記念の内容から、復活は近いと感じさせていた。
よって、第84回中山記念、絶好調の横山騎手が騎乗することをも加味して、シャドウゲイトにそれなりの高い評価を与えるべきと競馬理論の競馬予想では判断している。

他には、キングストリート(武豊)、ダンスインザモア(松岡)、トウショウウェイヴ及びケイアイライジン(柴田善)にも中山記念では注目すべきである。
キングストリートは、2連勝の勝ちっぷりから、中山記念など重賞でも通用しそうに思える。
ただし、キングストリートの節分ステークスの勝利は、前日の東京新聞杯よりも1秒以上遅い時計の結果なので、弱いメンバー構成に恵まれた感も否めない。
よって、第84回中山記念、2連勝の勝ちっぷりだけで、キングストリートを過大評価すべきでないと競馬理論の競馬予想では判断している。

一方、ダンスインザモアは、2007年の中山記念の3着以降、不振が続いていたが、直線で不利を受けた小倉記念で4着に好走して、復調気配を窺わせた。
よって、第84回中山記念、先行争いが激化して前潰れの展開になれば、ダンスインザモアが好走してもおかしくないと競馬理論の競馬予想では判断している。

一方、トウショウウェイヴは、前走の白富士ステークスにおいて、日経新春杯2着のトップカミングに大きく先着している。
更に、トウショウウェイヴは、前々走の中山金杯で3着に好走して、東京コース以外でも能力を発揮できることを示した。
よって、第84回中山記念、前潰れの展開になれば、ダンスインザモアと同様に、トウショウウェイヴも好走可能と競馬理論の競馬予想では判断している。

一方、ケイアイライジンは、キャピタルステークスで16着と惨敗を喫してしまったが、不利を受けた富士ステークス及び出遅れた京王杯オータムハンデの内容だけ走れば、第84回中山記念でも大きな差はない。
よって、第84回中山記念、ケイアイライジンにもそれなりの注意を払うべきと競馬理論の競馬予想では判断している。

以上のように、競馬理論の競馬予想は、第84回中山記念に出走する有力各馬の能力を分析した。
この分析結果に、枠順、展開、調教及び馬場状態などの様々な要素を加味して、第84回中山記念の最終的な予想を決断する。
競馬理論の競馬予想のファンの方は、第84回中山記念の予想をお楽しみに。

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この記事を書いた人
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