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2022/06/14

【 マーメイドステークス2022予想】 クラヴェルが初重賞制覇なるか?

出走日:2022年06月19日(日)
マーメイドステークス(GⅢ)/阪神/別定/2000m(右・芝)

今週は、フルゲート16頭に対して21頭もの出走登録馬があったマーメイドステークス(2022年)の予想について解説する。

 

マーメイドステークスは、G1戦線の直後に行われる上に、牝馬限定のハンデ戦である。

 

そのため、単勝1番人気の馬でも単勝オッズ3倍を超えそうな混戦模様である。

 

また、今年は、京都競馬場の改修工事の影響による変則開催で阪神の開幕週に行われ、先行馬と内枠が有利になる可能性が高そうである。

 

そこで、競馬理論の競馬予想では、マーメイドステークスの出走予定馬の能力をステップレースごとに分析する。

 

福島牝馬ステークス組

5着のルビーカサブランカ(岩田望)・6着のホウオウエミーズ(松山弘平)・14着のハギノリュクス(酒井学の合計3頭が出走登録している。

 

ルビーカサブランカ

福島牝馬ステークスの5着という結果は、前崩れの展開の助けがあったことは確かだが、スタートで大きく出遅れた分だけ届かなかっただけである。

 

なお、ルビーカサブランカは、愛知杯を制しており、牝馬限定の重賞ならば上位の能力を秘める。

 

ただし、愛知杯の勝利は、内で脚をためて直線でも内を突くロスのない展開に恵まれたことは頭に入れておくべきである。

 

よって、マーメイドステークスの予想においては、スタートさえ決めることができれば、ルビーカサブランカの巻き返しの可能性が高まると判断すべきである。

 

ホウオウエミーズ

福島牝馬ステークスの6着という結果は、前崩れの展開の助けがあったにも関わらず、伸び負けた。

 

また、ホウオウエミーズは、愛知杯においても15着と惨敗を喫しているように、重賞では力不足の感が強い。

 

よって、マーメイドステークスの予想においては、ホウオウエミーズが好走するためには、展開などの助けが相当必要と判断すべきである。

 

ハギノリュクス

福島牝馬ステークスのレース内容は見所がなかった。

 

よって、マーメイドステークスの予想においては、ハギノリュクスに高い評価は不要である。

 

日経新春杯組

8着のクラヴェル(北村友一)が出走を予定している。

 

クラヴェル

日経新春杯の8着という結果は、牡馬相手でメンバーが強すぎたこともあるが、じっくりと構えすぎて位置取りが悪すぎた。

 

なお、クラヴェルは、エリザベス女王杯で3着など重賞でも4戦連続で馬券圏内と好走を繰り返していた。

 

よって、マーメイドステークスの予想においては、堅実に脚を使うクラヴェルにもそれなりの高い評価を与えるべきである。

 

京都記念組

8着のマリアエレーナ(坂井瑠星)が出走登録している。

 

マリアエレーナ

京都記念の8着という結果は、アフリカンゴールドが逃げ残る前残りの展開ながらも伸びを欠いてしまっており、レース内容としては全く価値がなかった。

 

また、マリアエレーナは、愛知杯で2着に好走しているが、スローペースの好位のインという絶好の展開に恵まれたものである。

 

よって、マーメイドステークスの予想においては、マリアエレーナが好走するためには前残りの流れで楽に先行する展開の助けが必要と判断すべきである。

 

都大路ステークス組

4着のソフトフルート(川田将雅)が出走を予定している。

 

ソフトフルート

都大路ステークスの4着という結果は、1番人気を裏切ってしまったが、直線で前が狭くなったものであり、力負けではない。

 

また、ソフトフルートは、愛知杯で4着に敗れてしまったが、コース取りの差を考えると負けて強しの内容であった。

 

更に、ソフトフルートは、エリザベス女王杯でも4着の実績がある。

 

よって、マーメイドステークスの予想においては、ソフトフルートにもそれなりの高い評価を与えるべきである。

 

メトロポリタンステークス組

4着のウインマイティーが出走登録している。

 

