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2021/06/15 2021/06/18

【 マーメイドステークス2021予想】 ソフトフルートが初の重賞制覇なるか?

出走日:2021年06月20日(日)
マーメイドステークス(G3)/阪神競馬場/芝2000m/右/条件:サラブレッド系3歳以上牝馬/賞金:3500万円

 

今週は、フルゲート16頭に対して23頭もの出走登録馬があったマーメイドステークス(2021年)の予想について解説する。

 

マーメイドステークスは、G1戦線の直後に行われる上に、牝馬限定のハンデ戦である。

 

そのため、単勝1番人気の馬でも単勝オッズ3倍を超えそうな混戦模様である。

 

また、今年は、京都競馬場の改修工事の影響による変則開催で阪神の開幕週に行われるということもあり、先行馬と内枠が有利になる可能性がある。

 

そこで、競馬理論の競馬予想では、マーメイドステークスの出走予定馬の能力をステップレースごとに分析する。

 

シドニートロフィー組

1着のソフトフルート(横山和生)・2着のアカイイト(松山弘平)・4着のクラヴェル(横山典弘)・6着のイルマタル(酒井学)8着のシャレード(斎藤新)・12着のペチプドフシチョウの合計6頭が出走登録している。

 

ソフトフルート

シドニートロフィーの勝利という結果は、スローペースを大外から差し切る着差以上に強い内容であった。

 

そこで問題となるのは、ソフトフルートが重賞でも通用するかどうかだが、秋華賞で3着、エリザベス女王杯で6着に好走しており、マーメイドステークスのメンバーに入ればむしろ実績上位である。

 

よって、マーメイドステークスの予想においては、ソフトフルートにかなり高い評価を与えて当然である。

 

アカイイト

シドニートロフィーの2着という結果は、直線で内を突いて一旦は先頭にたったものの、外からソフトフルートに差されてしまった。

 

なお、アカイイトは、京橋ステークスにおいて、ソフトフルートに先着しており、能力的には大きな差がない。

 

よって、マーメイドステークスの予想においては、崩れなく脚を使うアカイイトにも、展開の助けがあるようであれば、ソフトフルートと同程度の評価を与えるべきである。

 

クラヴェル

シドニートロフィーの4着という結果は、直線で一瞬仕掛けが遅れた分だけ敗れてしまったが、大きな差はなかった。

 

なお、クラヴェルは、3勝クラスに上がってクラスの壁にぶつかっている感はあるものの、大きくは負けていないことも確かである。

 

よって、マーメイドステークスの予想においては、展開やハンデの助けがあるようであれば、クラヴェルにも注意が必要である。

 

イルマタル・シャレード・ペチプドフシチョウ

シドニートロフィーのレース内容は見所がなかった。

 

よって、マーメイドステークスの予想においては、イルマタル、シャレード及びペチプドフシチョウに高い評価は不要である。

 

メイステークス組

1着のアブレイズ(浜中俊)が出走を予定している。

 

アブレイズ

メイステークスの勝利という結果は、先頭・2番手の2頭が2~3着に残る展開を差し切っており、着差以上に強い内容であった。

 

なお、アブレイズは、愛知杯で4着や福島牝馬ステークスで6着など、牝馬限定の重賞でも展開やハンデの助けがあれば好走可能である。

 

よって、マーメイドステークスの予想においては、アブレイズにもそれなりの高い評価を与えるべきである。

 

福島牝馬ステークス組

3着のサンクテュエール(川田将雅)・4着のフィリアプーラ(菊沢)・5着のムジカ(秋山真一郎)・9着のミスニューヨーク(加藤祥太)・10着のパッシングスルー(荻野極)の合計5頭が出走登録している。

 

サンクテュエール

福島牝馬ステークスの3着という結果は、ディアンドルが逃げ切る前残りの流れを好位で追走する展開に恵まれたものである。

 

よって、マーメイドステークスの予想においては、サンクテュエールが好走するためには、開幕週の前残りの馬場で楽に先行するなど展開の助けが必要と判断すべきである。

 

フィリアプーラ

福島牝馬ステークスの4着という結果は、好位のインを追走する展開に恵まれたものであり、レース内容としての価値は高くない。

 

よって、マーメイドステークスの予想においては、フィリアプーラに高い評価は不要である。

 

ムジカ

福島牝馬ステークスの5着という結果は、直線で内に寄られて行き場がなくなる大きな不利を受けてのものであり、スムーズな競馬ならば差し切っていた可能性が高い。

 

