マーチステークス( G3)/中山競馬場/ダート1800m/右/条件:サラブレッド系4歳以上/賞金:3600万

今週は、フルゲート16頭に対して20頭もの出走登録馬があったマーチステークス(2020年)の予想について解説する。
マーチステークスは、フェブラリーステークス後で一線級不在なメンバー構成の上に、ハンデ戦である。
去年の夏以降崩れなく走っているスワーヴアラミスが人気を集めそうだが、ハンデ重賞ということもあり、波乱の可能性もありうる。
そこで、競馬理論の競馬予想では、マーチステークスの出走予定馬の能力をステップレースごとに分析する。
目次
アルデバランステークス組
2着のスワーヴアラミス(藤岡康太)が出走登録している。
スワーヴアラミス
アルデバランステークスの2着という結果は、6連勝中のロードレガリスにこそ差されてしまったが、3着以下に5馬身もの差をつけており負けて強しの内容であった。
また、スワーヴアラミスは、3着に破れた3走前もゲート入りで嫌がって出遅れてしまっただけであり、能力的にも底を見せていない。
よって、マーチステークスの予想では、重賞でもあっても、スワーヴアラミスに本命級の高い評価を与えるべきである。
仁川ステークス組
2着のクリンチャー(石橋脩)・4着のコマビショウ(津村明秀)・5着のテーオーフォース(鮫島)・8着のナムラアラシ(内田博幸)・13着のメイショウスミトモ・15着のテルペリオン(横山武)の合計6頭が出走を予定している。
クリンチャー
仁川ステークスの2着という結果は、前崩れの差しが届きやすい展開に恵まれたことは確かだが、初ダートでの2着は立派である。
ただし、仁川ステークスでクビ差の3着だったアポロテネシーは、その前のアルデバランステークスでスワーヴアラミスに6馬身半も離されてしまっている。
よって、マーチステークスの予想では、クリンチャーにもそれなりの評価を与えるべきだが、過大評価は禁物である。
コマビショウ
仁川ステークスの4着という結果は、オープンに入って初めて見せ場を作ったが、ゴール前でクリンチャーに差されてしまった。
よって、マーチステークスの予想では、ハンデ次第で、コマビショウがクリンチャーと互角の競馬は可能とみることもできるが、押さえ程度の評価を与えれば十分である。
テーオーフォース・ナムラアラシ・メイショウスミトモ・テルペリオン
仁川ステークスのレース内容は見どころがなかった。
よって、マーチステークスの予想では、テーオーフォース、ナムラアラシ、メイショウスミトモ及びテルペリオンに高い評価は不要である。
フェブラリー組
5着のタイムフライヤー(ミナリク)が出走登録している。
タイムフライヤー
フェブラリーステークスの5着という結果は、逃げ争いから離れた3番手を気分良く追走できたにせよ、先行馬総崩れの展開の中で掲示板を確保しており、悪くない内容であった。
なお、タイムフライヤーは、ダートに路線を変更してからは、勝ちきれてはいないものの、強敵相手にそこそこ走っている。
よって、マーチステークスの予想では、メンバー弱化を考慮すると、タイムフライヤーにも高い評価を与えて当然である。
総武ステークス組
1着のメイショウワザシ(柴田善臣)が出走を予定している。
メイショウワザシ
総武ステークスの勝利という結果は、マイペースで逃げを打てたこともあるが、余裕のある勝ちっぷりだった。
よって、マーチステークスの予想では、楽に逃げを打てるようであれば、メイショウワザシの逃げ粘りに注意を払うべきだが、リアンヴェリテとの兼ね合いを考えると惨敗もあり得る。
ペテルギウスステークス組
1着のワイルドカード(北村宏司)が出走登録している。
ワイルドカード
ペテルギウスステークスの勝利という結果は、スローペースの前残りの展開の好位のインを追走する展開に恵まれたものだが、楽に逃げたスマハマを差し切ったことは立派である。
よって、マーチステークスの予想では、ワイルドカード好走できるかは、再度先行馬有利の展開になるかどうかがポイントになると判断すべきである。
以上、マーチステークスに出走登録している有力各馬の能力を分析した。
この分析結果に、展開、調教、枠順、人気及び馬場状態などの様々な要素を加味して、マーチステークス(2020年)の最終的な予想を決断する。

予想屋マスター事務局スタッフ片山・麻生が担当しております。 ご意見、ご要望などいただけたら嬉しいです。
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