毎日王冠(GⅡ)/東京/別定/1800m(左・芝)
今週は、フルゲート18頭に対して9頭の出走登録にとどまった
毎日王冠(2019年)の予想について解説する。
毎日王冠は、頭数こそ揃わなかったものの、秋の天皇賞へのステップレースということもあり、一線級が揃った。
毎日王冠では、去年の覇者アエロリット(津村明秀)が人気を集めそうだが、日本ダービー2着馬ダノンキングリー(戸崎圭太)や安田記念馬インディチャンプ(福永祐一)、マイルチャンピオンシップ馬ペルシアンナイト(シュタルケ)なども出走を予定しており、混戦模様である。
そこで、競馬理論の競馬予想では、毎日王冠の出走予定馬の能力をステップレースごとに分析する。
目次
安田記念組
1着のインディチャンプ・2着のアエロリット・6着のモズアスコット(内田博幸)・7着のケイアイノーテック(幸英明)・の合計4頭が出走登録している。
インディチャンプ
安田記念の勝利という結果は、先行した3頭から離れた4番手のインを進んでのものであり、インが有利な馬場を最大限に生かした。
なお、インディチャンプは、超スローの瞬発力勝負となったマイラーズカップ以外は崩れておらず、休み明けでも問題ない。
よって、毎日王冠の予想では、安田記念馬というだけで絶対視までは禁物だが、インディチャンプにかなり高い評価を与えるべきである。
アエロリット
安田記念の2着という結果は、楽に逃げる展開に恵まれたものだが、牡馬の一線級相手でも通用する能力を改めて示した。
また、アエロリットは、去年の覇者であるように、この舞台も得意である。
よって、毎日王冠の予想では、前が止まりにくい開幕週の馬場を考慮すると、アエロリットの連覇の可能性もありうると判断すべきである。
モズアスコット
安田記念の6着という結果は、ラチ沿いを走れなかった分だけ負けてしまったが、着差を考えると悲観すべき内容ではない。
よって、毎日王冠の予想では、展開の助けがあれば、モズアスコットも好走可能と判断すべきである。
ケイアイノーテック
安田記念のレース内容は見所がなかった。
よって、毎日王冠の予想では、ケイアイノーテックに高い評価は不要である。
札幌記念組
5着のペルシアンナイト(シュタルケ)が出走を予定している。
ペルシアンナイト
札幌記念の5着という結果は、マイル戦線よりもかなりレベルの高い中距離戦線の一線級相手に小差で走っており、復調を印象づける内容であった。
また、ペルシアンナイトは、今年に入って惨敗が続いているが、いずれもイン有利の馬場で外を回されたり、不利を受けたりと、度外視可能で力負けではない。
よって、毎日王冠の予想では、マイルチャンピオンシップ馬という実績に敬意を表して、ペルシアンナイトにもそれなりの高い評価を与えるべきである。
日本ダービー組
2着のダノンキングリー(戸崎圭太)が出走登録している。
ダノンキングリー
日本ダービーの2着という結果は、5番手のインを追走とイン有利の馬場を最大限に生かしながらもロジャーバローズを差しきれなかったことは残念だが、距離が長すぎた割にはよく頑張っている。
また、ダノンキングリーは、同じ東京1800mで行われた共同通信杯において、G1を2勝しているアドヤイヤマーズを寄せ付けずに楽勝している。
よって、毎日王冠の予想では、初の古馬相手であっても、ダノンキングリーに本命級のかなり高い評価を与えるべきである。
鳴尾記念組
4着のギベオン(岩田望)が出走を予定している。
ギベオン
鳴尾記念の4着という結果は、メールドグラースにこそ力負けであったが、2~3着馬とは出遅れた分の差である。
また、ギベオンは、同じ府中のNHKマイルカップで2着の実績がある。
よって、毎日王冠の予想では、ギベオンに押さえ程度の評価は与えるべきである。
以上、毎日王冠に出走登録している有力各馬の能力を分析した。
この分析結果に、展開、調教、枠順、人気及び馬場状態などの様々な要素を加味して>毎日王冠(2019年)の最終的な予想を決断する。
予想屋マスター事務局スタッフ片山・麻生が担当しております。 ご意見、ご要望などいただけたら嬉しいです。