なお、ムジカは、ローズステークスでも2着に追い込んでおり、重賞でも通用する能力を秘める。

 

よって、マーメイドステークスの予想においては、開幕週でも差しが届く展開になるようであれば、ムジカの差し切りまでありうると判断すべきである。

 

ミスニューヨーク

福島牝馬ステークスの9着という結果は、馬群の中で揉まれた上に直線で前が壁になってしまっており、度外視可能である。

 

なお、ミスニューヨークは、秋華賞でも5着に好走しており、能力的には重賞でも差はない。

 

よって、マーメイドステークスの予想においては、展開の助けがあるようであれば、ミスニューヨークにも押さえ程度の評価を与えるべきである。

 

パッシングスルー

福島牝馬ステークスのレース内容は見所がなかった。

 

よって、マーメイドステークスの予想においては、パッシングスルーに高い評価は不要である。

 

中山牝馬ステークス組

5着のシャドウディーヴァ(福永祐一)が出走登録している。

 

シャドウディーヴァ

中山牝馬ステークスの5着という結果は、極悪馬場であったが、直線ではよく追い込んだ。

 

なお、シャドウディーヴァは、府中牝馬ステークスにおいて、後の有馬記念2着馬サラキアの2着に追い込んでおり、このメンバーならば実績的・能力的にも遜色がない。

 

よって、マーメイドステークスの予想においては、開幕週でも差しが届く展開になるようであれば、シャドウディーヴァにも押さえ程度の評価を与えるべきである。

 

須磨特別組

1着のロータスランド(藤岡康太)が出走を予定している。

 

ロータスランド

須磨特別の勝利という結果は、スローペースの2番手追走から押し切ったものであり、レース内容としての価値は微妙である。

 

ただし、ロータスランドは、早苗賞でバビットと首差の2着に好走しており、そのバビットがその後ラジオNIKKEI賞及びセントライト記念と連勝しており、単純なメンバー比較では最上位と見ることもできる。

 

よって、マーメイドステークスの予想においては、出走さえ叶うようであれば、2連勝中の上がり馬ロータスランドに高い評価を与えるべきである。

 

ターコイズステークス組

2着のアンドラステ(岩田望)が出走登録している。

 

アンドラステ

ターコイズステークスの2着という結果は、スマイルカナに鼻差だけ届かなかったが、レース内容としては互角であった。

 

なお、アンドラステは、エプソムカップ4着、関屋記念3着と重賞でもメドをつけている。

よって、マーメイドステークスの予想においては、休み明けであってもアンドラステにも注意を払うべきである。

 

以上、マーメイドステークスに出走登録している有力各馬の能力を分析した。

 

この分析結果に、展開、調教、枠順、人気及び馬場状態などの様々な要素を加味して、マーメイドステークス(2021年)の最終的な予想を決断する。

 

