みやこステークス(GⅢ)/京都/別定/1800m(右・ダート)
今週は、フルゲート16頭に対して21頭もの出走登録馬があった
みやこステークス(2019年)の予想について解説する。
みやこステークスは、今後のダートのG1戦線を占う意味でも注目を集める。
フェブラリーステークス馬インティ(川田)が1番人気となりそうだが、休み明けで59キロの斤量ということもあり、波乱もありうる。
そこで、競馬理論の競馬予想では、みやこステークスの出走予定馬の能力をステップレースごとに分析する。
目次
帝王賞組
6着のインティが出走登録している。
インティ
帝王賞の6着という結果は、一線級相手の強いメンバーと先行馬には厳しい展開によるものだが、少し負け過ぎでもあった。
なお、インティは、フェブラリーステークスを制しているが、楽に逃げる展開に恵まれたことも確かである。
よって、みやこステークスの予想では、インティにG1馬として高い評価を与えるべきだが、楽に逃げられなそうな場合には絶対視までは禁物である。
名鉄杯組
1着のスマハマ(藤岡佑介)が出走を予定している。
スマハマ
名鉄杯の勝利という結果は、着差以上に余裕があったことも確かだが、前が止まらない中京の馬場での楽逃げの展開に恵まれたものでもある。
ただし、スマハマは、長期休養明けだった東海ステークスでこそインティに離されてしまったが、これを除けば能力的に底を見せていない。
よって、みやこステークスの予想では、スマハマにもそれなりの高い評価を与えて当然である。
一方、テレ玉杯オーバルスプリント組
2着のワイドファラオ(ミルコ・デムーロ)が出走登録している。
ワイドファラオ
テレ玉杯オーバルスプリントの2着という結果は、小回りの浦和競馬場で逃げたノブワイルドを捕らえられなかっただけで力負けではない。
なお、ワイドファラオは、ダートでは能力的に底を見せていないが、ユニコーンステークスの勝利は楽に先行する展開に恵まれたことも確かである。
よって、みやこステークスの予想では、急激なメンバー強化を考慮すると、ワイドファラオには押さえ程度の評価を与えれば十分である。
アンタレスステークス組
4着のウェスタールンド(スミヨン)が出走を予定している。
ウェスタールンド
アンタレスステークスの4着という結果は、稍重の馬場で差しが届きにくい分届かず、脚を余してしまった。
なお、ウェスタールンドは、展開に恵まれたとは言えども、チャンピオンズカップで2着の実績がある。
よって、みやこステークスの予想では、差しが届く展開になるようであれば、ウェスタールンドの差し切りに注目すべきである。
平安ステークス組
4着のアナザートゥルース(大野拓弥)が出走登録している。
アナザートゥルース
平安ステークスの4着という結果は、オメガパフュームが3着に敗れるなどG3にしてはかなり強いメンバーだったこともあり、悲観すべき内容ではない。
なお、アナザートゥルースは、アンタレスステークスを制しているように着実に力をつけている。
よって、みやこステークスの予想では、アナザートゥルースにもそれなりの高い評価を与えるべきである。
シリウスステークス組
2着のアングライフェン(北村友一)・4着のジョーダンキング(岩田康誠)・5着のキングスガード(秋山真一郎)の合計3頭が出走を予定している。
アングライフェン
シリウスステークスの2着という結果は、休み明けでいつもより前目の位置で差のない競馬をしており、レース内容としては良かった。
よって、みやこステークスの予想では、アングライフェンにも注意を払って当然である。
ジョーダンキング
シリウスステークスの4着という結果は、終始外を回らされた上に早めに動かざるをえなかった分だけゴール前で歩いてしまったが、悲観すべき内容ではない。
よって、みやこステークスの予想では、ジョーダンキングがアングライフェンを逆転可能と判断すべきである。
キングスガード
シリウスステークスの5着という結果は、ハイペースの前崩れの展開に恵まれた感が強い。
よって、みやこステークスの予想では、キングスガードが好走するためには再度ハイペースの展開の助けが必要と判断すべきである。
3勝クラスの特別組
1着のアドマイヤビクター(和田竜二)及びスワーヴアラミス(シュタルケ)が出走を予定している。
アドマイヤビクター・スワーヴアラミス
3勝クラスの特別戦の勝利という結果は、いずれも楽勝であり、着差以上の強さを見せつけた。
よって、みやこステークスの予想では、急激なメンバー強化であっても、アドマイヤビクター及びスワーヴアラミスにもそれなりの高い評価を与えるべきである。
以上、みやこステークスに出走登録している有力各馬の能力を分析した。
この分析結果に、展開、調教、枠順、人気及び馬場状態などの様々な要素を加味して、みやこステークス(2019年)の最終的な予想を決断する。
予想屋マスター事務局スタッフ片山・麻生が担当しております。 ご意見、ご要望などいただけたら嬉しいです。