ウインマイティー

メトロポリタンステークスの4着という結果は、楽に逃げる展開だったが、上位3頭には差し込まれてしまった。

 

また、ウインマイティーは、展開に恵まれて好走したオークス3着のあとは凡走を繰り返している。

 

よって、マーメイドステークスの予想においては、ウインマイティーが好走するためには内枠を引いて好位のインを追走するなどの展開の助けが必要と判断すべきである。

 

新潟大賞典組

9着のアイコンテーラー(亀田)が出走を予定している

 

アイコンテーラー

新潟大賞典の9着という結果は、1番人気を裏切ってしまったが、レース内容としても見所はなかった。

 

なお、アイコンテーラーは、愛知杯で5着に粘り込んでいるが、イン有利の馬場且つスローで逃げる展開に恵まれたものである。

 

よって、マーメイドステークスの予想においては、アイコンテーラーが好走するためにはイン有利の馬場で楽に先行するなど展開の助けが必要と判断すべきである。

 

メイステークス組

2着のエイシンチラーが出走登録している。

 

エイシンチラー

メイステークスの2着という結果は、カレンシュトラウスにこそ力負けであったが、OPでも通用するメドをつけた。

 

よって、マーメイドステークスの予想においては、牝馬限定のハンデ戦の弱いメンバー構成を考慮すると、エイシンチラーにも押さえ程度の評価は与えるべきである。

 

以上、マーメイドステークスに出走登録している有力各馬の能力を分析した。

 

この分析結果に、展開、調教、枠順、人気及び馬場状態などの様々な要素を加味して、マーメイドステークス(2022年)の最終的な予想を決断する。

 

過去10年の連対馬一覧表

年度

馬番

馬名

馬齢

人気

騎手

ハンデ

2021

1

1

シャムロックヒル

4

10

藤懸貴

50

2

13

クラヴェル

4

5

横山典

51

3

5

シャドウディーヴァ

5

6

福永祐

55

2020

1

13

サマーセント

4

7

酒井学

50

2

6

センテリュオ

5

2

福永祐

55

3

1

リュヌルージュ

5

3

団野大

53

2019

1

3

サラス

4

7

松若風

51

2

16

レッドランディーニ

4

10

池添謙

51

3

15

スカーレットカラー

4

5

岩田康

53

2018

1

3

アンドリエッテ

6

10

国分恭

51

2

1

ワンブレスアウェイ

5

9

津村明

53

3

12

ミエノサクシード

5

4

川島信

54

2017

1

10

マキシマムドパリ

5

3

藤岡佑

55

2

4

クインズミラーグロ

5

2

幸英明

54

3

1

アースライズ

5

6

中谷雄

54

2016

1

12

リラヴァティ

5

6

松若風

53

2

7

ヒルノマテーラ

5

7

四位洋

51

3

1

ココロノアイ

4

5

横山典

55

2015

1

2

シャトーブランシュ

5

8

藤岡康

53

2

12

マリアライト

4

1

蛯名正

53

3

13

パワースポット

7

10

大野拓

53

2014

1

13

ディアデラマドレ

4

1

藤岡康

53

2

14

コスモバルバラ

5

13

岩崎翼

50

3

9

フーラブライド

5

2

酒井学

56

2013

1

14

マルセリーナ

5

7

川田将

56

2

12

アグネスワルツ

6

10

国分恭

55

3

7

アロマティコ

4

1

浜中俊

54

2012

1

3

グルヴェイグ

4

1

ウィ

53

2

6

クリスマスキャロル

5

7

藤懸貴

50

3

7

メルヴェイユドール

5

10

酒井学

50

出走登録馬

馬名

馬齢

前走

馬名

馬齢

前走

クラヴェル

5

日経新春杯(G2)8着

ホウオウエミーズ

4

福島牝馬S(G3)6

マリアエレーナ

4

京都記念(G2)8着

アイコンテーラー  

4

新潟大賞典(G3)  9

ルビーカサブランカ

5

福島牝馬S(G3)5

ラヴユーライヴ

4

愛知杯(G3)12

ソフトフルート

5

都大路S(L)4

ハギノリュクス

4

福島牝馬S(G3)14

シンハリング

牝6

福島牝馬S(G3)4

リアアメリア

5

府中牝馬(G2)17

ウインマイティー

5

メトロポリタンS(L)4

     

