中山記念(GⅡ)/中山/別定/1800m(右・芝)
今週は、フルゲート16頭に対して9頭の出走登録馬にとどまった 中山記念(2020年)の予想について解説する。
中山記念は、頭数こそ少なくなりそうだが、G1馬が数多く出走を予定しており、2020年のG1戦線を占う一戦となりそうである。
連覇を狙うウインブライト(ミナリク)が1番人気となりそうだが、G1馬が揃う強力なメンバーなので混戦模様である。
そこで、競馬理論の競馬予想では、中山記念の出走予定馬の能力をステップレースごとに分析する。
目次
香港カップ組
1着のウインブライト(ミナリク)が出走登録している。
ウインブライト
香港カップの勝利という結果は、アーモンドアイの取り消しによる弱いメンバーに恵まれたものではあるが、きっちりと勝ちきったことは立派である。
また、ウインブライトは、去年の中山記念を制したように、中山コースは得意な舞台でもある。
よって、中山記念の予想では、ウインブライトの連覇もありうると判断すべきである。
ただし、ウインブライトの去年の中山記念は、先行勢3頭から離れた4番手を気分良く追走する展開に恵まれたものなので、絶対視までは禁物である。
香港マイル組
5着のペルシアンナイト(池添謙一)・7着のインディチャンプ(福永祐一) の合計2頭が出走を予定している。
ペルシアンナイト
香港マイルの5着という結果は、ジリジリと伸びたが、見せ場はなかった。
なお、ペルシアンナイトは、スローペースの前残りの展開のマイルチャンピオンシップで、3着まで追い込んでおり、能力的には衰えていない。
よって、中山記念の予想では、ペルシアンナイトにも高い評価を与えるべきだが、開幕週の前が残りやすい馬場を考えると、押さえ程度の評価にとどめるべきである。
インディチャンプ
香港マイルの7着という結果は、初の海外遠征で能力を発揮できなかっただけであり、度外視可能である。
なお、インディチャンプは、安田記念及びマイルチャンピオンシップとマイルG1を2勝した実績馬である。
よって、中山記念の予想では、インディチャンプの巻き返しにも注意を払うべきである。
マイルチャンピオンシップ組
5着のダノンキングリー(横山典弘)が出走登録している。
ダノンキングリー
マイルチャンピオンシップの5着という結果は、好位のインを追走した割には伸びを欠いており、残念な内容であった。
ただし、ダノンキングリーは、出遅れた毎日王冠を圧勝しており、マイルチャンピオンシップの敗戦だけで評価を下げるのは危険である。
よって、中山記念の予想では、ダノンキングリーにもかなり高い評価を与えて当然である。
香港ヴァーズ組
2着のラッキーライラック(ミルコ・デムーロ)が出走を予定している。
ラッキーライラック
香港ヴァーズの2着という結果は、勝ち馬には力負けだったが、海外遠征での連対は立派である。
また、ラッキーライラックは、展開に恵まれたとは言えども、エリザベス女王杯で久しぶりのG1制覇を果たしており、能力的には牝馬でも遜色ない。
よって、中山記念の予想では、ラッキーライラックにもそれなりの高い評価を与えるべきである。
以上、中山記念に出走登録している有力各馬の能力を分析した。
この分析結果に、展開、調教、枠順、ハンデ、人気及び馬場状態などの様々な要素を加味して、 中山記念(2020年)の最終的な予想を決断する。
予想屋マスター事務局スタッフ片山・麻生が担当しております。 ご意見、ご要望などいただけたら嬉しいです。