ローレル競馬場賞中山牝馬ステークス(GⅢ)/中山/ハンデ/1800m(右・芝)
今週のメインレースは、第30回中山牝馬ステークス(2012年)である。
第30回中山牝馬ステークス(2012年)は、春の女王決定戦のヴィクトリアマイルを占う意味でも注目されるが、
ハンデ戦ということもあり混戦が予想される。
そこで第30回中山牝馬ステークスの競馬理論の競馬予想は、
第30回中山牝馬ステークス(2012年)に出走する有力各馬の能力を
ステップレースごとに分析する。
去年の秋のエリザベス女王杯組からは、
4着のホエールキャプチャ(横山典)、
9着のイタリアンレッド(三浦皇成)
及び13着のアニメイトバイオ(後藤)が
第30回中山牝馬ステークス(2012年)に出走する。
ホエールキャプチャのエリザベス女王杯の4着は、シンメイフジの大逃げを早めに交わす自ら勝ちに行く競馬によるものであり、レース内容としての価値は高い。
またホエールキャプチャは、
去年の牝馬クラシック戦線において常に上位争いを繰り返しており、
牝馬同士であればG1をも狙える素質馬である。
よって第30回中山牝馬ステークス(2012年)、
人気ではあっても、
ホエールキャプチャに高い評価を与えざるを得ない。
特に、ホエールキャプチャは先行力もあるので、
ここ2週のようなイン有利の馬場が続いて、
かつ内枠を引いた場合には、
本命級の高い評価を与えるべきと第30回中山牝馬ステークスの競馬理論の競馬予想では判断している。
一方、イタリアンレッド及びアニメイトバイオのエリザベス女王杯の惨敗は、いつもよりも前目で競馬を進めて、脚を失ったものであり、距離も微妙に長かったことをも考慮すると、度外視可能である。
なおイタリアンレッドは、
エリザベス女王杯の前までは重賞を3連勝しており、
実力的には互角以上である。
またアニメイトバイオは、
府中牝馬ステークス及び七夕賞で
イタリアンレッドと互角の競馬をしており、
展開次第ではイタリアンレッドを逆転可能である。
よって第30回中山牝馬ステークス(2012年)、
イタリアンレッド及びアニメイトバイオにも高い評価を与えるべきである。
ただし、イタリアンレッド及びアニメイトは追い込み脚質なので、
イン有利の馬場が続くようであれば、
脚を余す可能性も否定できないと第30回中山牝馬ステークスの競馬理論の競馬予想では判断している。
京都牝馬ステークス(2012年)組からは、
1着のドナウブルー(デムーロ)、6着のレディアルバローザ(福永祐一)、
7着のコスモネモシン(丹内)、14着のダンスファンタジアが
第30回中山牝馬ステークス(2012年)に出走する。
ドナウブルーの京都牝馬ステークス(2012年)の勝利は、スローペースで積極的な競馬をさせたデムーロ騎手の好騎乗によるものでもあるが、2着に1馬身以上の差をつける快勝であった。
なおドナウブルーにとっては、
牝馬の一線級相手でも通用するかどうかがポイントとなる。
大外を回らされて脚を余したローズステークスを見るかぎり、
ホエールキャプチャとは大きな能力差がない。
よって第30回中山牝馬ステークス(2012年)、
充実著しいドナウブルーの連勝更新(継続)もあり得ると第30回中山牝馬ステークスの競馬理論の競馬予想では判断している。
一方、レディアルバローザ及びコスモネモシンの京都牝馬ステークス(2012年)の敗戦は、スローの上がり勝負で切れ味負けしたものであり、展開次第ではドナウブルーと差のない競馬も可能である。
よって第30回中山牝馬ステークス(2012年)、
イン有利の馬場で好位のインを追走できる展開になれば、
レディアルバローザ及びコスモネモシンが
穴を演出してもおかしくないと第30回中山牝馬ステークスの競馬理論の競馬予想では判断している。
ダンスファンタジアは、
京都牝馬ステークス(2012年)での見所のないレース内容を見るかぎり、
第30回中山牝馬ステークス(2012年)で好走するのは難しい。
別路線組では、
第30回中山牝馬ステークスのブロードストリート(鮫島)、アプリコットフィズ(田中勝)、
マイネイザベル(松岡)、オールザットジャズ及びアカンサス(内田博)が
第30回中山牝馬ステークス(2012年)に出走する。
ブロードストリートは小倉大賞典(2012年)で5着に敗れているが、出遅れて直線で行き場を失う不利を受けながらも0秒1差だったことから、一番強いレース内容であった。
また第30回中山牝馬ステークスのブロードストリートは、
秋華賞でレッドディザイア及び
ブエナビスタと互角の競馬をした実績もあるので、
展開さえはまれば一線級相手でも好走可能である。
よって第30回中山牝馬ステークス(2012年)、
展開次第でブロードストリートも好走可能と第30回中山牝馬ステークスの競馬理論の競馬予想では判断している。
一方、アプリコットフィズは、京成杯オータムハンデで後のマイルチャンピオンシップ2着馬フィフスペトルと、富士ステークスで後のマイルチャンピオンシップ馬エイシンアポロンと互角の競馬をしており、去年の秋以降に完全復活を遂げた。
よって第30回中山牝馬ステークス(2012年)、
牡馬の一線級と互角以上の競馬をしているアプリコットフィズにも
本命級の高い評価を与えて当然と、
第30回中山牝馬ステークスの競馬理論の競馬予想では判断している。
マイネイザベルは、
第30回中山牝馬ステークスのローズステークスでホエールキャプチャに迫ったように、
スローの瞬発力勝負になれば差はないが、
中山コースは不向きに思える。
またオールザットジャズは、2連勝の内容は強いが、
エリザベス女王杯の惨敗を見るかぎり
急激なメンバー強化の感は否めない。
またアカンサスは、
秋華賞4着の実績から大きな差はないようにも思えるが、
秋華賞の4着はコースロスのない競馬をさせた
横山典騎手の好騎乗によるものであったことを
頭に入れておくべきである。
よって第30回中山牝馬ステークス(2012年)、
マイネイザベル、オールザットジャズ及びアカンサスに
押さえ程度の評価を与えれば十分と第30回中山牝馬ステークスの競馬理論の競馬予想では判断している。
以上のように、第30回中山牝馬ステークスの競馬理論の競馬予想は、
第30回中山牝馬ステークス(2012年)に出走する
有力各馬の能力を分析した。
この分析結果に、
枠順、展開、調教及び馬場状態などを加味して、
第30回中山牝馬ステークス(2012年)の
最終的な予想を決断する。
第30回中山牝馬ステークスの競馬理論の競馬予想のファンの方は、
第30回中山牝馬ステークス(2012年)の予想をお楽しみに。
予想屋マスター事務局スタッフ片山・麻生が担当しております。 ご意見、ご要望などいただけたら嬉しいです。