教えてマスターQ&A マーメイドS編

2021年マーメイドSに関する以下の質問に予想屋マスターが 【教えてマスターQ&A・マーメイドS・2021】で答えています。こちらの記事とあわせてご覧ください。

過去10年の連対馬一覧表

年度

馬番

馬名

馬齢

人気

騎手

ハンデ

2020

1

13

サマーセント

4

7

酒井学

50

2

6

センテリュオ

5

2

福永祐

55

3

1

リュヌルージュ

5

3

団野大

53

2019

1

3

サラス

4

7

松若風

51

2

16

レッドランディーニ

4

10

池添謙

51

3

15

スカーレットカラー

4

5

岩田康

53

2018

1

3

アンドリエッテ

6

10

国分恭

51

2

1

ワンブレスアウェイ

5

9

津村明

53

3

12

ミエノサクシード

5

4

川島信

54

2017

1

10

マキシマムドパリ

5

3

藤岡佑

55

2

4

クインズミラーグロ

5

2

幸英明

54

3

1

アースライズ

5

6

中谷雄

54

2016

1

12

リラヴァティ

5

6

松若風

53

2

7

ヒルノマテーラ

5

7

四位洋

51

3

1

ココロノアイ

4

5

横山典

55

2015

1

2

シャトーブランシュ

5

8

藤岡康

53

2

12

マリアライト

4

1

蛯名正

53

3

13

パワースポット

7

10

大野拓

53

2014

1

13

ディアデラマドレ

4

1

藤岡康

53

2

14

コスモバルバラ

5

13

岩崎翼

50

3

9

フーラブライド

5

2

酒井学

56

2013

1

14

マルセリーナ

5

7

川田将

56

2

12

アグネスワルツ

6

10

国分恭

55

3

7

アロマティコ

4

1

浜中俊

54

2012

1

3

グルヴェイグ

4

1

ウィ

53

2

6

クリスマスキャロル

5

7

藤懸貴

50

3

7

メルヴェイユドール

5

10

酒井学

50

2011

1

8

フミノイマージン

5

2

太宰啓

55

2

4

ブロードストリート

5

7

岩田康

56

3

5

アースシンボル

6

13

高倉稜

52

出走予定馬

馬名

馬齢

前走

馬名

馬齢

前走

シャドウディーヴァ

5

中山牝馬S(G3)5

フィリアプーラ

5

福島牝馬S(G3)4

ソフトフルート

4

シドニーT(3勝クラス)

1

ムジカ

4

福島牝馬S(G3)5

サンクテュエール

4

福島牝馬S(G3)3

カセドラルベル

5

都大路S(L)4

ミスマンマミーア

牝6

目黒記念(G2)12

アカイイト

4

シドニーT(3勝クラス)

2

アブレイズ

4

メイS(OP)1

パッシングスルー

5

福島牝馬S(G3)10

ロータスランド

4

須磨特別(2勝クラス)

1

イルマタル

5

シドニーT(3勝クラス)6

ミスニューヨーク

4

福島牝馬S(G3)9

   

レッドベルディエス

5

ヴィクトリアM(G1)

12

   

 

Q1:阪神芝2000mの特徴

阪神芝2000mの特徴を教えてください。内回りコースですが、内回りが得意な馬と外回りが得意な馬というのはいるのでしょうか?

Q2:軽ハンデの方がいい?

マーメイドSはハンデ重賞で、過去の成績を見るとかなり荒れています。これはハンデ戦だからでしょうか?また、過去10年のデータを見ると、比較的軽ハンデの馬が好走していると思いますが、人気馬でハンデが重い場合は疑ったほうがいいのでしょうか?

Q3:ソフトフルートとシャドウディーヴァの比較

中山牝馬5着、東京新聞杯3着のシャドウディーバですが、いつもよく後ろから追い込んでいると思います。シドニーT勝ち馬のソフトフルートとは、エリザベス女王杯で対戦しており、シャドウディーバ8着、ソフトフルート6着でした。エリザベス女王杯のシャドウディーバは最後の直線で進路が見つからないロスがあったように見えました。マスターはどちらを上に取りますか?

Q4:福島牝馬S組の評価

福島牝馬Sから10番人気3着のサンクテュエール、12番人気4着のフィリアプーラ、6番人気5着のムジカ、3番人気9着のミスニューヨーク、9番人気10着のパッシングスルーが出走予定です。ムジカは出遅れ、最後の直線でも外の馬に寄られ不利を受けての5着です。この中では上位とみていいのでしょうか?ミスニューヨークは最初 馬混みの中にいて脚を使えなかった感じもしました。スムーズは位置だったらもっと上位だったと考えていいのでしょうか?

Q5:パッシングスルーの評価

パッシングスルーは前は先行していたのに、ここ近走は後ろからの競馬をしています。ダートを使って芝に戻ってからも成績が冴えません。一昨年はカレンブーケドールに勝っていますが、俗にいう『ズブくなった』ということなのでしょうか?

Q6:ミスマンマミーアの買い時は?

目黒記念で3番人気15着となったミスマンマミーアですが、マスターの予想では低評価でした。いつも追い込む馬ですが、今回もスローになりそうなら買ってはいけない馬、ハイペースなら買うべき馬と考えていいですか?

Q7:ロータスランドの評価

阪神で2連勝中のロータスランドについて。昨年は爪の状態が悪かったようで1回しか走っていませんが、今年は安定して好走していると思います。マスターの評価を教えてください。

Q8:2着付け、3着付けの3連単について

日本ダービーのライブ配信で、マスターは『2着付け、3着付けの3連単を買う意味が分からない』と言っていましたが、もう少し詳しく説明をお願いします。マスターと椎名さんのライブ配信とても楽しかったです。次回のライブ配信も楽しみにしてます!

 

なぜプロプランに人数制限しているのか?
次回当選:6/3(土)AM11:00
この記事を書いた人
事務局スタッフ片山・麻生

予想屋マスター事務局スタッフ片山・麻生が担当しております。 ご意見、ご要望などいただけたら嬉しいです。

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