Q1:阪神芝2000mの特徴

阪神芝2000mの特徴を教えてください。昨年は斤量50キロのシャムロックヒルの逃げ切り勝ちで大波乱となりました。今年も内枠や逃げ先行馬、軽ハンデの馬に注意した方がいいでしょうか?

Q2:クラヴェルの評価

昨年の2着馬で、エリザベス女王杯3着のクラヴェルが出走予定です。いつも後方からよく追い込んでいると思います。前走の日経新春杯は伸びず4番人気8着でしたが、肺出血があったそうです。度外視してもいいのでしょうか?マスターの評価を教えてください。

Q3:愛知杯(G3)組の評価

愛知杯から、7番人気1着のルビーカサブランカ、3番人気2着のマリアエレーナ、2番人気4着のソフト フルート、9番人気5着のアイコンテーラー、10番人気12着のラヴユーライヴ、13番人気15着のホウオウエミーズが出走予定です。ルビーカサブランカは後方の内目で脚を溜め、直線は内を突いて伸びました。マリアエレーナは内枠を生かしてロスがなく、ソフトフルートは後方待機で、直線は外を伸びましたが届きませんでした。アイコンテーラーは逃げて粘り、ラヴユーライヴとホウオウエミーズは出遅れました。ルビーカサブランカとマリアエレーナは展開が向いたとみていいでしょうか?

Q4:福島牝馬S(G3)組の評価

福島牝馬Sから13番人気4着のシンハリング、 2番人気5着のルビーカサブランカ、8番人気6着のホウオウエミーズ、15番人気14着のハギノリュクスが出走予定です。シンハリングは中団外目を追走し直線も伸び、ルビーカサブランカと僅差でした。ルビーカサブランカは出遅れて最後方から押して行き、直線も追い込みましたが届きませんでした。前々走の中山牝馬Sも出遅れて後方外目を追走し2番人気6着でした。愛知杯で勝ったことで過剰評価になっていたのか、出遅れが響いているのかどちらでしょうか?距離が伸びるのは良さそうに見えますがマスターの評価を教えてください。

Q5:ウインマイティーの評価

メトロポリタンSで4番人気4着のウインマイティーが出走予定です。スタートは悪かったですがハナに立ち、粘りましたが最後差されました。前々走の福島民報杯では休み明けで約9ヵ月ぶりの実戦、外枠から先行しましたがハイペースで前崩れとなり10番人気9着でした。オークス3着馬ですが、その後の成績は冴えません。今回のメンバーではどうでしょうか?

Q6:ソフトフルートの評価

都大路Sで1番人気4着のソフトフルートが出走予定です。7頭立てで、3番手の内目で位置取りは悪くなかったと思うのですが、直線は少し前が壁になるところがありました(椎名さんシフルマン優勝おめでとうございます) 。前々走の金鯱賞はメンバーも強く、最後方からの競馬で直線は内を選びましたが届きませんでした。エリザベス女王杯では11番人気4着と好走しています。今回巻き返しはあるでしょうか?

Q7:ユニコーンSについて

同日に行われる3歳ダート重賞のユニコーンSですが、昨年のユニコーンS組は古馬に通用しておらず、ダート4歳世代はレベルが低いかも、とマスターは言っていましたが、今も同じ見解でしょうか?また、今年のユニコーンSにNHKマイルCで2番人気5着のインダストリアが出走するそうです。少しもったいないような気がするのですが、もし椎名さんが馬主だったらダートを試してみたい馬ですか?

 

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この記事を書いた人
事務局スタッフ片山・麻生

予想屋マスター事務局スタッフ片山・麻生が担当しております。 ご意見、ご要望などいただけたら嬉しいです。

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